散々定番以外のマイナー車を好むと言っておきながら、ボルボの前はISに乗っておりました。
選択の理由はボルボの時と同じで、基準の範囲で選択した結果がレクサスだったわけです。
その当時、既にレクサスが日本に登場してから1年以上経っており、レクサス不振とマスコミで騒がれていた頃ですから、単に目新しさだけで飛びついたわけではありません。
不振と言う報道に対する多少の判官贔屓が無かったと言ったらウソになりますが、その一方で同情の対価は我が家にとっては安くなく乗り出しは500万円を超えました。
その後2回目の車検間際まで約37,000キロを我が家のアシとして活躍したIS、家族や親戚からは終始好意的に評価されていました。
静かで故障せず、コンパクトなサイズで取り回しも良しと、日常は買い物のアシにしか使わない我が家の用途に実にマッチしていたからです。
またどこか和風の雰囲気もたたえていて、そこがまたBMWやメルセデスとは違う安心感を与えていたのかもしれません。
但し乗ってしまえばエンジンはマークXやクラウンと同じ2.5リッターV6、滑らかですが300万円も出せば同じエンジンを搭載したクルマを手に入れられるのですから、それほどの有難みはありません。
ただ、レクサスはクルマを味わうのではなく、クルマを中心に据えたサービスを買うのだと解るまでに時間はかかりませんでした。
私は使いませんでしたがコンシェルジュサービスに始まり、点検を促す案内等はエンジンを起動すると自動で音声案内される、店舗を訪れればETC車載機で情報が伝わり店内では名乗らずとも苗字で呼ばれるなど、近未来を予感させる技術に最初は感心します。
私はそんなことよりクルマそのものの味わいを重視しますが、偶然乗り合わせた人が一様に驚くさまはオーナーとして気分の良いものではありました。
レクサスも国内デビューから7年、そろそろ代替が本格化し中古車の出回りも増えているようですが、クルマだけを手に入れてもレクサスを買う意味は半減します。
レクサスを手にされるのであれば、クルマだけではなくクルマを含む周辺サービスを一体で購入するとお考えになると、世間で言われるようなクルマだけでの他車比較による劣勢評価とは違った感想をお持ちになることができるかと思います。
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購入当時は割高なクルマだと思ったものですが、最終的な下取り価格は車両本体価格の6割に迫りました。マスコミやクルマ好きの評価はイマイチのレクサスも、中古車マーケットではまた別の評価をされているようです。
Posted at 2012/09/04 22:43:33 | |
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