エンジンマウント交換　脱着編

昨日は油圧プレス作業を報告しましたが、今日は脱着編を書きます。（順番逆な気がしますが、とりあえず、レッツラGO！）

この写真のボディとエンジを繋いでいる丸い円柱状のものがマウントステーになります。

このステーをはずすために面倒ですが、以下の作業が必要になります。

①エンジンフロントマウントステーとリアマウントのカバー取り外し

②P/Sベルト、ACベルト、クランクシャフトプーリー、ウォーターポンププーリーの取り外し
③タイミングベルトカバー、タイミングベルト、テンショナーの取り外し

まあ、こんだけはずす羽目になりますので、ここの時点でかなり疲れます。特にプーリーボルトをはずしは一応留め道具ありありますが、それでも大変なわけで。。。ベルトカバーも統一性のないあらゆる形のボルトで留まってるし。。。

で、外した後はジャッキをオイルパンあたりに当てて、エンジンを若干浮かせて、エンジンマウントステーボルトを外します。

ボルトを外した後、さらにエンジンを上げて、マウントステーのエンジン側の六角ボルトにアクセスできるようにします。

この六角ボルトが一番難儀。上下２つついていますが、下側はアンダーからアクセスできますが、上がインシュレーターが邪魔してホント狭くて、ホント固い！！！
ボックスレンチは入らないので、普通の六角レンチに車載のホイールボルトレンチを延長棒にして556かけまくってやっと緩みました。ふ～。

で、外した後の写真がこれ。ここまででだいぶ時間食いました。

外したステーでございます。

新旧マウント。ちぎれてるし、文字がゆがんで筆記体のようになってました。

ここから昨日報告した通りの油圧プレス作業になります。

もう暗くなってしまったので、写真はなしです。

新しいマウントの圧入が完了して、戻しの作業になります。
また、ジャッキを上下してステーを取り付けるのですが、ヘックスボルトの付けで苦労しました。

後は基本的に元に戻すだけなんですが、タイミングベルトを外してしまっているので、カムシャフトスプロケット、インタメディエイトスプロケット、クランクシャフトプーリーを上死点にあわせて、タイミングベルトを張ります。

８Vエンジンの場合はインタメディエイトスプロケット、クランクシャフトプーリーの目印が合わさった所が上死点のはずですが、フライホールの穴を見ると若干ずれているので、僕の場合、フライホイールの０目印とディストリビューターのローターの０目印を合わせてタイミングベルトを張りました。

それから、各Vベルトの張りも調整します。

最後にフロントマウント、リアマウントを付け直して完了です。長かった！すでに昼前から始めて、片付け終わったのが夜中の12時過ぎです。。。

交換後は噂どおり、振動がなくなり、車内が静かになりました。って言っても最近の車程には静かではないです。ま、それが車って事です。