
GWも、終わりですね。
皆様、リフレッシュされたでしょうか(お仕事だった方は、お疲れ様です)?
いよいよ、エレキギターの紹介ネタも完結編です。
今まで、興味のない方、本当に申し訳なかったです。
さて、「Fender 1960 Stratocaster NOS」を購入し、ろくに弾きこなせていないというのに、約3年後、その時が来てしまったのです。
「時に、2015年の春、私を震撼させたエレキギター・・・(聖飢魔Ⅱ、「Jack the Ripper」の前ふりをパクってみました、笑)。
普段は、ほとんど楽器屋さんのHPは見ないのですが(欲しくなるので、爆)、ふと見ちゃったんです。
その日から、画像やスペック等が、頭から離れなくなり、毎日のように、HPを見ていました。
以前、購入時に、ちょこっとブログで紹介したあいつです。
「Fender Custom Shop 1953 Telecaster NOS」(Made in USA)。
自分で購入した6本目になります(もう買わないと思います、たぶん・・・)。
タイトル画像には、「Mazda ロードスター(NC)」のチョロQを乗せておきました。
いつものように、まずは、お決まりの説明をさせていただきます。
「フェンダーのカスタム・ショップ社が、1953年製の Telecaster を復元したモデル」ということです。
「NOS」とは「New Old Spec」の略だということは、「Fender 1960 Stratocaster NOS」の紹介時に書きましたね。
お店の説明では、Team Built による日本限定生産品ということでした。
やはり、日本人(私も含め)目当ての商法か(笑)?
実際の製造年は、たぶん、2014年です。
私が抱いていた Telecaster の印象は、Stratocaster より、「高音で繊細(=線が細い)」でした。
それは、明らかに、違いました。
こいつも、生鳴りは、とても良いです。
太めのネックが関係しているのか、「Gibson Les Paul 1959 Reissue」に近いですけど、少し高音域の入った「チャーン」もしくは「カーン」って感じかな。
やはり、言葉では、全く表現できない。
サスティーンも、良く伸びます。
それでは、画像を交え、細かく見ていきたいと思います。
まずは、前面と背面。
ボディは、アッシュのオフセット・シーム 2ピース(継ぎ目がセンターからずれています)。
でも、肉眼でも、どこで継いであるのか、よく判りません(画像で継ぎ目を探してみてください、笑)。
カラーは、バタースコッチ・ブロンドです。
ネックは、メイプルのワンピースです。
重量は、3.29 kg です。
そして、ボディの前面。
1950~1954年のオリジナルを意識して、ブラックのピックガードが付いています。
ピックアップは、フロントが、「Broadcaster Single-Coil」、リアが「Twisted Tele® Single-Coil」だそうです。
「と言われても~」というピックアップですが、出力的には、やや弱めかな。
アンプを通すと、「Fender 1960 Stratocaster NOS」よりも、ワイルドな印象です。
リアは、歯切れの良い高音域が出る感じです。
ハーフトーンとフロントは、高音域がおとなしくなり、硬めの音質ながらも、ふくらみのある低~中音域が出る気がします。
また、歪ませれば、アタック感のあるクッキリとした歪みがでます(ちょっと暴れる感じがあります)。
当たり前ですが、やはり、シングルコイルのノイズは気になりますね(ハムバッキングに慣れた私には、笑)。
トーンノブ、ボリュームノブは、こんな感じ。
ピックアップセレクターは 3 Way で、使い勝手を考慮して、現代の配線になっています。
ブリッジ側の位置でリア、真ん中でリアとフロント(ハーフトーン)、ネック側でフロントが鳴ります。
ただ、画像でもお判りのように、ブリッジ側に合わせると、ボリュームノブに近すぎて、指が入りにくく、やや使いづらいです。
私にとっては、リアの高音はやや耳障りの感じがするので、主にハーフトーンかフロントを使うようにしています(単に音造りの問題だとは思いますが・・・)。
ブリッジは、ヴィンテージ・スタイルで、ブラス製の 3 Way サドルです(オクターブ・ピッチが合わないんですよね、笑)。
ただ、サドルがブラス製というのが、サスティーンの伸びに、一役買っている気がします。
ヘッドです。
スパゲッティロゴで、「Fender」と書かれています。
「Fender 1960 Stratocaster NOS」と同様に、シールで貼ってあるだけのようなので、絶対、触りません(笑)。
ヘッドおよびネック部分の前面と背面です(弦が錆びていますね、恥ずかしい~)。
メイプルのワンピースなので、スカンクストライプが入っています(製造時にトラスロッドを仕込んだ後、ウォルナット材で塞いだ跡)。
個人的に、このスカンクストライプって、デザイン上、とても好きなんです。
グリップは、「Gibson Les Paul 1959 Reissue」と同じか、わずかに細いくらいで、ぶっとい印象です。
しかも、ラディアスは、7.25 R です。
手の小さな私には、コードは握りやすいけど、単音は、少し弾きづらい感じがします。
太さよりも、ラディアスの問題かな。
どのギターもそうですが、持ち替えた直後は、違和感がありますよね。
結局は、慣れだと思います。
ヘッドの背面には「Fender Custom Shop」のマークが書かれています。
ネックのジョイント部分です。
余裕のある感じで、組み込まれています(実際に外したことはないですが・・・)。
これで、サスティーンが良いのには、ちょっと驚きです。
「Made in USA」ならではの超常現象か(笑)?
ボディの背面です。
6個、穴が開いています。
弦の交換は、各弦をここから表へ出して、ボールエンドで止める構造になっています。
総括すると、木の板に、棒を付けただけって感じの、シンプルな構造です。
軽いボディに、太めのネック(指板の 7.25 R には、慣れが必要ですが・・・)。
そこから、しっかりと、やや高音の効いた生鳴りとサスティーン。
ピックアップは、リア、フロントともに、弱めな出力ながら、バランス良く、ワイルドでジャンキーな音を出します。
結構、楽しく、面白いです。
これまでに、借り物を含め、計7本のエレキギターを紹介してきました(コレクター化していますね、笑)。
それぞれ、メーカーやモデル、使用されている木材等が異なり、どれもこれも個性豊かです。
長所もあれば、短所もあります。
素直で真面目なものもあれば、弾きづらく、暴れん坊までいる感じです。
私は、基本的には、レスポール派です。
一方で、今回の「Fender 1953 Telecaster NOS」や「Gibson SG 1962 Reissue」のように、一癖あるものも、大好きです。
自動車にも、同様に、色々と個性があり、これまた面白い(うちの RX-8 と NC ロードスターは、個性あり過ぎ?、笑)。
芋焼酎の銘柄も然り。
人間も同じですよね。
皆、個性豊かで、性格を見ていると、本当に面白いです(相性の悪い人とは関わりたくないですが・・・、笑)。
話が飛んでしまいました。
所有しているエレキギターの紹介は、とりあえず、完了です。
ギターの腕前は、全くありませんが、とにかく弾いて、音楽をもっと楽しみたいと思っています。