皆様、こんばんは(^^)/
毎度毎度で申し訳ございませんが、本日休みであり、ブログには公開しておりませんでしたが、ホームオーディオのレコードプレーヤー用フォノイコライザーを改良しました結果、それぞれのMMカートリッジの音の聴こえ方が随分変わってきました為、再評価をするべく、丸一日かけて試聴しました(^^ゞ
MMカートリッジも沼状態で、随分増えてしまいました(^^ゞ
奥が深い話ですが、
・レコードカートリッジ
・ヘッドシェル
・リード線
の上記3点は、非常に重要であり、それぞれの相性によって音質はまるで変わってきます。
我が家でも上位のカートリッジに関しましては上記3点の相性を吟味した形で試聴しておりますが、半分はおおむねの予想で作成しており、評価は現時点で接続した結果となります。
☆写真撮影使用機材
Sony α700
SIGMA 17-70mm f2.8-4.5
1,ROTEL 2RC-1+自作純銀リード線+MICRO H-202
MICRO社のこのシリーズのヘッドシェルは、我が家で試聴すると低域が出にくいという結論を持っており、やはり低域の量感に欠ける音質となってしまいました。
但し、純銀リード線が効いており、立体的な中域・高域の抜けに関しては申し分のない音質でした。
2,ROTEL社 2RC-3+某オクリード線+ADCシェル
色々買いそろえる前のメインカートリッジです。
今聴いても相当高度な音質でありますが、国産カートリッジの限界・現在の我が家のエースと比較してしまうともう少し高域が抑えられた方がより聴きやすいと思います。
3,ROTEL 2RC-4+某オクリード線+MICRO H-303
元々低域方向の伸びが売りのカートリッジだけあり、低域の出にくいMICRO社のヘッドシェルをものともせずに低域の伸びがいいです。
若干音色が暗い印象がありますが、現在使用していないカートリッジスペーサーの使用で大分良くなると思います。
4,Audio Technica AT-150 E/G
これは非常に精度が高い音質です。
低域の量感・伸びも充分ですが、欲を言えばドンシャリ傾向・高域に独特のキャラクターが良くも悪くも感じられますが、試聴するレコードによっては良い方向に作動すると思います。
5,Audio Technica AT-140+某オクリード線+ORSONICヘッドシェル
非常に高価なヘッドシェルですが、カートリッジの欠点をそのまま曝け出す傾向にあります。
この組み合わせは非常に残念、音の帯域バランスは上位機種の4を下手をすれば上回る感じでありますが、針の限界、解像度がイマイチです。
6,Audio Technica AT-15E+某オクリード線+AT-LS12
この組み合わせは、クラシックで真価を発揮すると思います。
太く力強い低域に支えられたピラミッド型バランスです。
躍動感は、動と静があるとしたら、静です。
我が家みたいにPOPSやメタル系統をメインとして聴くには高域がデッド過ぎ、躍動感が乏しいという事になります。
7,Audio Technica AT-14SA/14E+Oyaide純銀+Apisヘッドシェル
6の下位機種という位置付けですが、Oyaide純減リード線の慣らしがまだ終わっていません。
我が家では、6よりもこちらの方が聴いていて非常に楽しい。
明るく開放的な表現であり、量感も出ます。
4~7では最も良い結果です。
8,Audio Technica AT-110E+AT-LH13
これはウェルバランス、エントリークラスのカートリッジですが、低域の量感・伸びも素晴らしく高域も引き締まっており、ほぼ欠点が見当たらない感じです。
我が家では、第5位のカートリッジです。
9,Audio Technica AT-51+某オクリード線+AT-LT13
低域のオバケ、もう少し高域が欲しいところですが、部屋の湿度も関係してしまっていると思われますので、再度涼しい時に試聴してみます。
10,EMPIRE 4000DⅢ+某オクリード線+MG-10
非常にバランスの整った音であり、美音ですが、低域方向の伸びがもう少しなのと、躍動的であって欲しいと思います。
11,SHURE V-15 TypeⅢ/純正針+AT-LH13
これは高純度・高解像度であり、リファレンス的である鳴り方です。
これだけを聴いていれば、メインになるレベルでありますが、キャラクターが少なく、面白みに欠けます。
正直プレミア価格になるレベルの音質ではありません。
我が家では第4位のカートリッジです
12,SHURE M-75G TypeⅡ+AT6101の前身リード線+SME S2ヘッドシェル
ヘッドシェルだけで定価40,000円以上する代物です。
ヘッドシェルが有効に作動してか(11のカートリッジとは相性が悪かった)、低域に関しては充分であり、11よりも躍動的です。
音の持つ密度感が不足気味であり、非常に惜しい結果となりました。
13,SHURE M75-6SⅢ+某オクリード線+YAMAHA GT1000純正シェル
これも非常に惜しい結果、量感・伸びは充分ですが、音の左右の広がりがイマイチであり、もう少しスケール感が欲しいと思いました。
14、STANTON 600A(純正針)+AT-6108+AT-LH13
半年以上に渡り、我が家のエースカートリッジでした。
低域の量感・伸びに関しましては圧倒的1位ですが、今聴くと恐らく台座のプラスチック部が鳴いてしまっており、付帯音として聴こえてしまう部分がマイナス要素です。
我が家では第3位のカートリッジです。
15、STANTON 600(jico楕円針)+AT-611+DENONシェル
まだ慣らし運転中ですので一概には言えませんが、現状高域が鋭く、音量を上げて聴くにはちと厳しい感じです。
交換針のピークは、楕円針の場合恐らく200~400時間と思いますが、果たしてそんなに聴けるか・・・(^^;
16、STANTON 500/N505+Furutech Lasource103+MICRO H-505
MICRO社のヘッドシェルは前述同様低域方向は厳しい方向にありますが、この組み合わせは違います。
DJ用の交換針でありながら非常に細かい音もよく拾い、低域の量・伸び・躍動感全てが揃う素晴らしいカートリッジです。
我が家では第2位のカートリッジです。
17、ピカリングXV-150DJ/STANTON N600S+ADCヘッドシェル
STANTON N600Sが厄介者であり、実はjico製と購入後に知りました。
決して悪くないのですが、STANTON純正針と比較しますと1歩及びません。
カートリッジ自体がDJ用であるために躍動感と音圧は素晴らしいですが、低域方向の超低域をカットした様な音質であり、実に惜しいカートリッジです。
18、ピカリングXV-625E/STANTON D6005+ADCヘッドシェル
当初STANTON N600Sで使用しておりました。
その時はイマイチと感じておりましたが、STANTON D6005の方が音圧も上であり、相性も抜群に良いのでこちらの交換針を使用しました。
これは、16のSTANTON500とほぼ互角、勢いで押すのはSTANTON500ですが、こちらは勢いだけではなくより緻密はな表現であり、例えば渡辺真知子さんのレコード等でもヴォーカル帯域は思わず笑みの出るレベルの再現力です。
量感だけで言うと我が家のカートリッジの中で上をいくものはありますが、STANTON500やV-15・AT-110Eよりも更に超低域方向への沈み込み・伸びがあり、解像力に関しては別格です。
強いて言うならば、出力電圧が若干低い為、STANTON社の高出力電圧タイプも聴いてみたいと思いました。
我が家では第1位のカートリッジです。
以上が結果となりますが、第一位のピカリング社は購入金額約4,000円でした。
我が家で金額的に最も高かったのはSHURE社V-15 typeⅢでしたが、STANTON社やピカリング社の方が躍動的であり、聴いていて楽しい結果です。
MCカートリッジも時折聴いておりますが、フォノイコライザーの差が大きく、正直現状ですと大した音に聴こえません・・・(^^;
MCカートリッジも何とか聴ける様にしたいと思いますが、数年後になるかもしれません・・・(^^;