smile238のブログ一覧

今から１１年前の５月中頃、みんカラサイトの「セブン乗り」を片っ端から探し出し、セブンのコミュニティ立ち上げに向けて動き出しました。

そして、１１年前の６月９日、セブン乗りの、セブン乗りのためのコミュニティ「ＳＭＰ」が、初期メンバー３０余によって立ち上がったのです。

そのＳＭＰも、年を重ねると同じに人数が増え、今や８００に届く登録数、そして何より、各地域のスレッドが活発に動き、オンラインも然りオフラインでも「有意義なセブンライフの一助」になる素晴らしいグループに育ちました。

そのＳＭＰの誕生日をお祝いすべく、毎年恒例の「ＳＭＰ誕生祝ブログ」を整えていたところに、なんとも、訃報が届いたのです。


私は、彼の死について「ブログの題材にするのは如何なものか？」と、個人的には思っていたので、その事について書くことはないと思っていました。


然し乍ら、お友達のブログや、グループのスレッドが、何か違う方向に動いてしまってる事に、やはりちょっとだけ触れてブログを書く事にしました。



彼の訃報を聞いて、仕事の段取りを大幅に変更し、周りには迷惑をかけてしまいますが、彼の旅立ちに立ち会おうと思いました。

その「気持ち」と、同じうする「気持ち」を持ち合わせた仲間がたくさんたくさんいました。

設立時からの「古参メンバー」「彼と胸ぐら掴んで言い合ったＯＢ」「今のＳＭＰを一所懸命管理してくれているメンバー」など、私に入ってくる情報はそう言う方がたくさん香川県に向かっていると言う「偏った情報」でした。

いきなりの出来事でしたので、私は妻と車で向かいました。道中、他のスタッフや現地のメンバーなどと連絡を取りあい、なるべく早くの現地入りを目指して車を進めました。

彼の訃報が、四国スレッドに早々と掲載されました。
多くの遠方メンバーはその訃報に、お悔やみの言葉を書いたり、ブログを上げたり、何も言わず悲しみに浸ったりしていたと思います。

そんな夜も更けた時間に、とあるスタッフの方が、まるで空気感がない内容のブログを上げたのです。

私は怒りというか、諦めを感じました。
一緒に汗をかいてきたスタッフが他界したのに、そりゃねーよな。って。

個人的感情は抑える事が出来ず、その人を私の「お友達登録」から削除してしまいました。

そしたらその方から「メッセージ」を頂きました。
内容は、「知らなかった、気付かなかった」と言う内容でした。
私は思いました。知らなかった？管理者が？

と。

でもですね、
そう言う事は、実は大いにある事なのだって後から気付くのです。


言い訳をすると、
その時、場の空気は「皆同じ空気感だった」と言う「偏った情報」
その空気感は、他所も同じだと考えてしまったと言う、価値観の押し付け。

と言う事なんです。


もしかしたらその人は、私のようにスマホで観覧するのではなく、ガラケーで一方的に「上げる」しかしない人だったのでは？

もしかしたらその人は、他地区のスレッドはその地区の管理者が管理しているので他地区のスレッドなんて見た事がなかったのでは？

そうなんです、私の感情とか、価値観とか、それを押し付けてしまったのです。

私は彼に謝りのメッセージと、改めてお友達申請をさせてもらいました。


昨夜、とあるメンバーさんの個人的ブログに、その行動や書き込みを容認しないと言うコメントが書かれました。
その書き込みを見た時、中立な立場で頭の中を整理してみました。

書き込みをしたメンバーさんも、きっと私がしてしまった事と同じ「私的感情」「価値観の押し付け」が働いてしまったのだろうと思いました。

感情論で言えば理解出来ますが、書き込みの内容としては許容出来ないことかなーと思ったのです。

セブンの楽しみ方は人それぞれ
弄り倒して乗り回す人もいれば、オリジナルを維持する事に尽力している人もいる。

休みの日にセブンで明け暮れる人もいれば、月に一度だけ乗るのを許されている人もいる。

そんな、多種多様な仲間から成り立っているＳＭＰ

彼はそんなＳＭＰを他の誰よりも愛していたと確信します。

確かに、彼の葬儀の時、隣町でツーリングして楽しかった！とかアップされれば、感情をぶつけてしまうでしょう。
でもその方が、本気で「俺には関係ない、俺の知らない人だから」「会った事ないし」と思っていたのでしょうか？

私は、その方も同じように「知らなかった」のでは？と思うのです。
仮に知っていて、それでも「楽しかったブログ」をアップされたとしても、それは誰も否めない事なのです。

先に言いましたが、私はスタッフ間でしか持ち合わせない「何か」を、勝手に「スタッフは今、みんな同じ気持ち」と履き違えてしまいました。
いや、同じ気持ちなんだけど、それが伝わるスピードが他者より遅かっただけで、私は彼を「私の価値観・感情」で計ってしまったのです。


亡くなった彼は、敵の少ない人でした。
怒り役、前に立つのはいつも私（笑
彼はその横で、全国に「笑顔のにっしゃん」を売り込んで行きました。
それは、長く広いこのＳＭＰの歴史の中で、いつしか「あって当たり前で、なくては困る人」に育っていったのです。

彼は、もうこの世の中にいませんが、彼のしてきた事は、私たちの心の中にいつまでもいるのです。

彼の死で、感情をぶつけたり、人を偏見したりする事を、彼は望んでいるのでしょうか？
私は違うと思います。

彼は、「そう言う堅苦しい事はスマ太郎くん、あなたがやらなぁーあかんぜよ！それがあって、みんなは仲良くなれるのだから」と言っていると思います。

みんなはみんなを思い、後世にもこの素晴らしきセブンと言う乗り物が末長く日本で走り回れるように、残されたみんなが元気に仲良くコミュニケーションを取ってもらえたら、彼への供養になるかと思います。


「そんな細かい事言わんと、俺にコーヒー奢れや！」

どっちが小さいのか分からなくさせるにっしゃんの戦法に、時折笑いが出てしまいます。
そんな彼の死を、みんなで受け止めて、ＳＭＰをこれからもよろしくお願いします。


追伸
全国オフエントリースレッドは、近日中にアップします。
今年は、にっしゃんと言う男を大いに語ろうと思ってます。
たくさんのエントリーよろしくお願いします。