皆様、こんばんはヽ(^。^)丿
本日レコードプレーヤーカートリッジの徹底試聴を行いました。
手持ち品・職場より拝借品・友人より拝借品で合計13個の一気聴きです・・・(^^ゞ
それぞれヘッドシェル及びリード線までは統一出来なかったですが、拝借品は我が家に今まで無かったメーカーのものですので、非常に貴重な試聴となりました。
試聴は我が家で友人と一緒に行いました・・・(^^ゞ
友人もかなり勉強になった模様でありましたが、結論は自分とほぼ同じ結果となりました(^^ゞ
★参考程度にざっくりですが、友人の使用機器です(一応ブログUPの了承を得ています)
・SP:JBL LE-8T/2405H
☆十数年前に自分がメインとして使用する為に半年かけて作成した自作品です
☆エンクロージャーはトールボーイ型無共振(木材+鉄板)で80kg/1本あり、塗装は板金屋に依頼したピアノブラック色です
・プリアンプ:SANSUI C-2302 VINTAGE
・パワーアンプ:SANSUI SANSUI B-209 The Tube
・ADP:THORENS TD520/SME 3012R
・CDP:Sony CDP-R3
☆自分が現CDP-R1/DAS-R1を中古で購入した際に譲りました(^^ゞ
★今回の試聴用使用機器
・SP:B&W MATRIX801 S2改
・パワーアンプ:ROTEL RB-1090改
・プリアンプ:P-AMP:ROTEL RC-1090 AO
・ADP:DENON DP-75/DK-110/MICRO MA-505
・Phonoイコライザー①:オリジナル(MM用)
・Phonoイコライザー②::Furutech(ADL) GT-40(MC用)
★試聴に使用した盤
J-POP
Jazz70~80' J-POP
Heavy Metal
Jazz
★今回試聴したカーオリッジ
★これより一斉試聴
-MCカートリッジ-
①DENON DL-103
音に厚みがあり、低域の馬力も充分だが、高域方向の抜けはイマ一つ。
癖が無くどの様なジャンルにも適合する。
今回試聴の第5位。
②Ortofon MC-20(過去に落としてしまい、音は出ますがカンチレバー曲がってます)
低域は太いが、DL-103と比べてボテっとしている(緩い)。
JAZZの甘口な雰囲気は良く出ていたが、Heavy Metalはかなり苦しい・・・
-MMカートリッジ-
③Pioneer PC-110/II
こちらも低域の伸びは良いが、高域方向に付帯音が感じられ、いささかキツい。
④SHURE V-15 TypeⅣ
拝借品だが、こちらが今回の試聴で最も高価なカートリッッジである。
音は流石にまとまりが良く、良く弾み、立体的な表現をするが、超低域方向の沈み込み/超高域方向の抜けがイマ一つなのは非常に残念である。
今回試聴の第3位。
⑤SHURE M-75G TypeⅡ
④V-15と比較すると下位モデルだけあって引けを取ってしまうが、低域方向の伸びは良好。
V-15同様高域方向の抜け・色彩感はイマ一つ。
⑥Audio technica AT-51
低域のオバケ・・・。(針圧は適正の1.4gで試聴)
量感・伸びは凄まじいものがあるが、音そのものが重く、鈍い。
見た目の軽さと全く裏腹な音質だ・・・。
⑦Audio technica AT-110E
非常にまとまった音質だが、解像度に欠ける。
ただ、総じて悪く無く、オールラウンダーであり、どのレコードも無難に再生した。
高域の色彩感もなかなか。
⑧Audio technica AT-14Sa/AT-14E
一聴してこれは素晴らしい音質。
⑤SHURE社と比較すると弾みはしないが、まとまりが良く、高域の色彩も良く、フラットバランス。
今回試聴の第4位。
⑨Audio technica AT-15E
これまた素晴らしい音質。
⑧よりも更に自然は鳴り方であり、低域方向の伸びも一段と良くなる。
ヴォーカルに関しては、試聴1・2を争うレベルであり、密度の濃さ・口元の小ささは一聴もの。
今回試聴の第2位。
⑩Audio technica AT-150E
かつて我が家で1番と思っていたカートリッジ。
低域の量感もそこそこだが、エネルギーバランスはかなり高域寄り。
解像度は試聴NO1だが、高域がキツく感じる場面も・・・。
⑪ROTEL 2RC-1
Heavy Metalは今回1・2を争う高音質。中域ギターの押し出し感がいい。
ただ、高域方向は残念ながら雑さがあり、色彩も乏しい。
⑫ROTEL 2RC-3
一聴して試聴していた友人の驚いた顔もさる事ながら、自分も笑みが止まらなかった・・・。
全帯域で根本的な何かが違う音質であり、全面に出す力・色彩感覚・高域の自然な抜け・ヴォーカル帯域の伸びやかさ等、どのジャンルのレコードを試聴しても格別である。
他試聴機種では唯一AT-15E/SHURE V-15 TypeⅣが対抗馬となり得るが、やはりトータルバランスでは及ぶまい。
今回試聴の第1位。
⑬ROTEL 2RC-4
低域方向の伸び・沈み込みがいい。
⑨と音質傾向が似ているが、⑨程重い感じはしない。
色彩は乏しいが、引き締まった音質は特筆出来る。
以上が試聴した結果となりますが、やはり1位はROTEL 2RC-3。
Audio technica社のハイエンドモデル・AT-15EやSHURE社のハイエンドモデル・V-15 TypeⅣであってもROTEL 2RC-3には対抗は出来そうだが勝てそうにない。
当時2RC-3は、3,800円に対し、AT-15Eは22,000円・V-15 TypeⅣは39,800円と高価なのだが・・・。
価格ではない何かがあると言う事だろうか?
不思議な試聴結果となりました。
★レコードカートリッジは、使用するオーディオ機器・レコードプレーヤー/トーンアーム/ヘッドシェル/リード線との相性を占める割合が大きく、一概に試聴結果が全てであるとは言えません。
★レコードプレーヤーも制振処理等を行っていますので従来の同機種音質傾向とは異なり、フォノケーブルも自作品とは言えFurutech社最高級プラグの採用等、メーカーが完成させて同製品を販売するならば、15~20万円相当品になりますので、それらを含めての試聴結果になります事をご了承下さい。