久しぶりのミニカーネタは、路上で見かけるたびに気にかかるシトロエンC4です。

実車は既にモデルチェンジを経て次世代へと移行していますが、今回は旧型モデルをご紹介します。

旧C4がデビューした時は、久しぶりに“らしいクルマが出たなぁ”と思ったものです。シトロエンはやはりエキセントリックじゃないとという固定観念が私にはあり、他の何にも似ていないこのC4、特にリアビューには大いに惹かれるものがありました。
自分のクルマにはならなかったものの、C4は良いクルマですよ!と吹聴して回った結果、私の周囲には2人のC4オーナーがいます。一人はとある地方の有力企業の社長、もう一人は中堅企業のヒラ社員ですが、社会的身分に関係なく選べるのもシトロエンならではと言ったところでしょう。

前期・後期それぞれに試乗した経験がありますが、後期の1.6リッターターボ搭載モデルは前期の2.0リッターNAモデルと比較して大いに洗練され、とても良い車だと思ったものです。おバカなAL4ではなく、アイシンの6段ATでも載せてくれていれば愛車になっていたかもしれません。
そんなC4ですが、新型は(シトロエンにしては)普通の外観になってしまいましたし、DS4は意図的にエキセントリック路線を強調するようになってしまい、それらと比較するとさりげない旧C4のデザインは未だに色褪せていません。
もっともシトロエンの価値はエキセントリックな外観だけではなく、独特の乗り味を始めとする車全体の雰囲気にあるので、外観だけでシトロエンの良否を判断することは極めて困難です。外観で興味を失い試乗すらしていない新型C4ですが、そろそろ一度どこかで試してみたいところです。
さて旧C4のミニカーは前期・後期それぞれがモデル化されていて、全てフランス車のモデルではおなじみのノレブの製品です。

実車同様、ミニカーも後期仕様の方が見かける機会は少ないように感じます。輸入ミニカーは見かけたタイミングで買っておかないとその後なかなか入手できないというパターンになりがちで、C4の後期モデルなどはその典型ではないでしょうか。
私の場合、実車はコンサバなセレクトを余儀なくされていますが、ミニカーは本能に忠実に収集できるので、ちょっと変わった車が多くなりがちです。
Posted at 2013/01/24 18:37:31 | |
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