
今日は日曜日! 日曜日っていうと最近の楽しみはFate/Zeroを見ることだったりするろくむしなのです(*^_^*) 今期はほかにも「モーレツ宇宙海賊」だとか「アクセル・ワールド」なんかもやってるし、日曜日の朝はアニメを見るのが楽しみ♪
・・・って、すっかりやってることが自分の息子たちと同じだったりするのがなんともあ〜アレです(苦笑)
子ども達はリビングでトリコとかワンピースとか見てるときに、とーちゃんは寝室で深夜アニメ見てるなんてねぇ〜(^^;) まいっか!(爆)
ところでそのFate/Zeroなんですが・・・先週から第2期が始まってるんですけど、ホントにアツい!(^^)/ 見てて武者震いするっていうか、重厚で壮大な作画に梶浦サウンド、そして何よりも素晴らしい演出のセンスとストーリー展開に、毎週楽しみで楽しみでたまりませんわ。こんなにも続きが気になる、見ててワクワクするようなアニメってのは久しぶりです。
・・・とまぁ アニメに興味がない人にはなんのことやらさっぱり、なんでしょうけども(^^;)
このFate/Zeroっていうアニメ、実は去年の秋にテレビ放映がスタートするまでワタシは全然この作品については知らなかったんですよね(^^;)
ただ、前評判が異様に高くて、しかも「空の境界」という一部でものすごい人気のあるアニメの制作に関連した会社やスタッフが結集して作っている、っていうことで「こりゃきっとスゴいアニメなんだろうな」と思って見始めた、というのが正直なところだったりします(^^;)
「空の境界」っていうアニメ、このアニメにワタシが興味を持ったのは「一部で人気が高い」っていうこと以外にも、このアニメを制作した会社がufotableという徳島にゆかりのある会社だったから、というのもありますね。
そしてFate/Zeroもこのufotableが総力を結集して作っているアニメだと。
脚本の虚淵玄という人、この人はあの「魔法少女まどか☆マギカ」で去年はアニメ界の話題をさらったその人ですし、音楽もまどマギの梶浦由記さん。考えたらまどマギもまったく予備知識がないままで見てビックラこいてハマってしまい、まどマギのBDを見るために全巻予約して自宅にBDの再生環境まで整えたワタシだったのですが(爆)その次に来たインパクトっていうのが同じ脚本家の手によるこのFate/Zeroだった、というわけですね。
予備知識もないままで見始めたこのFate/Zeroという作品、調べていけばいくほどに奥が深いというか、複雑に絡まった世界観と歴史を持った作品だったのです。
まぁ細かいことはwikiにいろいろと書いてあるんですけども、そもそもこの話っていうのはちょっと前にテレビ放映されていた「Fate/StayNight」という話の外伝という感じのお話。この前作の10年前の話、ということになっております。
なんだか感じとしては第4話から公開が始まったスターウォーズシリーズのように、まずは最終話まで行ってから、改めて過去のお話に戻る、みたいなものです。
共通する世界観としては
「たった一人の欲望をなんでもひとつだけ叶えてくれる、万能機である聖杯を得るために、7人のマスターが逸話の中の英雄(英霊)を召喚してサーバントとし、命をかけてバトルロイヤルの殺し合いを繰り広げる」という、なんとも厨二病満開なカードゲームっぽい基本骨格があるんですが、こういう「召喚」だとか「パラメータ」だとか「魔術」といったキーワードの出てくる、ゲームっぽい世界観は元来ワタシはニガテなタチでして(^^;) 今までずっと避けてきた、というか興味の対象にしてなかったんです。
今回ufotableだから、虚淵サンだからってことでなんとなく見始めたこのZeroの物語・・・まぁすっかり度肝を抜かれましたわ(^^;) まずは登場するキャラクター達が実に魅力的。奥行きがあるというか、それぞれの背負ったモノがいろいろと大きいというか。実にイキイキとしていて、これらのキャラクターが相互に織りなす物語がとっても深淵で魅力に溢れています。
作画もこれ以上はないだろう、っていうぐらいに素晴らしい。なんせ「毎回劇場公開版のクオリティでいきます!」と宣言していたぐらいですから、そらもうハンパないです。
じっさい、作画その他がおいつかなくなるからってんで1クール13話が終わった時点で3ヶ月間休みの期間を入れてから、改めてこの4月からまた2クール目をスタートさせる、っていうぐらいに気合いを入れてますからね〜(^^)
1期が終わってこの2期が始まるまでの3ヶ月の間はBDボックスをひたすら見直して復習をしておりましたよ(笑)
そうそう、このBDボックスっていうヤツなんですけども・・・今回このネタをアップしようと思ったきっかけは今回の画像のCDなんですけども。
このCDはBDボックスの中に入っている特典CDでして、サウンドドラマになっております。
内容は・・・Fateシリーズの最初の物語、「ゼロに至る物語」であるFate/Zeroの、さらに少し前のエピソードが収録されているんです。
Fate/Zeroの主人公はいちおう、セイバー陣営のマスターである衛宮切嗣(えみや きりつぐ)という人物と、その妻であり、夫である切嗣と同じ夢を追い求めるアイリスフィールのなれそめを語った物語がこのドラマCDの内容になっています。
Fate/Zeroっていう作品、実はアニメ化される前に脚本家である虚淵玄氏の筆による小説が存在しておりまして、この小説は発売中になっており、すでに完結しています。つまり、Fate/Zeroのストーリーはこの小説を読めば結末まですでに分かってしまってるんですよね(^^;) そして物語はStayNight(こちらの主人公は衛宮切嗣の息子となっています)へと続いていく、と。
というようにすでにいろんな作品群が発表されていて、ひとつの大河ドラマとして構成されているこのFateシリーズではあるのですが、そもそもなぜアインツベルン家という名家の女性であるアイリスフィール(というか彼女は実はホムンクルスだっていうとんでもない設定があるわけなんですけども)が、なぜに冷酷で卑怯(だということになっている)、さらに無口でおよそ女性なんかには興味なさそうな衛宮切嗣と結婚していて、あまつさえイリアスフィールなんていうかわいらしい女の子をもうけているのか? さらに目的を遂げるためには手段を選ばない、卑怯であろうが狡猾であろうが、勝つための手段として冷酷なまでに殺戮を繰り返すような男になぜアイリスフィールは盲目的に尽くすのか? この部分については過去にはどうやら描かれたことがなかったらしいんですよね。
この、いわば
「物語の基本設定に関わる大きな、大きな大前提の部分」、今まではさらっと流されてきた大前提の部分をあらためて掘り下げてストーリーとして語ったのがこのドラマCDの内容だったりするわけなんですが・・・このCDがねぇ〜 すごくいい!(*^_^*) そうか、そうだったのか! とナットクさせられるとともに、衛宮切嗣とアイリスフィールの絆の秘密が解き明かされて、涙なくしては聞けない内容になってるんですよ(T_T)
このドラマCDの内容があって、やっとはじめてFate/Zeroのアニメ第1話の冒頭シーンの本当の意味が分かる、っていうようになっています。
そういう意味ではこのドラマCDの内容っていうのは、このFate/Zeroを見て、理解する上ではかなり重要なファクターなんじゃないか?って思ってたんですよね。
そうして始まった第2期なんですが・・・この第2期のED「空は高く風は歌う」の曲に合わせて流れるビジュアル・・・衛宮切嗣とアイリスフィール、二人のビジュアルがスライドショー的に次々に出てくるんですけども・・・このビジュアルの意味するところ、これもドラマCDを聞いていない人には単なるイメージビジュアルとしか分からないんじゃないか? って思えるんですよね(^^;)
このビジュアルの意味するところ、これがまさしくドラマCDの内容だったりするんです。
ドラマCDは、あまりにも悲壮かつ壮大で決死の覚悟をもって未来に向かおうとする衛宮切嗣と、その哀しくも遠大な理想に共鳴し、衛宮切嗣を命をかけて支えていこうと決意したアイリスフィールの物語に涙を禁じ得ないほどの内容なのですが、このEDのビジュアルはまさしくそのドラマCDの内容をビジュアル化したものになってるので、ドラマCDを聞いた上でこのEDを聞くと、思わず涙ぐんでしまうほどの破壊力があるんですよ(涙)
なもんで、第2期の14話、15話と見て、EDを聞くたびに毎回涙ぐんでいるワタシなのでした(^^;)
そして今回の主題歌はOP、EDともにFate/Zeroの物語の内容を語っているだけに、余計に気持ちが盛り上がってしまうんですよね〜♪
前述しましたけども、すでにFate/Zeroの物語の結末は小説で明らかになっており、知ろうと思えば小説で知ることができます。
でも、まだFate歴の浅いワタシはまだ小説は読んでいません。しかし、あえてここは小説は読まずに、物語の結末を知らないままでアニメを毎週見ていこうと思っています。
そのほうがやっぱりドキドキワクワク感がハンパないですからね〜(^^)
実はFate/Zeroのwikiを読んでしまうと、物語の進行や結末もある程度分かってしまうので、これを読んでしまったワタシはかなり後悔してるんですけども、あえて流し読み程度に抑えて、読み返すこともせずに、できるだけこれ以上の情報を入れないようにしてアニメを見ようと思っています(^^)
しかしまぁホントに時間と手間をじっくりとかけて作られている大作アニメであるこのFate/Zeroという作品、けっこう見る人を選ぶというか、、万人向けとは言えないですけども、オトナである皆さんには是非とも体験して欲しい、奥行きのある骨太な作品だと思います(^^)
でもホント・・かえすがえすもこの第2期のEDのビジュアルの内容・・・これはドラマCDを聞かないと真意が分からないっていうのが惜しいような、でもBDボックスの所有者だけが知り得る特権というのに優越感を感じるような・・・複雑な気持ちではあります(^^;)