トヨタ自動車。
古くより「80点主義」を掲げ、トヨタ式と称されて作られてきた車たちは、高品質で国民たちに慕われつつ、反面そんな「面白みのなさ」が、好きで車に乗ってる人種には敬遠されてきた・・・ってイメージ。
でも中には、スターレット・レビン/トレノ・セリカ・スープラ・・・
どの時代にも何かしら、車好きをも熱くさせる車は、あったような気もする。
とくに、こんなスポーツカーのみならず、それとコンポーネントを共用し、GTなどのグレード名を与えられた渋いセダンの存在も、なかなか充実していたような。
アタシ自身、そうメーカーのこだわりはなく、2ndカーを除けば今まで乗ったのはホンダ・日産・トヨタそしてマツダ・・・ときているが、トヨタは唯一2台続けて乗り続けたのも、そんなスポーツセダンのバランスの良さなどに惚れ込んだのも、あるのかも。
まぁ今トヨタに、自分が買うような車はないけれど、そんな過去の名車の存在が「いつかまた乗る機会も・・・」くらいの、淡い期待は抱いていたが・・・
最近どなたかの日記で見かけたが、いまトヨタでは車好きの減少を危惧して、例えばSNSのアプリなどで車の魅力を訴えるようなコンテンツを、
募集しているらしい。
ページの冒頭は・・・
「トヨタは、クルマが大好きです。だけど近頃、みんなの気持ちがクルマから離れてきているような・・・。どこからか「クルマなんて、なくたっていいじゃん!」そんな声まで聞こえてきたり。」
・・・アホか。
長年、室内の広さか燃費しか能がないような、くだらん車しか作らなくなり、圧力でAT限定免許なんてモンを発足させ、車を単なる「移動道具としての価値だけ」にしたのは、どこのどいつらだ。
そしてこの不景気・・・こんな田舎でもなければ、そもそも車なんて移動目的には不利な部類だろう。
みんな(とくに若者など)金がないのに、移動しか役にたたない・都市部じゃそれすら全うできない車なぞ、誰が大金かけて買うものか。
そんな風潮にしたのは紛れもなく、メーカー自身だろう。
以前、やはりトヨタ様は車を離れた若者を懸念し、IQのスポーツバージョンを作るって話があり、その際にオプション誌の稲田大二郎氏は、「するのは懸念じゃなく、こんな風にした反省だろう」と
切り捨てたが・・・
あれから2年、その間にこのメーカーは反省どころか・・・
上記の冒頭文、ひとつも自分たちの責任なぞ感じず、クルマ離れは自分たちに関係なく、まるで世間が悪くて自分らメーカーは被害者だとでも訴えたそうな言い草・・・
さらに「公式応援ページ」とやらでは、よほど若者たちに媚びたいのか、手間ひまカネをかけて萌え~なメイドたちを大挙集めての、すっとんきょうな歌と踊りが、しかも大音量で・・・
なんか若者たちを、そして年代問わず我ら車好きを、「こんな程度の人種」と、小バカにされてるような気がしてならない。
でまぁ基本に立ち返ると・・・よしんば、これで若者の心をグッと車に掴んだとして・・・車に惹かれた若者に、いまラインナップされてる中でナニを売るつもりなの? (^^;)
消費なんて、まぁ学者さんでなければ分からないような事もあるんだろうけど、売れる売れないなんてのは、はるかに単純な気がする。
魅力的な商品なら、金がなくたって頑張って買うし、くだらんモンなら金が余ってても買わない。
豊田殿、こんな こざかしいコトを頑張る前に、やらねばならぬ事があるのではござらぬか?
Posted at 2011/06/17 23:42:30 | |
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