相変わらずも鳥フン攻撃に晒されてブチ切れる日々の続くろくむしでございます(涙) さてさて、今日はそんな鳥フンはとりあえず置いといて・・ゆうさくクン号にまたまたちょっとしたらトラブルが出たような感じなのでご報告でございます。。ひょっとしたら同じF30、あるいは最近のBMWに乗っている方にも同じような症状のある人もいるかもしれないので、っていうことで。
症状が初めて出たのは数日前の出勤時。 いつものように深夜にガレージから車を出し、職場に向かって数キロの距離を走り始めたワタシ。これまたいつものようにアニソンをBGMにしながら走りはじめて数分後。 ふいに
すっ
って感じでかかっていたアニソンが止まったのです。ん? おかしいな? と反射的にダッシュボードの上のモニタを見ると・・・
真っ暗
なんです(汗) ありゃりゃ? なんで消えてるの?? え? え? ってなもんです(滝汗) 最近のiDriveを装備しているBMWのこのモニタっていうのは基本的にイグニッションがオンになっていればなにがしかの表示が映っているんです。もちろん手動で画面を消すことはできますけども、ワタシはだいたい通常はトラベルボードコンピュータの画面とかかっているアニソンのジャケット画像を2画面分割表示で表示しっぱなしなのですが、音楽が止まった瞬間に画面も完全にブラックアウトしていた、というわけ。。
こりゃもう普通に考えて、
iDriveの電源が落ちたと思いますよね。 なんでだ? と寝ぼけたアタマで考えつつ走ること10秒ほど・・・画面にはiDriveの起動画面である「BMW」の文字が表示され、続いて止まっていたアニソンが再び再生を開始し、「シートベルトをして云々かんぬん・・・」という、エンジンをかけたときに表示される警告画面が表示され、そして通常の画面に戻りました・・。つまり、車に乗り込んですぐにエンジンをかけたときに表示される、いわゆる
iDriveの起動シークエンスがなぜだか走行中に起こった、と。ってことは・・・やはり画面が消えたときには完全にiDriveは電源が落ちていて、それがどういうわけがすぐに勝手に再起動した、というわけなのです(爆汗)
その後はとくに何もなく、もちろん電源が落ちるようなこともなくてそのまま職場に到着。。その日の帰りには出勤時にそんなことがあったなんてすっかり忘れておりました。。
そして翌日の出勤時。やはり朝の出勤の時に
同じあたりを走行しているときにまたまたiDriveの電源が落ちました(ちゅど〜んっ!) このときにやっと思い出したぐらい、前日の不具合のことなんて忘れてたのですが。しかし同じ場所を通りかかったときにやっぱり電源が落ちるっていうのは、このあたりで電磁波でも出てるのか??(汗) なんて一瞬思ったのですが、それはちょっと考えにくいし・・・。
この日は昼間にゆうさくクン号を職場の2Fガレージから下ろしてきてて、事務所の前まで持ってきたときにも再びiDriveの電源が落ちました(涙) これはやっぱり特定の場所で電源が落ちるのではなく、F30のほうに何らかの原因があるっていうことだろうな、っていうことがハッキリとしました。
さて、さすがにこんだけ落ちるとトラブル発生から3日目の朝にはこのトラブルのことを覚えていたので、3日目の出勤時にはいつ電源が落ちるのかってことに注意しながら自宅を出発したワタシ。
そうしたところ、いつもの場所よりも少し手前のところでやっぱりこの日も電源が落ちました。 う〜む、、これは原因が何なんだろう??? ひょっとしてエンジンをかけてからの時間が関係してるのかな? 完全にエンジンが冷えた状態からエンジンスタートして数分、、つまり、やっとエンジンがあったまってきはじめた、というぐらいのタイミングで電源が落ちているような気がしてきました。
ということで、この日は会社で仕事がひと段落してからネットでこの症状について検索してみました。 すると、やはりというか・・F30に限らず、iDrive装着車で同じようなトラブル(突然にiDriveの電源が落ちる)に遭遇しているユーザーさんがけっこういることが分かりました。
そして、ディーラーさんで原因究明をしたユーザーさんの報告によると
バッテリー電圧が低下してくるとiDriveの電源が切れることがある
という症状であることが分かりました。。複数の人からこういう結論の報告があった一方で、別の複数のユーザーさんからはiDrive関連の基板の不良ってことで、基板交換やユニットごと交換というような対処をして直った、という報告も。
なるほど、一概に原因を特定はできないけれども、バッテリーの電圧が下がってしまうとこういうことが起きることがある、っていうのは新たな発見でした。
それを鑑みつつ考えてみると・・・ゆうさくクン号でiDriveの電源が落ちるタイミングっていうのは、エンジンが冷えた状態から始動して走り始めて数分・・・エンジンがあったまってきてヒーターから温風が出始めるぐらいのタイミング、、つまり、ヒーターの電源が入ってブロアが回り始めるぐらいのタイミングではないかと考えられるわけです。ここのところは朝が寒かったのでエアコンは当然オンとして、これに加えて走り始める前にはシートヒーターの電源も入れていますので、デンキはそれなりに使っている状態ですよね。。
エアコンのヒーターモードがスタンバイOKになって、温風を吹き出させるためにブロアがぶいーん と回り始めたときに電圧が下がってiDriveの電源が落ちる、っていうこと??
ってことで、ここまで自分で調べた上でディーラーの担当さんに電話してみることにしました。
かくかくしかじかで、、、と症状の説明をした上で、ネットで同じような症状のクルマがあること、原因としてバッテリー電圧の低下とユニットの不良という二つのモノがあった、ということ、発生するタイミングからしてもバッテリーの電圧の可能性があるかも、ということを伝えました。
担当さんによると、ゆうさくクン号に限って言えば確かにバッテリーの電圧はいつも低めではあるんだそうです(^_^;) 先日はアイドリングストップするときのギシギシ音で入庫したりとかしたわけですが、こういう入庫をするときにはBMWのディーラーさんでは入庫前のチェックとしてバッテリーの電圧の確認などをいつもしているそうです(なんと素晴らしい整備体制!ちょっと感動!)が、そのときに計測したゆうさくクン号のバッテリー電圧は
「正常な状態といえる範囲としてはギリギリに低い電圧」だったそうなんです(汗)
ゆうさくクン号にはエンジン停止して15分は稼働しているフロントのドライブレコーダ(エンジンを切るとセキュリティモードに移行して15分間は毎秒1コマの静止画撮影をおこなう)が装着されています。そしてF30のシガーソケット電源の正常な動作としてエンジンを切って数分、さらにドアロックをしなければ10分ていどは電源が入りっぱなしになっているので、リアウインドウに装着してトランク内のシガーソケットから電源を取っているドラレコがやはりエンジンを切ってもしばらくは電源が入ったままで動いています。
さらにエンジン停止をしてドアロックをすると起動する社外品のカーセキュリティも動いており、これらがバッテリーにはやはり負担になっているのかも知れません、、という担当さんの説明がありました。
なるほど、それはたしかにあるかも知れないな・・。
なんでも、BMWの車両制御のパターンとして、バッテリー電圧が下がってきて正常な電圧が維持できなくなり始めると、走行に直接関係のない部分から順に電源をカットして電圧を確保する、というようなことをするらしいのです(ディーラー担当さん曰く)
なので、クルマのECUの電源が落ちたりとかしてしまうとそれこそ危険なことになるので、iDriveの電源をカットしてバッテリー電圧を維持しようとしているのかも知れません、、とのこと。へえ、なんとも賢い制御をしてるんですね(^^)
いろいろときめの細かいセッティングがされてるもんですねぇ。
そういえば納車前にちょっとした問題になったこととして、トランクのスマートオープン機能が動かない、っていうのがありました。
F30はキーを持った人がリアトランクを開けるためにリアバンパーの下に足を入れるとセンサーが反応して手をまったく使わなくてもトランクを開けられる、っていう装備が標準搭載なのですが、これが全然動かない、っていうトラブルがあったんです(^_^;)
これもOBDコネクタでログを調べてみたところ、、意外なことが判明。
てっきり足の入れ方とかが間違ってて開かないんだろうと思ってたら、違ってました。ゆうさくクン号、実はこのトラブルが起きる直前にイベントホールで行われていた徳島輸入車ショウに展示されていたらしいのです。
その会場で、スマートトランクオープナー機能の実演っていうのをやってみたところ、たくさんのお客さんがオモシロがって何度も何度もこのトランクオープン機能を試していたらしいんですね。
そうしたところ、一定の時間内にあまりにも何度もトランクオープナー機能を酷使したためにECUで「スマートトランクオープナーのセンサーが何らかの異常を検知しているために反応しすぎている」という判断を下し、スマートトランクオープナー用のセンサーをカットしたために反応しなくなっていた、というのです(汗) もちろん、これもログに残っていたのでこのことが判明し、センサーを復帰させることで問題なくトラブルは解消したのでした・・・。ちゃんとこんなところにまで気を配ったプログラムになっているってのは大したモノだな、と。
そんなことを考えると、電圧低下のためにiDriveの電源を一時的にカットする、なんていうのもECUの制御によるものだという可能性は十分に考えられるのかも。
ただ、基板不良などiDriveじたいに問題がある可能性も否定はできないので、とりあえずは入庫してもらってチェックをしてみます、ということになりました(^_^;) ちょっとしたマイナートラブルではありますが、やはり気分がいいものではないですしね。
ちなみに、走り出して数分で一度電源が切れるものの、そのあとは走っている最中にまた電源が切れることはどうやらないみたいです(^_^;)
たしかにここ1週間ぐらいは遠出も全然してなくて、ゆうさくクン号はひたすら自宅と職場の間の数キロの道のりを往復しているだけですし、行き帰りにはヘッドライトもつけてるしバッテリーにはけっこう負担をかけていることは事実ですよね。でもちゃんとアイドリングストップしたりはするので、バッテリーは大丈夫だと思ってたのですが(バッテリー電圧が低すぎると、バッテリー保護のためにアイドリングストップはしなくなるらしい)。
まぁどちらにしても、こういう症状が出たってコトは、ECUにはログできっちりと何らかの痕跡が残っているはずですから、調べたら原因は分かると思います、とのことでした。
ただし、3月っていうのはBMWのディーラーさんの場合、車検に入ってくるクルマがやたらと多いんだそうで(^_^;) 代車の手配がなかなかつかないのでちょっと待って下さい、、ってことになりました(苦笑)
やっぱり年度末に会社の資産として会社経費で購入、なんていうパターンが多いんですかねぇ?(^_^;)
ってなわけで、来週の金曜日ぐらいに入庫することになりそうです。それまでは毎朝iDriveのブラックアウトを経験することになるかな(苦笑)
せっかくだからいろいろと条件を変えてみて電源が落ちるかどうか調べてみるのも面白いかも。
たとえばシートヒーターを入れなかったらバッテリーへの負担が減って電源が落ちなくなるかも、とか、もっとデンキを節約してエアコンもオフにしていたらどうなるか? とかね。
せっかくなので、楽しんでみることにしましょうか(笑)