GWの締めを飾るネタとして登場するのはやはりコレでしょう(笑) 久しぶりの「ラーメン探訪記」です。
GW最終日の前日、5月5日は私は普通に仕事で出勤し、夜はお客さんの接待で飲み歩いておりましたので結局6日の午前2時頃帰宅(^^;)
喉の調子が最悪の状態でさんざん飲まされるわカラオケは歌わされるわで、帰宅しても咳が止まらず結局なかなか寝付けませんでした(涙)
来ていたお客さんってのが高知県の人でして(汗)さらに酒豪揃いと言われる高知県人の中でも猛者と言われている人だったもんですから(滝汗) そらもうハシゴしまくりの返杯の嵐(爆汗)
それでもなんとか翌日、6日は午前9時過ぎには起き出してお風呂に入っておりました。そうしたところ・・なんとまぁ5日の私の行動スケジュールからGW最終日の家族イベントは望み薄と思っていたのでしょう、しっかりと嫁さんは長男の友達家族を自宅に招待していたのでした(ちゅど~んっ!)
ってことで・・・またしても
おとーさんどっか出かけておいで宣言
が発令されました(核爆)この日も双子ちゃんたちは近所にある嫁さんの実家にお泊まりに逝っててお留守だし、
亭主元気で留守がいいらしいです(^^;)
ってなわけでGW最終日ものんびりと一人でお出かけしてきました。なんだかんだとけっこうのんびりできたGWでしたね~(苦笑)泊まりで旅行やら長距離ドライブも行かなかったし、安近短レジャーで渋滞や混雑知らずでした(^^)
さて最終日には午前中にお誘いをいただいておりました。某氏の相方さまで妙齢のプリティキュートな某女性がGW休暇を終えて職場である本州に帰られるとのことで、帰る前にGRBろくむし号をお披露目してほしい、とのご依頼を受けていたのです。
もちろん二つ返事でオッケーをして、某氏と某女性をGRBろくむし号に迎え入れ、ドリカム編成(死語)でランチとしゃれ込みました(^o^)
このメンツとなれば、ランチのネタはもう一つ!
ラーメンでしょう(笑)
ってことで、某氏オススメで私は未だに行ったことがなかった、西の名店「王王軒」に挑戦してきました。
この王王軒というお店はかなりの有名店でして、グルメ雑誌なんかでも徳島ラーメンの代表格として必ず掲載されているほどのお店。そのせいなのか、GWやお盆など、帰省や行楽シーズンになると県外ナンバーのクルマが駐車場に溢れるような有名店なのです。
たしか四国地区コンビニの徳島ラーメン有名店カップ麺でも登場したことがあったと思いますし、土産物を売っているところなんかでもよくこのお店の味を模した(らしい?)パッケージのラーメンをよく見かけます。
さてさて、県外客にまで有名になってますし、GWには混むのは目に見えているこの王王軒、11時過ぎに到着してみたらやはりすでに店の外にまで行列ができています(滝汗)でも某氏に言わせると「この程度ならたいしたことはない、ちょっと待ってたら空きますよ」とのことだったので、空き駐車場にGRBろくむし号をとめてひさしぶりの語らいなんぞをしながら待つことしばし。
確かにラーメンは回転が早いですからね、そんなに待つことなく座ることができました。店の造りとしては、古き良き徳島のラーメン屋さんのスタイルを踏襲していますね。
店内にはカウンターが数席と、座敷テーブルが3つに普通のテーブル席が1つ。そんなに人数が入れるような大きな店ではありません。ここに人が溢れているのが妙だと思えるぐらいにごく普通のオーソドックスな「昔ながらの」ラーメン屋さんです。
GRBろくむし号を駐車場に入れてドアを開けた瞬間から、徳島ラーメン特有のなんともいえない食欲をそそるニオイが周囲に立ちこめます(^^) これこれ! 久しぶりに徳島ラーメンを嗅覚で感じた瞬間でした(笑)考えてみたら最近のお店ってけっこう換気がしっかりしているせいか、お店の周囲にこうしてラーメンのニオイが大げさに立ちこめているようなことって最近は体験していないような・・。
何とも懐かしい感覚に陥りましたよ。我が愛しの徳島ラーメン・メートル原器である「洞月」のお店の周辺にも同じニオイがしていたことを思い出しました。
店内入り口には食券購入の販売機があり、ここでオーダーするメニューを決めてあらかじめ食券を購入しておきます。これをおばさんに手渡してからテーブルに座るというスタイル。
ほんとに手狭な空間に無理矢理にテーブルを押し込めました、といわんばかりのスペースしかなくて、我々の座ったイチバン隅の座敷テーブルなんて、片方は柱が飛び出していて一人しか座れません(汗)
私らはドリカム編成の3人でしたからちょうどよかったのですが。
見上げればそこには天井間際にセッティングされた小型のテレビ(^o^) おお! これもお約束のアイテムですな(爆)
さすがにラーメンも出てくるのが早い! そそくさと出てきたラーメンはお店の周囲に立ちこめるニオイから想像できるような、濃厚なアピアランスをたたえております。
かなり茶色の濃いスープは色的にはほとんどみそ汁状態ですが(爆)、見るからに濃厚でドロっとしていそうです。麺は黄色い細すぎず太すぎない、ちょっと縮れた感じの麺。これも徳島ラーメンの標準タイプ。シナチク少々にブタのバラ肉、モヤシが多めにネギ少々という見た目は、どこにも奇をてらっていない、伝統を守ったきわめてオーソドックスな徳島ラーメンと言えるでしょう。
豚バラ肉も濃い色合いで、じっくりと味がしみこんでいて柔らかそうです(^o^)
今回私がチョイスしたのが小ラーメンに小ライスのセット。某氏はタマゴ入りの大、某キュートな女性はタマゴ入りの小をオーダー。
二人揃ってタマゴ入りですよぉ~ ほんとに息ピッタリってのが妬け萌えです(核爆)
湯気をたたえたラーメンをそれではひとくち。まずはスープからです。
ずずっと逝くと・・・
おほっ!(*^_^*) これはパンチ系ですね~ 実に濃厚でうまい!スープに迫力がありますね! ガッツリ喰ってくれい! という店主の意気込みが伝わってきそうな勢いを感じます。
さてさて麺のほうはというと、この迫力あるスープに迫力負けするんじゃないかと危惧されましたが、ゆで加減も絶妙で硬すぎず緩すぎず、微妙に縮れているのがうまくトロッとしたスープに絡んでうまいんですね~(^^) 有名店だと言われるのも納得です。よくうちの会社のラーメン好きの間では「
東大とかは亜流であんなのは徳島ラーメンじゃない」という風に評価する人もいるのですが、そうした人たちが口を揃えて推薦するのがココ、王王軒や
いもおなんですよね。
うむ、それも納得できます。東大のように徳島ラーメンに新風を吹き込むかのごとき怒濤の迫力と過剰なまでのエネルギッシュさはないのですが、徳島ラーメンの「定石」をキッチリと押さえ、基本に忠実に、かつ旨さをストレートに追求していると思えるこれらの「オーソドックスな徳島ラーメンの名店」がうまいと言われる所以がよく分かりますね。
私とすれば、この王王軒のラーメンも系統的には東大に近いと思えるのですが。
敢えて言うならば、円熟の「濃厚カツン系徳島ラーメン」が王王軒ならば、若い力でぐいぐいと押しまくる、若いエネルギーが生み出す徳島ラーメンの新興勢力が東大、といったところでしょうか。
店主の年齢と経験値がそういったことを私に連想させます。文字通り「甘いも辛いも知り尽くしたベテランの味」とでも申しましょうか。
まぁ結論からしたら、私には
「どっちもうまい!」なんですけどね(^o^)
ブタバラ肉も期待に違わず濃厚で美味しく、これなら「肉入り」を頼んでおくべきだったと思わせる逸品でしたし、今回もスープごと完食です(^^)/
惜しむらくはごはんに付いてきたおしんこが黄色い千切りタイプのたくあんだったのがイマイチという感もなくはないのですが、こういう大衆的な店構えのラーメン屋さんには、こんな感じの着色料バリバリでいかにも安そうなたくあんのほうが似合ってるし、かえって食も進むというものですしね、マイナス要因にはなりません(^^)
食べ終わってお店を出てくる頃には正午を迎え、さらに行列は伸びておりました。噂に違わぬ徳島ラーメンの名店、しっかりと堪能させていただきましたよ!(^^)/
このお店の難点はというと、私の行動エリアからはちょっと外れた場所にある、ってことかなぁ?(^^;) たまに出る配達でも、このエリアにはあんまり来ないですし、「よし!王王軒のラーメンを食べに行くぞ!」と気合いを入れて、ラーメンを食べる目的で出撃しないといけない、ってことでしょうかねぇ(苦笑)
でもまぁ、これだけのものを味わえるのならば、それもまたよし、と思わせてしまうのがこのお店の実力とも言えるのでしょう。じっさい、ちょっと町はずれにあるこのお店には、こうして引きも切らずにクルマで県外からもお客さんが来るのですから。