
最近の出来事です。
朝現場に向かう途中で起こりました。
抜け道で通った住宅地で何故か運転していた車を停車して 助手席側に目をやりました。
大きな古い木造のお屋敷の裏側の窓にかかっている水色の
カーテンが チラチラオレンジ色に光っていたのです。
「ん?何が光っているのかな?」
思って車を降りて見てみると。。。
どうやら燃えているみたいです。
そうです。
火事が起こったばかりの場面を偶然目撃してしまったのです。
近所の奥さんが外にでていたので
「家の中 燃えてますわ!」
言いました。
50~60代のその奥さん パニック状態で隣の家の奥さんを呼び出して
「消防車!消防車呼んで!」
叫んでました。
僕は火事の家の中に人がいないか 玄関に回り込んでインターホンを連打し
「誰かいませんかー!!」
叫びました。
木製の古い玄関ドアの真ん中が大きなガラスなので中がみえます。
中からの反応はありません。
しかし、玄関横の部屋の電気が着きっぱなしでした。
でも何度呼んでも応答がないので留守みたいです。
火の状況を見るため屋敷の裏にもどりました。
火が燃え広がって家の中から爆発音がしました。
窓の近くで様子をみていた近所の奥さんを離れさして、自分の仕事車を移動させ火事現場にもどりました。
近所の奥さんがまだ
「消防署にでんわして~!」
と叫んでいたので
「まだ電話してへんのかいッ!!」
とツッ込む余裕もなく
即座に携帯電話で通報しました。
火も大きくなってきたので もう一度中に人が居ないか確認するため家の周りの窓やドアを探し
玄関に戻ってもう一度インターホンと中の様子を。。。。。
玄関奥に火が見えて屋根から煙が立ち昇ってます。
通報してからそんなに時間経ってないのに。。。
火が回るのって早いんですね!!
扉を蹴破って中に入り 鎮火活動をしようか考えた。
玄関奥から爆発音が数発きこえた。
「恐えぇ(汗)イチビッて中へ入って逆に死んでしもたら嫌やん(汗)」
正直思いましたよ。
第一鎮火って何をしたら良いのさ。。。
天ぷら油なら水をかけたら余計に火が広がるし。。。
昔
(バックドラフト)って消防士をテーマにした映画でみた
扉を開けた瞬間に炎が大きくなるシーンが頭を過ぎった
臆病な僕はもう一度119に電話して 中に入っても大丈夫か、何をすれば良いのか訊いた。
訊いてる途中で消防車のサイレンが聞こえた。
ホッとした。
電話の向こうの人に消防車がきたので このまま待っておく事を伝えて電話をきった。
その時 家の中から声がきこえた。
「おおい!なんやこれは!どーなっとるんや!」
人おるんやん!(焦)
もう玄関ドアのガラスの向こうは黒煙で
10cm先でさえも全く見えない。
僕はいよいよ玄関ドアを蹴破ろうとした。
しかしドアの向こうで鍵を開ける音がする。
今 蹴破ったら中の人ごと 蹴飛ばしてしまう。
しかし 遅い。。。早く鍵あけろよ!
俺は苛立った。
引き戸が開いた。
中から煤で黒くなったおじさんが出てきた。
そのおじさんを近所の若奥さんに託し
救急隊員に自分が通報者だが もう仕事に行くので此処を去るといったら、
調書をとるのに時間が欲しいと云うので 状況説明してから 仕事現場にむかった。
後日 仕事中に消防署からあの時の調書ができあがったので 署に来て確認して欲しいとの電話があった。
「お前が来いッッ!! ボケェ!」
Posted at 2009/10/30 19:35:42 | |
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