はちみつボーイ＠のブログ一覧

手の調子はよくないし、おまけに、
風邪をひいて腹痛と頭痛に苦しめられた散々な夏期休暇。
必然的に横になって過ごす時間が多くなりました（涙）

そんな折にレンタルした映画について少し...

2008年、クリント・イーストウッド監督 / 主演の『グラン・トリノ』。
妻に先立たれた頑固なアメリカじじいが、隣に越してきたアジア系移民の弱虫な少年や
その家族とちょっとしたことから交流を持つようになり、次第に信頼関係を深めていく。
そんな中、少年はストリートギャングに目をつけられてしまい、
命まで奪われかねない危険な状態に...その時、おじじがとった行動は？？

銃とヒスパニックといったアメリカ文化を背景とした典型的なヒューマン物ですが、
この映画にはクルマが重要な味付けとして登場します。
タイトルにもあるグラン・トリノはフォード製のミドルクラスの大衆車。
本作に出てくるモデルは大排気量Ｖ８のハイパワーモデルで
老人は、生涯、今やビンテージカーとなったこのクルマを宝のように大切にしていた。
古きよきアメリカ、老人自らを象徴するようなこのクルマは
老人と少年をつなぐ重要な要素であり、映像の描写的にも本作の味となっています。

映画の本筋の話は置いておいて、私が最も気に入ったシーン。
老人がガレージからグラン・トリノを引っ張り出してピカピカに磨き上げ、
キレイになった愛車を一服しながら玄関のベランダから眺める。
老人は皺枯れ声でつぶやく。
「Ain't she sweet」
クルマ好きにはぐっとくるものが、このシーンにあるような気がしました。

私がじじぃになった時、ピカピカに磨き上げてうっとりできる愛車があるでしょうか。
もしあったとして、それが日本車であればいいな、などと考えたりして。
もちろん、それは長く連れ添える相棒でなければならない。
それには、コロコロと乗換えばかりする私の浮気性を治す必要もあるｗ

こんな老後のカーライフに憧れるはちみつボーイ＠、２８の夏でした＠