2006年06月20日
人間を300mの深海で作業できるようにする「飽和潜水」という技術があるそうです。
以下朝小新聞(6/15)の記事の要約
「水圧により窒素やヘリウムなどのガスが体内に溜まっても時間がたつにつれて人間の体は慣れてきて、貯まるガスもある一定量で飽和する」ことを利用した技術。
減圧タンク内を10時間かけて水深300mの海底と同じ圧にして、
その中で体を慣らして、そのままタンク内にあるダイビングベルという装置で海底まで降ります。
海底で、2~3時間作業してダイビングベルで母船内の加圧したままの減圧タンクに戻って休憩します。
減圧タンクと深海を往復しながら一ヶ月以上作業することある。
作業が完全に終了すると12日間かけて減圧タンク内を減圧して筋肉や軟骨に貯まったガスをゆっくりと抜きます。
また記事によると
この技術は、1972年に「海の底に住む」という夢を追い求めた「シートピア計画」でスタートし、今では北海やメキシコ湾で石油を掘るのに使われている。
さらに経験者のコメントとして
「骨が縮んだように感じて関節が痛みます。意識しないと呼吸ができません」
「。。。。。」
まあ、何千キロも離れた宇宙にも行くんだから、300mは。。。。かもしれないけど、断然こっちの方が過酷すぎる。。。
Posted at 2006/06/20 22:35:23 | |
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