そんな訳で先日、エイトが兄貴に引き取られていった。
正直アコード購入以降は、乗る事も激減してたが…
オカンには「邪魔なのがなくなって、せいせいした」と言われたけど(^^;)、そこにあるのが当たり前だった青い車体が、もういない庭先を見ると…
もっと最後まで、しょっちゅう乗ってやれば良かったと、今さら後悔の念が込み上げてくる。
そんなエイトが登場したのは、2003年の5月。
その時に乗ってたツアラーVも、この年の秋には2回目の車検が迫り、距離も10万kmに達するのを見越してた時期…
その頃は労働条件的に、まったくもって余裕がなくて、遠出だの走行会だの「特別な事」も縁遠くなってたので…簡潔に言えばクルマも特別な刺激とかじゃなく、近場をプラッとするだけでも楽しそうな車を欲してた。
もっとも登場当時、とくにエイトが気になった訳ではなかったが (^^;)、いずれエイトに惹かれていった過程は、【
このへん】参照。
そうなってからはね、前車の車検前に試乗に行ったものの、最初から「この姿!」と思ってたマツスピのフルエアロを込むと、ちっと手が出ない現実を思い知って、泣く泣く前車を乗り続けようと車検を受け…
それでも、いずれはとマツスピフルエアロの…いや、その頃に登場してた限定のマツスピバージョンに乗る妄想を抱いてたが(笑)
※この本も、エイト乗る前から買ったんだよなぁ (^^;)
でも数ヶ月して、年が明けてから…
高校同級生の先輩が車の買取店をやってて、就職シーズンを控え車を多く仕入れたいから、てめぇのツアVを売りやがれと執拗に連絡が (;゚Д゚)!
まぁ当初に買い替えを諦めた理由には、ツアVは10万kmも控えてたのに加え、フレーム切断修理までした大事故車だったのもあったが、そんな事情なら少しは高値で買い取ってくれるか…
いや…っても前車の車検を通したって事で既に条件的には不利なんだし、そんな損得勘定より頭の中の理性を崩してくれる「大義名分」が、必要だったのかもね (^^;)
そんな気持ちに傾いてからは、もう買うと決める前からエイトの本やDVDを買っては、毎晩のように眺めて妄想を(笑)
余談だが、このDVDはまだ前車に乗り…てか、まだ「エイトが欲しい」と思ってるだけの段階で、いずれマーチも買う事になる須賀川市のショップへ、知人と共に訪れ…
そこで前車の作業を頼む流れになり、情報収集のため一度ショップを離れて、市内の本屋へ行って前車の特集本を買う際に、そんな状況(つまり前車の作業を頼んだり本を買うって事は、乗り換えなんて現実的には思ってない)ながら、興味を断ち切れず共に買ったもの。
この時に知人にも初めて、次はこの車を欲しいと思って~と告白したが、その際の知人の意見は…
まぁ、それは本人のコメントを待ちましょう Ψ(`▽´)Ψ
(前日記でも、それっぽいコメントは頂いてるけど)
ま…当時30代も半ばになってたけど、いくつになってもそうなったら、もう止まらないよね (^^;)
そうして念願のエイトを仕入れてからの事は…ここ、みんカラで長年語ってきた通り。
あの頃は、時には日付が変わっての退勤でも、嬉しくて遠回りして帰ったなぁ(笑)
書いてるうちに思い出したけど、また最近よく会うようになったイバラギ人が納車後ほどなくの当時、自分の彼女が「ビーエムにしたらモテたのに、と言ってるよ…」とか語ったけど、なんせ上記リンク先の通りビーエムにも乗って、「コレじゃねぇ」と思ったうえで辿り着いた結論。
んな戯言はムーディーより何年も前から、右から左へ受け流してた(爆)
歴代どの車…それこそ初マイカーよりも、はるかにワクワクしながら仕入れ、乗り続けてきたエイト。
車に乗るようになって30年近く…多少は車の買い替えもしてきたが、過去ずっと買い替えは「これ欲しいっ!」って車が登場してから。
そして、もちろん新たな車は今までの車と「その場で交代」して乗ってたので、もう次の車へのワクワクばかりで、ほぼ乗り換えに未練なんてなかったのが正直なところ (^^;)
むろんエイトの代わりとなる、メインのみ6台目のアコードに、ワクワクしてない訳じゃないけど…
ん~言葉にするのは難しいけど、そんな買い替えの歴史上で初の、「今より、もっと良い」と100%思ってるとは限らない事や、所有時期がタブッたのもあり完全な「交代」でなく、単にエイトがいなくなってしまうだけの状況も、かつてない寂しさが込み上げる要因かな…
そんなエイトの魅力を改めて振り返ると、もちろんロータリーや車体の動きの気持ちよさ、所有欲をソソる存在感など挙げればキリがないが…
振り返れば、その中でも大きなウェイトを占めるのが、まさに購入時に所望した通り、そんな魅力が特別な事じゃなく普段の日常から…それこそ普通に交差点を曲がるだけでも、この車との一体感というかシンクロしてるというか…
マツダ的に言うと普段乗りの範疇でも、いつでも「人車一体」のような幸せを実感できた事に尽きるかな。
だから例えば、今回の乗り換え構想が持ち上がった当初から、「趣味車+実用車」って案もあったけど…
やっぱね、エイトが「特別な時」だけに魅力を発揮するんじゃなく、上記の通り通勤やら買い物やら普通の移動だけでも、動く幸せを実感してきたから、例え趣味車が別にあったとして、「趣味じゃない単なる移動なら、普通の車で構わない」とは、どうしても思えなくて却下したんだよね (^^;)
なので実用で使えながらも、せめて普段乗りでも違和感ないようにって事こそが、ユーロRを選んだ一番の理由とも言えるが…
それでも購入から4ヶ月かけて、足やタイヤを交換するまでは、そんな「普通の車で、普通に移動する苦痛」を味わってきたのも、正直な感想。
実際エイトにガンガン乗ってた当時から、こんなのに慣れちゃって次の車は、どうすりゃいいんだ…と思ってたし(笑)
んな意味では、実用のクルマ選びですら大きな制約を感じてしまうようになったのは、エイトの大罪だよなぁ (^^;)
※これ2ndカーのマーチにあっても、速度域などのレベルは段違いながら、自分の感覚通りに動くって点では遜色なく、それこそが「屋根が開く」とかの特殊性以上に、長く乗ってられてる理由と確信している。
もちろん「特別な領域」でも、アコードでタイヤや足を替えて、やっとマトモな状態にしても…乗り比べちゃうとね、やっぱ動きに差は感じてしまう。
これまたアコードをマトモにしてからの「気分的な高揚」も落ち着いて、客観的に動きの差を実感したのは、もう手放すまで残り僅かになってから…
でも幸いユーロRでも、それなりに考え抜いて選んだだけあって日常では、そう違和感なく走れてると感じてる。
これ、ずっと書いてこなかったけどアコード購入検討の当初から…
物理的に、エイトに及ばないのは分かり切ってるけど、だからって新たな要望を満たしながらエイトに匹敵する車なんて、選べるハズもない。
むしろ大抵の車は、ますます相反する方向なのが実情で、イキナリそんな車に乗り換えてのギャップに耐えられるか、本気で心配したからこそ…
とりあえず大抵の車よりは「エイト寄り」であろう車で…さらに将来スムーズに「大抵の車」に乗れるよう、まずは落差の少ない車でリハビリのごとく慣れておこう…ってのも、アコードを選んだ本心。
今日の通勤で、新しいシビックのタイプRと、しばらく併走。
この年代のタイプRになると、もう「これ欲しい」と思える車ではないけれど (^^;)、それでも今後ずっと味わうホンダ・スピリッツを目にして喜んでたが…
このあと、1台おいて後期エイトが、しばらく先行する事に (;゚Д゚)!
イキのいいマフラーに換えてて、トンネル内じゃ自分マーチのNISMOサウンドすら、かき消されるイイ音してたなぁ (*´д`*)
分岐で別れる時は、ずっと見入って…
正直さっきのタイプRの事は、帰宅して写真を見直すまで、すっかり忘れてた (^^;)
…これから、まだまだ「エイト・ロス」な日々を過ごすんだなと、早々に思い知らされた。
早くアコードとエイトとのギャップに慣れて、気持ちにも区切りつけなきゃな…