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親元を離れ、鹿児島で学生生活を始めて２年目の夏だったと思いますが、
親がクルマを買い替えることになったそうで、たまたま実家に帰省していた時に
納車に立ち会うことができました。

新しいクルマが来て、クレスタの後ろ姿を見送った時には、一抹の寂しさを感じたものです。
親のクルマですし、私は実家を出ていたわけですから、クレスタは数えるほどしか運転してないんですが、それなりの愛着があったんですね。


で、新しく来たのは、

オペル　アストラワゴン（　’９４年式か’９５年式のいずれか）






それまでコロナ、クレスタと順調に出世してましたから、何もなければ次はクラウンなんでしょうけど、
一気に方向が変わりました。

思い返せば　その数年前、私がまだ高校の時代に、何故か初代レガシィや２代目パジェロのカタログが家にあったので、ＲＶブームや価値観の多様化等の波が、我が実家にも訪れていたんですね。


当時の私は自分のクルマが持てるほどの余裕はありませんでしたが、アストラが来て以来、クルマの運転自体が楽しくて仕方がなくなり、ほとんど自炊して浮いた生活費やバイト代を使って、ちょくちょく実家に帰っては親のクルマを乗りまわしていました。また、福岡で買ったパソコンやＭＴＢを鹿児島まで運んだり、広島までスキーに行ったりと、クルマを通じて趣味を充実させることも、このころ覚えていきました。「カーライフの楽しみ」というものを教えてくれたクルマです。



アストラが実家に来て数年後、私が鹿児島で学生をしている間に、父の転勤で実家が横浜に移ります。

福岡の家を引き払って、横浜へ自走する直前に撮った写真（と思われる）


とにかく運転が楽しかった私は、クルマ自体や当時飼っていた２匹の犬、その他こまごました荷物を横浜へ運ぶ役を買って出ました。

途中、兵庫で祖母を乗せ、横浜までの高速は順調でしたが、高速を下りてからが大変。
カーナビなんて無かったので、横浜新道へ行くべきが、第３京浜へ乗ってしまうわ、戸塚の開かずの踏切にハマってしまうわで、大変でした。


横浜の新居にて。祖母とアストラ。ＬＬ　ＢｅａｎとＣｏｎｔｉｎｅｎｔａｌのステッカーがお気に入りだった。




大学卒業後、紆余曲折あり、結局私も横浜で生活するようになり、もう１２年になりますが、カーナビがあるにもかかわらず、いまだに横浜新道や例の踏切周辺を走ると変な汗がハンドルを握る手のひらに・・・・。

’８８年だったか’８９年だったか、クルマを買い替えようということになり、
当時中学生だった私は、父母のディーラーめぐりについていったことを覚えています。

記憶が曖昧なところもあり、買い替えと前後するかもしれませんが、
マークⅡ・チェイサー・クレスタの３兄弟、
日産ではセドリック、グロリア、スカイライン、セフィーロが選択肢だったようです。

なんと！　シーマも見に行きましたよ。

さすがに選択肢には入ってなかったと思いますが、
お金の価値を理解していない私は「シーマにしようよ。」なんて本気で言っていました。



で、父が選んだのは、

トヨタ　クレスタ




私の父の場合、クレスタでなければならない理由があったかどうか不明ですが。

グレードがたくさんありましたが、うちに来たのは素のスーパールーセント。


コロナの時から鉄ホイールがダサいと思っていた私は、クレスタに決まった時も、ホイールキャップがダサいと言い、オプションのアルミホイールを付けるよう父に進言したものです。

そんな息子の意見を聞いてか聞かずか、実際にアルミになっていました。


ダイエー二日市店　地下駐車場にて　（なんでこんなところで写真？）

当時、リアウィンドウにレースのカーテンやブラインドを付けるのがナウかったのですが、
うちのはご覧の通り白のレースのシートカバーという、ジャパニーズフォーマル仕様。
後に、やはりダサいということで外されましたが。

思い出としては、

兵庫の祖母宅へ帰省した時、家の前で脱輪。ご近所さんにレスキューしてもらったこと。

その祖母と、夕涼みがてら外でクルマを眺めながら、いろいろ話をしたこと。

日曜の早朝、広い駐車場があるスーパーに父に連れて行ってもらい、冬で寒かったので、ちょっとだけ窓を空けてプロポのアンテナだけ出して、ラジコンを走らせていたこと。

とにかくクルマに触りたくて、たいして汚れてもいないのに、よく洗車していたこと。
（私のクルマ好きは、この頃から本格化）

大学に入った年の夏に免許を取って、初めて運転したクルマであること。


当時のＣＭなど　

クルマに関する記憶があるのは、この時代から。

’８２年式　トヨタ　コロナ




自宅前にて


（たぶん）熊本のキャンプ場にて


同じくキャンプ場


小学３年の時、家を新築して暮らし始めた頃。父のどや顔。


同じく。

当時のCM



思い出としては・・・・・

福岡から兵庫の祖母の家にロングドライブの際、暇つぶしに高速のトンネルの数を数えながら過ごしたこと。

その祖母の家でぬか床をもらって帰ったところ、トランクで樽が倒れ、ぬかが漏れ出し臭かったこと。

出かけた先の野原で、つくしを採って帰ったら、つくしの花粉が車内に散乱したこと。佃煮にして食べたら美味かったこと。

急加速するときの父のシフトさばきが早すぎて、なんかおかしくて笑ってしまったこと。

母が免許取りたての頃、シフトチェンジの度に、微妙にエンジンブレーキがかかっていたこと。

「鉄ホイールがダサい」と父に言ったら、「何をゆうとんねん。これがカッコええんやないかい。」と返ってきたこと。

子供って、何でこんなつまんないことが強烈に記憶されるんでしょうね。もう３０年近く経つのに。



そういえば、後から思いだしたんですが、

遠い記憶の片隅に、


この特徴的なホイールと、


このデジタルメーターの映像が残っています。

特にデジタルメーターは、その近未来感にシビレた覚えがあります。

おそらく、カリーナも買い替え候補だったんだと思います。

ちょっと前のこと。

「トヨタ７５年史」というサイトで、私が過去に係わったトヨタ車をなにげなく眺めていら、

妙に懐かしくなってしまい、アルバムを引っ張り出してクルマ写真を集めてみた。

まずはこちら。



おそらく私が最初に乗ったクルマ。

私、おそらく１～２歳くらいで、記憶もおもいでも全くなし。笑

車種がよくわかりませんが、親曰く「サニー」だそうです。