ワタシが毎日巡回しているWebサイト、まぁけっこうありますが・・・まずはみんカラやmixiのお友達のページはもちろんですけども、それ以外にもクルマ関連、iPodやMac関連、徳島ローカル関係などなど。。
おととい、iPod touch関連のサイトを見ていて、興味深い記事を見つけてしまいました。。それは、、、
ノイズキャンセルヘッドホン使用レポート
というもの。ノイズキャンセルヘッドホンってご存じでしょうか? ヘッドホン本体に装備された
マイク(スピーカー、じゃなくてね)から周囲の雑音を集音し、逆位相の雑音をヘッドホンのスピーカーから耳に出すことで雑音の成分を相殺してしまい、結果として「静かなリスニング環境」を作り出す、というもの。
これ、少し前の高級車で採用された「アクティブノイズキャンセラー」なんかと同じ仕組みのものですね。つまり防音することによって周囲の雑音をカットするのではなく、周囲の雑音と逆の位相の音を発生させることによって「雑音を消す」という、アクティブ消音技術なんですよ。
このアクティブノイズキャンセラー回路を搭載したヘッドホンって、数年前から出始めてましたけども、まぁ言ってみたら高級ヘッドホンで使うような高価なシロモノですので、数万円というようなヘッドホンにしか付いてませんでした。
それが・・・このたまたま見つけた記事によると・・・最近は劇的に安くなってきてて、サンワサプライから発売されているものだと定価で6000円、ネット直販価格で5000円まで、というようなところまできている、っていうんですよ(汗)
実際に飛行機の中や地下鉄の中で使ってみると、明らかに周囲の雑音を消してくれて、通常よりも小さな音量で音楽を聴くことができる、っていうんですからお立ち会い!(爆)
ニンゲンの耳っていうのは自分に不必要な音っていうのは脳内で自動的に消してくれるものですけども、実際にはこの「不必要な音をカットする」という作業を脳内でずっと続けているため、これが疲れの原因になるっていうことらしいですね。
余談ですが、この「自分に不必要な音を脳内で聞こえなくしてしまう」っていうのは、後天的にニンゲンにできあがってくるんだそうで、生まれたばかりの赤ちゃんは、周囲の音をそうしたフィルタなしに全部聞いてるんだそうです。だから、ちょっとした音にもビンカンに反応して泣いてしまう、っていうようなことがあるんだとか。
自分にとって何が要らない音なのか、というのは育っていく環境によって大きく変わってくるのだそうです。当然、国によっても違うんですって。
たしかにワタシも、ろくむし号のマフラーが現在のアペックスになる前、爆音マフラーを装着していたときには高速走行がニガテでして(^^;) 今までなら全然苦にもならなかった京都までの200キロの高速走行でどっと疲れてた、っていう経験があります。トシのせいかなぁ?って思ったのですが(^^;)、その後、静かで高速走行時に籠もり音のしない現在のマフラーに交換するとまるで疲れ方が違う、っていう経験をしていますからね~(^^;) ほんとに長時間にわたってノイズを聞き続けるというのは、本人は意識してなくてもカラダは疲れていくものなんですよね。。
実際にはワタシがヘッドホンを使って音楽を聴くっていうような機会はそうそうあるものではないんですけども、純粋に技術的な興味から、このノイズキャンセルヘッドホン、すんごい欲しくなってしまいました(>_<)
で、あとはご想像の通り(ちゅど~んっ!)
オンライン通販ボタンを「ポチッとな」しちゃってました(T_T) で、それがさっそく昨日のうちに会社に届いたのです(^^)
もともとiPodに付いてくる純正のイヤホンって、とりあえず
ボロい(>_<)
ってのが不満ではあったんですよね(苦笑)カッコは別に普通のインナーイヤー型なんですけども、とにかくね~ 音量を上げ気味にして聞いてみると、低音成分は出ない、というよりも
音が割れる(^^;)んです。聞くに堪えない状態になることもしばしば(涙)
なので、あんまりiPodにヘッドホンを付けて聞くということはないにしても、実際に聞くときにはこれではなぁ~っていう不満はずっと持ってたので、そんなこともあっての購入だったわけですが(と、言い訳してみるテスト)
さてさて、そんなことで手元にやってきたハイテクヘッドホン(^o^)
さっそくテストしてみました(^^)まずはこれ、動作確認用の電池が付いていないので単4電池を入れます。ヘッドホンには普通は電池って必要ないですが、この電池はノイズキャンセラー回路のために使うもの。このヘッドホンは折りたたみ式のネックタイプ(っていうのかな?)でして、首の後ろに回すアームの中央部に単4電池をひとつ入れるようになります。
とりあえず事務所でこのヘッドホンを装着し、音楽再生をせずにノイズキャンセラーをONにしてみました。すると・・・
おおおおお(*^_^*)
たしかに、スイッチを入れたとたんに「すっ」と、事務所が静かになるんですよ~(萌)これにはたまげた!(^^)/ もちろん、ヒトの会話などが消えるわけではなく、ずーっと聞こえているサーバーのファンの音とかエアコンの吹き出し音なんかが聞こえなくなるんですよ~(*^_^*) これはすごいわ!
もちろん事務所にはこれ以外にもいろんな騒音成分の音がありますが、それらはそんなに変わらない感じ。もちろん、事務員のオバチャンたちのかしましい話し声なんかはそのまま素通りですね(ちゅど~んっ!)
よくこのテの高級ヘッドホンは録音スタジオで使われたりとか、もっと騒音低減用途に特化して、騒音の大きな作業場なんかで「騒音を消す」という目的のためだけに装着される、っていうようなこともあるというのは聞いたことがありましたが、たしかにこれなら音楽を楽しむためではなく、「静かになりたい」というために利用する、ってことにも使えるな~って感じです。
こりゃいい! ってんで、次は階下に降りていってセリ場に出てみました。セリ場ってセリをしていない時でも常に流水を落としている場所があったりとか、冷凍機が回っていたりして、けっこうウルサい場所なんですよ。もちろん、いつもなら意識もしないようになってしまってますけどね。
ここでノイズキャンセラーをONにしてみました。 すると・・・
ん? あんまり変わんないね(^^;)
意外にもセリ場ではあんまり効果がないんですよね(苦笑)どうやらこのノイズキャンセラー回路は、主に低音でずーっと継続して聞こえてくるような音を有効にカットしてくれるみたいです。
水の流れ落ちる「ざーーーーーっ」っていう音は高音成分みたいなので、いまいちカットしてくれないのかな。
やっぱり万能ではない、ってことみたい(^^;)
これだと、たしかに飛行機の中の「ごーーーっ」っていうジェットエンジンの音や、フェリーに乗っているときのエンジンの音、地下鉄の籠もり音なんかにはかなり有効なんじゃないかと思いますね(^^)
次に、MacBookに繋いで実際に音楽を再生してみました。このヘッドホンのいいところは、ノイズキャンセラーをOFFにしている状態でも普通のヘッドホンとして使えるってことですね(^^)
このノイズキャンセラー回路をONにしたり、OFFにしたりして聞き比べてみたんですけど・・・明らかに違いますね~(^o^)
そんなにウルサいと思ったことはない事務所の中でも、ノイズキャンセラーをONにすると、再生されている音楽のボリュームがちょっと大きくなるような感覚があります。騒音が聞こえなくなる分、音楽が大きく聞こえるんですよ~ ほんとに面白い感覚です。そして、ONにすると音質もなんとなくよくなるんですよ。音のディテールがよく聞こえるようになる、っていう感じです。
で、肝心の音質なんですけども・・・う~ん、こんなもんかな?(^^;) ノイズキャンセル機能はスゴいんですけども、ヘッドホンとしての音質自体はごく普通、ってところかな(苦笑) もちろん、低音が割れたりってことはないので、iPod純正イヤホンよりもずっと快適にいい音を聞くことができますから、ワタシにはそれで十分ですね。
低音がよく出るわりには高音がちょっと弱いかな? っていう感じ。ちょっとイコライザーで調整してやると、ワタシ好みの音になりました(^^)
ってことで、最新技術を搭載した、摩訶不思議な感覚のヘッドホン、これで4780円なら
「買い」ですね(^o^)
これからiPod touchを連れてどこか旅行に出るようなとき、フェリーや飛行機の中で安眠したいときなんかに使えそうです(^^) ひょっとしたらろくむし号でお出かけするときに、音楽を再生するんじゃなく「疲労低減」のために装着しても、意外と効果あるかも知れないですね(^o^)
今度試してみよーっと!