今日は少しばかりディープな内容になりますが、
久しぶりに「1/150で使用しているレール」に
ついて触れてみたいと思います。
先ずは、メインに使用しているレール高1.5mm、軌間6.8mmの改軌レール。
直線の他、緩和曲線や緩やかなカーブで使用しています。
車輪のフランジがレールを固定しているスパイク部分に接触してしまうため、
内側のスパイクの一部を切削しています。
これはテストコースで使用している、Zゲージ用のロクハン製の既製レール…
(レール高1.7mm、軌間6.5mm)
実はこのレール、入線時の「超スローテスト」でまれに「原因不明の通電途切れ」
になることがありました。
今回あらためて記事にしたのは、今まで「オリジナルのままNの車輪も走行可能」
と思っていたこのレールも、実は「スパイクに接触」しているのではないか?と
いう疑惑が生じたためです。
「採用時もギリギリだなぁ」とは思っていましたが、じっくり床下部分を覗き
込んでみると…
ご覧のようにほとんど余裕がなく、僅かに接触しているようにも見えます。
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ちなみに、オリジナルのNゲージで、KATOユニトラック上では、
こんな感じで、流石に実物換算30㎝もあるレール高では十分余裕がありますので、
安心して走行可能です。
以上、Njをやられている方や、導入を検討されている方の参考になれば幸いです。
さて、ロクハンの既成品レールも頑張って切削加工やりますか(笑
いずれにしても困った世界に入り込んでしまったものです。
*以下、7月29日追記
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その後の調査の結果、途中より採用した「カント付き270R」の一部レールで、
「抜け止め球の溶接熱で変形したスパイク部分へ乗り上げ」と判明…
こんな風に変形したスパイク部分にフランジが乗り上げ、超スロー運転のため
カントの重心移動などで、軸重が抜けて通電途切れが起きていたものでした。
ちなみに、Zゲージの低いフランジではご覧のようにまだ若干余裕があり、
問題なく通過可能でした。
従って、Nの高フランジ車輪通過のみの問題であり、製品規格上は問題
ないと思われ、こうした部分はあくまで自己責任ということになります。
ロクハンのカント付きレールをNjで使用する際はご注意ください!
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7月29日追記部分は、ここまで…
*以下、7月30日追記
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その後、直線レール220PCでも同様の溶着部分でのフランジ接触が存在
していることが判明しました。
もともと、Nの高フランジ車輪の通過を考慮した設計ではないので、余裕は
0.1mm程度しかなく、こうした不具合は想定しておく必要がありますね…
ちなみに、フレキなどは
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■ロクハンR016 クラシックトラック フレキシブルレール 330mm ×
→完全に全スパイクがフランジに接触
■PICO SL-200 〇
→スパイク部分が低く余裕が見られる
という状況でした。
いずれにしても、Zゲージの低フランジ用規格レールを高フランジのNの
車輪で使用する限り、今後も様々な問題が露出する可能性かありますね。
Njも1/80-JMのように、将来はレールを含めた標準化を進め、是非とも
「1/150-軌間7㎜(低フランジ)」の世界を確立したいものです。
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7月30日追記部分は、ここまで…
今日は夕食のデザートにスイカをいただきました…(o^^o)♪
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
shonan breeze
Posted at 2019/07/28 20:05:37 | |
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