(追記)
フジィさん、団長さん、情報提供にご協力ありがとうございます。
おかげで大きく前へ進むことができました。
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先日、書いた記事の続きです。
あの日以来、いろいろと調査をしました。
その経過状況を情報共有したいと思います。
先日の記事の一部に謝りがありましたので、修正します。
(誤)イグナイターからECUへエンジン回転の信号が送られる
(正)ECUからイグナイターへエンジン回転の信号が送られる
つまり、エンジン回転の信号というのは「パワートランジスター」という点火時期の電気信号でした。
この電気信号がイグナイターの内部にて駆動電気信号に変換され、イグニッションコイルへ流れる電気をON・OFFさせる役目を果たしているのでした。
問題をもう一度整理しました。
開磁型イグニッションコイル(筒式)を閉磁型イグニッションコイルに変換したあと、ECU本体のカプラーの中にある「パワートランジスター」のコードに繋ぐ外付けタコメーターが動作しなくなった。
R30の純正コイルである開磁型イグニッションコイルのときは正常に動作する。
原因を探るため、閉磁型イグニッションコイルを3種類用意した。
①アルトのイグニッションコイル(1次側の抵抗が低い)
②ヴィヴィオのイグニッションコイル(1次側の抵抗が大きい)
③カプチーノのイグニッションコイル(1次側の抵抗が大きい)
上記①だけ純正コイルと同じように正常に動作した。
上記②と③は全く動作しなかった。
上記①、②、③いずれもエンジンは動作しているので、電気信号は流れているとみられるが、①は正常な状態であって、②と③は不安定な状態とみられる。
なぜ???
ここからいろいろと調査を行いました。
そして、原因が判明しました。
(原因)
1.ヴィヴィオ、カプチーノなどの閉磁型コイルに見られる「1次側の抵抗が大きい」ため、ECUからイグナイターに送る「パワートランジスター」の電気信号の電圧が下がるというところに原因があり、これが外付けタコメーターを動作させなくなっているのだろうと考える。
2.R30純正のイグナイターは、開磁型イグニッションコイル(1次側の抵抗が低い)に合わせて作られている。
よって、上記①アルトのイグニッションコイルは1次側の抵抗が純正のイグニッションコイルに近いため、R30純正イグナイターは正常な動きをしているとみられる。
3.上記②ヴィヴィオのイグニッションコイル、③カプチーノのイグニッションコイルは1次側の抵抗が大きいため、R30純正イグナイターは本来以上の動きを要しているため、R30純正イグナイターへの負担の大きくなり、故障の可能も生じてくるであろうと思う。
(解決方法の検討)
1.純正状態に戻す。
2.走りの変化(トルクモリモリなど)は小さいが、純正イグニッションコイルの1次側の抵抗に近い抵抗を持つ閉磁型イグニッションコイル(アルトなど)を流用。
3.閉磁型コイル向けのイグナイターを流用し、ヴィヴィオとカプチーノなどの1次側の抵抗が大きいイグニッションコイルをフル活用。
私は2は経験済みであり、やはりトルクが純正より少し上に変化しただけで、トルクが大きく変化するカプチーノのイグニッションコイルを使いたいため、3を選択しました。
(解決への道)
FR32(CA18E)の閉磁型イグニッションコイルを入手し、イグナイターのみを流用しました。
元に戻せるよう配線も工夫し、完成させました。
さあ、外付けタコメーターは動くか?
動きましたが、やはり動きが安定しない。
改善はみられたが、カプチーノのイグニッションコイルの1次側の抵抗が大きいので、「パワートランジスター」という点火時期の電気信号の電圧を正常まであと少し上げればよいようだ。
外付けタコメーターが動いたということは「パワートランジスター」という点火時期の電気信号が正常よりやや弱めの電圧になっていながら、イグナイターに信号を送っており、イグナイターの負担も少し軽減できたということなので、このまま使っても問題ないと思う。
(今後の課題)
○「パワートランジスター」という点火時期の電気信号を増幅させる。
本来、外付けタコメーターが正常に動作させる方法として、電圧を増幅させるためのパーツを「パワートランジスター」のコードと外付けタコメーターのコードの間に挟むのである。
今回のケースは1次側の抵抗が低い開磁型のイグニッションコイルから1次側の抵抗が高い閉磁型イグニッションコイルに交換したことによって、「パワートランジスター」という点火時期の電気信号の電圧を低めているため、上記の増幅方法では完璧な正常な状態に戻ったとは思えない。
よって、ECUから出ている「パワートランジスター」のコードの間に電圧を増幅させるためのパーツを挟んであげて、完璧な正常な状態にしてあげるという方法がベターと考える。
もっといろいろ調査したほうがよさそうだ。
今回は閉磁型イグニッションコイル向けのイグナイターを流用しているので、正常に近い状態で動作しているであろう。
R30純正イグナイターを使って、ヴィヴィオのイグニッションコイルを流用している方が多いと思うので、R30純正のイグナイターを使っても走りに影響はないと思うが、イグナイターへの負担によってイグナイターが故障し使えなくなるという事例があったかどうかは情報が入っていないので、私はわからない。
私は純正以上に正常に動作することを基本にして流用する主義なので、いろいろ調査しながら、検証を行いながら、完成させていこうと思っている。
最期に、上記を真似するときは自己責任でお願いしますね。
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イグニッションコイル | 日記
Posted at
2014/10/27 23:01:55