2006年02月10日
世の中には全く同一のものでありながら、所属するところの違いから
受ける印象が全く違ってくるものがあります。
車を例にとって言うならOEMってのがそれにあたるかな?
皆さんもご存知の事とは思いますが一応簡単に説明しておきますと
「相手先ブランドへの商品供給」と言われるように
A社の製品にB社のバッジを付けて「あ、コレ今度ウチから出す商品なんで宜しくです!エヘ♪」
というヤツである。
自社に無いノウハウや生産ラインを持っている所から自分トコ用に商品を供給してもらえば
コストをかけずにラインナップを増やす事ができるというメリットがあります。
他にも「○○社の■■は結構好みなんだけど、オレは生粋の▲▲社党だからなぁ~!」
なんて場合でも、その○○社の■■を▲▲社ブランドとして供給すれば
顧客を獲得するチャンスだって増えるわけである。
この場合はメーカーよりも、後々メンテや車検で稼げるディーラーに旨みがあるんでしょうね~
数年前にワゴンRをシボレーブランドでリリースしたのを見た時は
モノがワゴンRだと知りながらも何故か異国の香りを感じてしまうという
GMの思うツボにハマった思い出があります。
なんかこう、まるでエクリプスが放つ帰国子女的オーラとでもいうのでしょうか?
まぁ、実際ベース車との違いといえばグリルやステアリング中央のロゴぐらいのもんなんだけど・・・・・
それになんとなくあの車は「スズキのこそ本物!」って感じもするしね~
いずれにせよ両者それぞれに違った魅力を感じたのは確かな事です。
しかし
同様な事は意外にも我々の身近なところに存在するのです!
そう、それは僕の、そしてアナタの身体にね
人間の身体にはあらゆる場所に毛が存在します。
上からいくと髪の毛に始まり、眉毛、まつ毛、鼻毛、髭、胸毛、♪毛、足毛って感じにね。
そして、そのいずれもがたんぱく質から構成されるほぼ同一のモノであるわけです。
勿論、各部位によってそれぞれの役割を果たすべく太目になってみたり
縮れてみたり、ある程度の長さで抜けるようにプログラムされてたりと
その形態に多少の違いこそあれ基本的には同じモノなのです。
なのに
片や人前でも堂々と話題の中心に上がるモノもいれば
ひっそりと小声でしか取り上げてもらえない日陰者なヤツもいるのが悲しい現実。
「あ、○○さん久しぶり!なんか髪が伸びてグッと女らしくなったじゃない!」
これは大声で言っても何の問題もありませんね
それこそ相手を10m先で補足した際にその時点で発したとしても
取り立てて人格を疑われる心配は無いと言えます。
他にも
「昨日美容室でついでに眉毛カットもしてもらったの」
「あの人結構まつ毛が長くてセクシーよね~」
「髭伸ばすようになってからやたらダンディになったんじゃない?」
「○○の胸毛ってなんかワイルドよね~!」
等も周囲に人が居ようがお構い無しにイケるだろう。
まさに表舞台に立つ事を許されたスターヘアー達と言えよう。
ところが・・・・・・・
残念ながらその他のヘアー達にこの理論は通用しない
「あ、○○さん久しぶり!なんか鼻毛が伸びてグッと女らしくなったじゃない!」
触れないでくれ!そっとしておいてくれ!・・・・・ってゆ~か女らしいのか?それは!?
「昨日美容室でついでに♪毛カットもしてもらったの」
おいおい!ドコでナニを切らせてるんじゃ!ってかそんなメニューも用意するんじゃね~よっ!
んでアレか?やっぱ立体カットなのか?
「あの人結構足毛が長くてセクシーよね~」
褒めるのは毛の方なのか?毛だけなのか?足はどうでもいいのか!?
「鼻毛伸ばすようになってからやたらダンディになったんじゃない?」
そういうのダンディって言わないです。飛び出しちゃいけない毛です。
「○○の♪毛ってなんかワイルドよね~!」
ま、まぁコレはある意味アリかな?でも人前で言っちゃいけないよ
しかし、考えようによっては構成される物質が同じである以上
「こ、この鼻毛は実は髪の毛からのOEM供給なんだよ!」とも言えるのだが
残念ながら2006年現在ではそこまでのブランドイメージが確立されていない故に、
即答で「切れ!」と言われるのは火を見るよりも明らかである。
アングラヘアー達が日の目を見るのはまだまだ先の話になりそうだ。
毎度毎度毛の話ばかりで、申しわ毛ございません。
Posted at 2006/02/10 19:36:58 | |
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