
一時期ホームオーディオに入れ込んでいた時期がありました。
初めは聞き慣れているCDに今まで聞こえなかったこんな音も入っているんだと楽しんでいたのですが、ある線を越えると音楽ではなく音を聞くようになってしまいます。
ピアノの余韻だの弦の響きだヴァイオリンのボウイングの様子がわかるだの、自分が音楽に求めていたものを忘れて些細な部分に拘り、機器のみでなく部屋の音響にまで手を加えるようになりました。子供の相手もせず、部屋にこもってスピーカーのセッティングをするのです。
聴く音楽も録音の良いクラッシク、ジャズ、女声ヴォーカル中心になりました、もともとHR/HM(ハードロック・ヘヴィーメタル)が聴きたくてオーディオを始めた人間がです。
そして、ある時私はその魑魅魍魎の跋扈するその世界から尻尾を巻いて逃げ帰ってきました。私の技量ではいつまでたっても気持ち良く音楽を聴けないと判ったからです。
カーオーディオは私の忘れていた音楽のビートを身体で楽しむということを思い出させてくれました。EQはダメだとか接点は少なくケーブルは最短でとか、ストイックなことはもう飽き飽きです。心良いメロディーと爽快感でストレス発散です。
今はその爽快感を求めてカーオーディオを楽しんでいきたいと思います。いまだにベースのバキバキ音とか、わっけのわっからん事言いますが。
Posted at 2005/11/17 23:34:58 | |
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