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さくらさくのブログ一覧

2018年03月28日 イイね!

エジプトこぼれ話③

謎多き、古代エジプトの壁画。
とくに王墓の壁画は「死者の書」に代表される、
古代エジプト人の死生観を観念的に表したものが多く、
なかなか難解です(^^;

一般人や貴族の墓だと、そこまで宗教的でなく、
来世での理想の生活だったり、
現世での活躍を描いていたりするので、
比較的わかりやすい気がするのてすが。
(それでも呪文とかはわからないけど)

で、先日のブログにもアップした、



謎の人頭蛇なのですが、
正体を教えてもらったのでちょっと解説。
(ほぼ自分の備忘録ですが)

この蛇は「アムドゥアトの書」に登場するキャラクターのひとつ。
古代エジプト人は太陽神(=ファラオ)は夜の間に冥界を旅すると考えていたそうで、
1日の半分=夜の12時間に対応する、
冥界の12の部分を詳しく解説したのが「アムドゥアトの書」です。
トトメス3世やアメンヘテプ2世王墓には、
アムドゥアトの書がすべて書かれているそうですが、
これはラムセス3世王墓のものなのでダイジェスト版で、
4つめの部分のことが書いてあるのだそう。

ここまで豊かな世界を旅してきた太陽神ですが、
4つめの世界は一変して不毛の砂漠に。
赤いのが道で、黄色いのが4つめの部分に入る扉。
その前にいる人頭蛇は「その道を守護する者」という名前で、
まあ、いうなれば門番さんなのだそう。

う~ん、なかなかキャラの濃いこの子が、
冥界の門の番人だったとは!!

で、こういったキャラたちと交渉をしたりしながら、
太陽神は冥界(=夜の世界)を巡っていくんですが、
昼間は現世と同じ生活をしているファラオが、
夜な夜な旅をするって、
なかなか忙しい生活ですよね・・・・。
おちおち死んでられない(笑)

他の蛇たちにも、



それぞれに番人だったり、
神様を守って運ぶ船的な仕事だったり、
逆に悪役だったりと、
いろいろな役割が振り分けられているようです。

蛇、あるいは龍が登場する神話というのは、
古代中国やヒンズー教の神話(ナーガ)、マヤの神話(ククルカン)など、
たくさんあるんですよね。
日本のヤマタノオロチもそうですし。
同じエピソードが全世界に伝播したとも考えられないので、
やはり、古代人から見ても蛇は他の動物と違う、
特異で神秘的なものだったということなのでしょうか。

ちなみに、人頭蛇の先にあるのが、



この、謎の模様。

太陽と生首と星かと思ったんですが、
正確には太陽そのものではなく、「太陽円盤」なのだとか。
象徴的な意味合いが強いということでしょうかね。
また、14組あるというのも重要であるようで。
(2週間=半月ということなのか?)

で、びっくりしたのが、
この顔(生首)から、フンコロガシが現れるという考え方があるらしい。

古代エジプトにおいてはフンコロガシは、
糞の球=太陽を運ぶ者と考えられていて、
「スカラベ」という護符のようなものになっていたり、
「ケプリ」という神様として扱われていたりするのですが、
このケプリ神が生首から現れるという解釈のようで(^^;
いったいどのように表れるのかが気になるところ。

また、太陽円盤・生首・星の組み合わせ×3で、
月の神々を表すのだという説もあるのだとか。
月の神を表すのに太陽と星を使うって、
深読みすれば、月を輝かせているのが太陽だと古代エジプト人は知っていた・・・・
とか、宇宙人説的解釈もできそうな気がしますね。

古代エジプト人、面白すぎ。
またエジプト行きたくなっちゃいますね♪
Posted at 2018/03/28 03:29:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | 海外旅行 | 日記
2018年03月16日 イイね!

エジプトこぼれ話②

今回の旅行は、成田からアブダビへ、
アブダビからカイロへと乗り継ぎでした。

乗ったのは初めてのエディハド航空だったんですが、
これを見るのが楽しくて、ずっと見てました(笑)



平面にすると、こんな感じ。



最近の飛行機って、ホントすごいですね~。
乗るたびに進化していてびっくりですが、
座席のUSBに電源がきてなかったのがショックだった・・・・。

帰りは逆にカイロからアブダビに向けて飛ぶんですが、
シナイ半島とアラビア半島の間が、
こんなに狭くてびっくり。



アラビア半島は、行けども行けども砂漠・・・・。



次に行きたい国のひとつがイランなんで、
今回上空を飛んでると思うんですよね~。
これがご縁で呼んでくれないかしら(^^)
(まずは中東情勢が落ち着かないと・・・・だけど)
Posted at 2018/03/16 03:43:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外旅行 | 日記
2018年03月16日 イイね!

エジプトこぼれ話①

まずは、ほぼ午前0時のカイロの様子をご覧ください。



最終宿泊地であった、ラムセスヒルトンから撮ったものですが、
エジプトの道路の賑やかさが多少はわかっていただけるかと(^^;

とくかく、1日中クラクションの嵐!!
日本なら緊急自動車のサイレンも自粛するような時間でも、
窓を開けるとひっきりなしにクラクションが聞こえます。
絶滅寸前と思っていたパラリラ音も、
普通に聞こえて懐かしい(?)ような。

カイロに多く走っているのが、
乗り合いのバンですが、



フロントエンジンタイプとリアエンジンタイプがあり、
エジプト流空冷式が多いです。

10年前はボンネットを取っ払ってしまった車もちょいちょい見かけましたが、
少し進化して、フタを持ち上げたまま走れるようになっていました。



ドアを開けっ放しで走っていることも多いです(大型の路線バスも)。
理由?
飛び乗り飛び降りOKのためだと聞きましたが・・・・(^^;

このバン、夜になるとさらにグレードアップ!!



運転席は真っ赤に、
荷室はどピンクにライトアップし、
ヘッドライトとタイヤハウスはブルーのLEDでドレスアップ。
地面に目をやれば、緑色のVWマークがくっきりと!!
みたいなね(^^;
(だがしかし、VW車ではない)

念のために付け加えますと、
ヘッドライトはブルーLED「のみ」です・・・・。
もちろん高輝度LEDでなく。

観光バスから見てる分には盛り上がりますが、
いろんな意味で乗りたくはありません、絶対に。

あと、エジプトのセダン界ではコレが流行ってるみたいです。



なんていうんですか、このテールランプにくっつけるの。
ガーニッシュ?
「俺はいけてるんだぜ」的アピールをしている車は、
真っ赤なホイール&微妙なレーシングストライプ&リアガラスステッカー&これ、みたいな。

オーバーヒートしてる車もよく見かけます。



ホイールが全部バラバラとか、
ドアが1枚だけ明らかに違うとか(モールの位置が全然違う)、
ニコイチどころでなく、何個イチかわからん車も。

昔より、キレイな車とそうでない車の差が大きい気がします。
ただ、道路事情の問題で傷やへこみは大概ありますが。

あとは、これね。



大統領選に向けて警戒レベル上げる命令が出てるそうなので、
装甲車好きな方は行くならいま!!
ガンマニアの方にもオススメ。
街角にフツーに停まってるし、
マシンガンやらショットガンやら見放題です(^^;

以上、エジプト車事情でした。
Posted at 2018/03/16 03:26:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外旅行 | 日記
2018年03月08日 イイね!

エジプト旅行記⑳

今回参加したツアー、ちょっと変わったツアーでして、
往復の飛行機がトルコ航空のパターンと、
エディハド航空のパターンがあり、
エディハド航空の人の方が1日長いという。
それに合わせて、添乗員さんも2名。

私はエディハド組だったのですが、
トルコ航空組の人はこの日が最終日。
というわけで、午後はハンハリーリ市場で、
お土産の買い出しです。



ハンハリーリ市場はけっこう大きな市場のようですが、
観光客が行くのは、お土産屋さんが連なる通り。
スパイス専門店のある通りに行きたいと言っている人もいましたが、
治安もあんまり良くないから、と、現地ガイドさんに止められていました。

でもね~、「これはほしい!!」と思うようなものが、
ほとんどないんですよね(^^;

有名な香水瓶は、安いのはほとんど中国製だというし、
割れないように持って帰るのも大変。
パピルスは、安いのはパピルスでなくバナナ。
アラブ風ランプは素敵だけど、大きくて持ち帰るのが大変。
タバコに興味はないからシーシャ(水煙草)も要らないし。

エジプト綿が有名なので、
素材として使えるような生地があればと思っていたけど、
お土産屋さん通りにあるのは古代エジプト感のない柄ばかりだし、
品質的にも正直疑問。
(ちょっと見てみたけど、綿?って感じ)

そもそも、お店自体がアヤシさ満点だし、
置いてあるもののセンスも求めているものとちょっとズレている・・・・。

現地ガイドさんの友人の店だというお店なら、
得体の知れない店よりは一応安心できるかと、
気に入ったものをいくつかチョイスしてパパッと買ったら、
もうやることがなくなってしまうという(^^;

というわけで、表通りに戻って、
河江さんが待機しているカフェに突撃~♪
なんだ、けっこうみんないるじゃん(笑)

カフェで紅茶を頼んだら出てきたのが、



フレッシュなミントティー♪
テーブルの上には追いミントもありますが、
そんなのなくてもしっかり入ってて美味しいです(^^)

カフェは大きなモスクに面していて、
この日が金曜日(集団礼拝日)でもあったことから、
どこから湧いて出たかと思うくらいの人出。
それを縫うようにパンを担いだオッチャンが歩いてきたり、



怪しげなアクセサリーを売る行商が来たり、
(シルバーだと言ってたけど、絶対違うと思う・・・・)
20ポンドで靴を磨かせてくれという爺ちゃんが来たり、
まさに「雑踏」という言葉がぴったりくる感じ。

ケテルビーの「ペルシャの市場にて」という曲が、
昔大好きでよく聴いていたのですが、



あの曲の、ラクダを連れた隊商がやってきたり、
ペルシャの姫君が通りかかったり、
道化師が踊ったりするのは、
こういうイメージだったのかもなぁ・・・・
と思いながら眺めているのが実に楽しい♪

それにしても、パン屋さんよく通る。



この群衆の中を、
パンを落とさずに歩くだけでも大変だろうに。

トルコ航空組と別れた後は、
希望者のみでスーパーマーケットへ。
「メトロ」という、エジプト的成城石井みたいなスーパーだと思うんですが、
ここは品物も充実しているし、清潔だし、
店員さんもとてもフレンドリーで、
安心して買い物ができます(^^)

デーツの入ったチョコレートや、
日本にはない味のシーズニング、
10年前にも買って気に入っていた「イシス(isis)」のハーブティー、
これも日本では見かけない針葉樹の蜂蜜など、
やっと買いたいものに出会えた~。



鮮魚売り場や野菜売り場で、
見たことのないものに出会うのも楽しいし、
やっぱりスーパー最高!!
自由時間がある組でよかった。

エジプトポンドもほぼ使い切って、
(日本に持ち帰っても再両替不可)
楽しい買い物タイムでした♪
Posted at 2018/03/08 01:48:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外旅行 | 日記
2018年03月07日 イイね!

エジプト旅行記⑲

エジプト旅行記⑲エジプト旅行も終盤。
総まとめをするかのように訪れたのは、
カイロにある考古学博物館です。

ここのすごいのは、
中庭に無造作に置いてあるオブジェも、
すべて本物の遺物だということ。
観光客がまたがって写真を撮っているスフィンクスも、
ホンモノなんですよ~、と言いたくなる感じ。

10年前に驚愕したこれも、



相変わらず、誰も見向きもしない片隅に転がっていた・・・・。
ツタンカーメンの父、アクエンアテンの石棺なのに。

そういえば、2階で特別展示されているこれも、



収蔵庫の片隅でくしゃくしゃに丸められたまま、
何十年も放置されていたんだってね~。



ツタンカーメンの墓から発見された金の薄板だということがわかって、
成り行きでドイツ隊(だったか?)が修復したら、
見事な模様が現れてびっくりだったとか。

最近話題の「叫ぶミイラ」も、
どこにあるのか誰も知らなくて、
キュレーターも係員も知らなくて、
現地ガイドさんが汗だくになって探してくれたよ(^^;
(結局、第二ミイラ室にあった)

そう、ここエジプト考古学博物館の通称は「倉庫」。
それくらい雑然としていて、物があふれているんだけど、
誰も見向きもしない、気づかないところに、
面白いものが転がっているかもしれない!!
そもそも、日本で「大エジプト展」とかやるときなんて、
ここで無視されてるようなものが展示されてんじゃないの?

というわけで、今回は私の琴線に触れた物だけを、
考古学的価値とか財宝的価値とか無視してお届けします。

まずは謎シリーズ



↓真ん中より、その両脇の図がね



↓猫じゃなくて、その右の図がね



↓こんなに見つめられるとね



もう、宇宙人感満々ですよね~。
存在が不思議すぎて、説明が耳に入ってこないというか(^^;
ぜひ、作った人と話してみたい。


次は、人物シリーズ



↓通称・お風呂



↓ならこれは、混浴?



↓目力強い



↓某歌舞伎役者に似てる



↓みえるって



↓だから、みえるって



↓反省した?





そして動物シリーズ



↓ナメクジ?



↓同じヒョウなのに・・・・



↓これはないだろう



↓むちむちのお尻



こういうのを見つけてしまうと、
それだけで楽しくなってきますよね~♪

もちろん真面目な歴史も好きなんですが、
今回のエジプト旅行でより強く感じたのは、
古代エジプトの遺跡や遺物の人間臭さというか、いい加減さというか、
真面目にきちんとやろうとしてるのに、外れてしまった部分というか、
決して完璧でない部分こそが面白い、ということでした。

10年前の自分とは、少しスポットの当て方が変わってきたようにも思います。
それは歳を取ったせいでもあるのでしょうし、
エジプト以外のいろいろな古代遺跡を見てきたからだともいえます。

クメールやマヤ、アステカにインカ・・・・
もちろん日本の歴史も魅力的ですが、
そういったものを通して古代エジプトを見る、
あるいはその逆の脳内変換をすることで、
画一的でない古代エジプトの面白さに気付けたような気がします。
Posted at 2018/03/07 04:22:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外旅行 | 日記

プロフィール

「あけましておめでとうございます(^-^) http://cvw.jp/b/159089/39099833/
何シテル?   01/01 00:40
初スバル車です。納車から10年以上が経過し、いつの間にやら、グレード不明のレガシィに・・・・(汗) でも、みんカラであれこれ教えていただいて、本当に助かってます...
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