
他国のことですけれども・・・・
とでも考えて無理矢理客観視しないと、
やってられないですね。
ISILによる文化遺産の破壊の話です。
このブログにも何度も登場している、
考古学者の河江さんのツイッターで知ったのですが、
イラクのモスール博物館と思われる博物館や遺跡で、
貴重な文化遺産が木っ端微塵に破壊されているようです。
すごーく胸くそ悪くなる映像ですが、
詳細は
こちらからでも・・・・。
ニュースですっかり有名になった、
公式映像を表すマークと思われるものがあるので、
多分ホンモノではないかと。
こういった映像を広めるのは、
彼らの手に乗っているのだという考え方もありますが、
この写真や映像を見て、
「この人たち、素晴らしい!!」と思う人がいるのだとしたら、
私としては理解の範疇を超えます。
というか、理解したくありません。
まあ、焚書坑儒とかね?
キリスト教徒によるモスクの破壊とかね?
その逆とかね?
文化遺産が破壊されたとか、
文化人や知識人が殺害されたなんて事件は、
売るほどあるのはわかっているつもりですが・・・・
でも、現代のこの世界でそんなことをするヤツラがいるなんて、
とても正気の沙汰とは思えません。
宗教的対立や政治的対立が生んだ破壊は、
まだしも理解できますが、
これは単なる偶像の破壊でなく、
自らのルーツとアイデンティティーの破壊ではないでしょうか。
イスラム世界における偶像の禁止とは、
例えば子どもが紙人形を作ったときに、
子どもの目の前で親が人形をずたずたに切り裂くかのような、
冷酷さが要求されるものなのでしょうか。
歴史を学ぶこと。
そして歴史に学ぶこと。
それを否定するヤツラには未来はない。
自分の国の歴史を大切にできないヤツラに、
それを維持していく力は持ち得ない。
過去があっての現在、
過去があっての未来なのだから。
過去から現在へ、そして未来へと継承することに意味があるのだから。
行ったことのない国の、
見たことのない遺跡や文化財ですら、
こんなに心が痛むものなんですね・・・・。
一刻も早く蛮行が止められますように。
破壊された遺跡や文化財が修復可能でありますように。
祈ることしかできませんが・・・・。
Posted at 2015/02/27 02:26:24 | |
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