
凝りもせず、所有エレキギターの紹介です。
今度は、タイトル画像に「Mazda RX-8」のチョロQを乗せておきました。
興味のない方、ごめんなさい。
今回は、自分で購入した4本目にあたるギターです。
人間の欲というものは恐ろしいもので、「本家、レスポール」を購入したら、今度は、「SG」が欲しくなっちゃった。
ちなみに「SG」は、レスポールの後継機種として、1961年から発売されました。
AC/DC のギタリスト、アンガス・ヤングさんが使用していることは、あまりに有名ですよね。
欲しくなった理由は、レスポールと比較して、どんな音がするのか、とても興味が湧いたからです。
そして、私が、最近、聴いている妖怪へヴィメタルバンドこと「陰陽座」のギタリスト、「招鬼さん」が使用しているということ。
また、残念ながら解散してしまった「Where's Andy」のギター、ボーカルの CHIKA ちゃんも使用していることです。
余談ですが、女性が、ギターを持つと、本当にかっこいいですよね(単なるスケベじじいか?、笑)。
ということで、レスポールを買った翌年(2005年)に、頑張って、買ってしまいました。
「Gibson Custom Shop Historic Collection 1962 SG Reissue」。
Made in USA です。
「ギブソンのカスタム・ショップ社が、1962年製の SG を復元したモデル」ということです。
カスタム・ショップでは、特に、1962年の Reissue と謳ってないのですが、シリアルナンバーから、推測しています(後述)。
また、1961年の Reissue は、レギュラー品で出ていますしね。
実際の製造年は、2004年です(これもシリアルナンバーから)。
1年間、私のために、売れ残っていたんだね(色も褪せちゃっていたし、笑)。
「SG」の仕様は、ボディ、ネックともにマホガニーで、指板はローズウッドです。
重量は、約 3 kg で、とても軽くて良いのですが、ギターのデザインによる「SG」特有のヘッド落ちがあります。
造りは、相変わらず、「Made in USA」的ですが、やはり、生鳴りはすごいんです。
「パーン」とはじけるように、鳴ります。
アンプを通しても、そのはじけ具合は、伝わりますね。
ようやくですが、画像を交えながら、細かく見ていきたいと思います。
まずは、正面と背面。
現在の製品のことは、よく知らないのですが、元々は、「グロスフィニッシュ仕様」でした。
ちなみに、レスポールも「グロスフィニッシュ仕様」です(今頃、思い出したように書くな、笑)。
そして、ボディの前面。
1961年~1963年当時?は、マエストロのアームユニットが標準装備されていたのかな?
詳細は知りませんが、私の「SG」は、ストップ・テールピース仕様(実戦向き)です。
材は、先に書いた通り、マホガニーで、単板です。
色は、「Faded Cherry」だったかな?
忘れてしまいましたが、本当に退色し続けています(笑)。
画像で判ると思いますが、指板のローズウッドに、木材自体のムラがあります。
単板なので、仕方ないのですが、日本人には気になるところ、均一であって欲しい。
おそらく、文化、風習、考え方の違いで、アメリカの方は気になさらないのでしょう(性能重視なのでしょうね)。
このムラをネタに(1年前のモデルであることも含め)、値引き交渉しましたが、あえなく玉砕。
端数を切ってもらったくらいだったかな(もう忘れました、笑)。
ピックアップは、フロント、リアともに「57 Classic」です(現在の仕様は、「Custom Burst Bucker」?)。
「PAF」を意識しているらしいですが、かなり弱めの出力だと思います。
弱いくせに、歪ませていくと暴れるし、このじゃじゃ馬な感じが、とても面白い。
基本的に、フロントもリアも、低~中音域はやや輪郭に欠け、高音域の伸びが少ない印象です(サスティーン自体は、十分にあります)。
たぶん、材のマホガニーとボディシェイプが薄いことが、関係しているのかな。
先に書きましたが、元々は、「グロスフィニッシュ仕様」ですが、今では、金属パーツは曇りまくっています。
ボリューム、トーンノブの配置は、レスポールと一緒です。
ピックアップセレクターとジャックは、画像の通り。
ヘッド、指板(ローズウッド)はこんな感じ。
トラスロッド・カバーに「Les Paul」と書かれています。
セットネックのジョイント部分です。
とても優れた加工技術で、滑らかに仕上げられ、ネックのヒ-ル部分にボディ材のマホガニ-が被っています。
ヒ-ルレスな感じで、サスティーンの良さは、ここからきているのかもしれません。
ヘッドとネックの背面は、こんな感じです。
シリアルナンバーを見ると、当時は、最初の2桁が製造年(=2004年製)、最後の1桁がどの年の Reissue(=1962年)かを示しているらしいです。
これらに挟まれた残り数字が、何本目に造られたかを示しているそうです(現在のシリアルナンバーの読み方は知りません)。
ネック自体は、レスポールの太い感じから、一転して、薄く、弱い感じがします。
そのため、ローポジションで、握るようにコードを抑えると、音が狂います(笑)。
また、1フレットが遠く感じます。
ここでも、じゃじゃ馬さを発揮しちゃっています(爆)。
最後に、ボディの背面です。
結論としては、かなりのじゃじゃ馬で、なかなか言うことを聞いてくれません。
レスポールのように、良い子ちゃんじゃありません。
ヘッド落ちはするし、出音も暴れる。
1フレットは遠いし、抑え方によっては、音が狂う。
でも、そういうところが好きで、とても面白く、結構、気に入っています。
一時期は、こればかり、弾いていました。
慣れれば、とても良いギターだと思います。
軽いし、基本的な部分はきっちりとしているので、ハマれば良い味が出ると思います。
またまた、自己満足と自分の世界に入り込み、長文となりました。
興味のない方、本当にごめんなさい。
ついでに、この際、予告を。
次回のエレキギターネタは(いつになるかは分かりませんが・・・)、'60 ストラト NOS です。
「鮒屋さん」、もう少し、お時間をください。