3月にキューバ共和国を訪れました。
西インド諸島に属するカリブ海に位置するラテンアメリカの共和制国家で、キューバ本島はカリブ海で最大の島で、面積は本州のほぼ半分くらいの大きさです。
人口は、約1,126万人で民族は、ヨーロッパ系25%、混血50%、アフリカ系25%
主要産業は、観光業、農林水産業(砂糖、タバコ、魚介類)、鉱業(石油、ニッケル等)、医療・バイオ産業です。
識字率99.8%で大学進学率も40%を超えるなど、教育水準が高く、特に、最近は医療分野(眼科医の海外派遣)にも力を入れています。
2014年6月に外国投資の保護や外国投資に対する特別税制などを規定した新外国投資法が発効され、外国企業の投資環境が整備されました。
今回、キューバを訪問し、現地駐在の方からもお話しを伺いましたが、インフラ整備や建築などのニーズや山ほどあるものの、キューバという国自体にお金がないため、なかなか進まないというのが現状のようです。
キューバの気候は亜熱帯性海洋気候で、ケッペンの気候区分では典型的な熱帯性サバナ気候に属します。
乾期は11月から4月、雨期は5月から10月となっており、私が訪れた3月は乾期でしたが、生憎、低気圧が近づいていたようで、滞在した5日間は、曇り時々晴れ時頼一時雨という天気でした。
そのため、服装は日中は半袖でも問題ありませんでしたが、バスの中や店の中は、やや冷房が利きすぎて長袖の1枚羽織る服があると重宝しました。
言語はスペイン語ですが、観光業に力を入れていることもあり、ホテルやレストランのほか、土産物店などでは、結構、英語が通じました。
以下、ベタですがハバナの観光名所を訪問しました。
<コヒマル訪問>
ハバナ市街地から東へ約7㎞ほど、車で数十分程度の距離にあります。
ヘミングウェイの晩年の作品とされているノーベル文学賞を受賞した『老人と海』は、このコヒマルが作品の舞台となっています。
コヒマルの要塞
長閑な海辺の景色が広がり小さな砦が見られ、さらに近くにはヘミングウェイの胸像が設置されています。
コヒマルにある、ヘミングウェイが足繁く通ったレストラン「La Terraza」にも行きました
<モロ要塞>
モロ要塞は、ハバナ湾やスペイン艦隊の防衛のために建設され、高さ20mの城壁は、イギリス人海賊のヘンリー・モーガンの襲撃も退け、17世紀前半には3度にわたる海賊の襲撃からもハバナの街を守った。
現在、要塞内部は、コロンブスの旅の軌跡や歴史などを展示する博物館となっております。
モロ要塞から見た、オールドハバナ市街
<ハバナクラブ博物館>
ハバナクラブ博物館は、ラムの歴史に触れるだけではなく、採れたてのサトウキビや蒸留所と熟成セラーの再現、そしてラムの製造工程や、キューバ文化をリアルに体験できます。
歴史地区であるハバナビエハ(ハバナ旧市街)に位置するミュージアムの建物は、18世紀の「ソラル(コロニアル様式のタウンハウス)」を改築したものです。
ハバナクラブ(ラム酒)は、サトウキビを原料とした蒸留酒です。
ミュージアムでは、当時の製造工程なども再現されております。
ミュージアムには、ハバナクラブで造るカクテルも紹介されてました。
ハバナクラブ(ラム酒)でつくるカクテルのレシピはこちらからどうぞ
ミュージアム見学の後には、ミュージアムに隣接したハバナクラブ・バーで、ラム酒の試飲が出来ました。
ほんの少量ですが、ストレートで提供され、しかもアルコール度数は40度のため、空腹状態だったので、かなりキツめに感じました(;^_^A
<ビエハ広場>
スペイン植民地時代の16世紀に造られた歴史ある広場で、街の拠点となるアルマス広場から南へ約1kmのところに位置する。石畳の広場を囲むように、スパニッシュ・コロニアル建築の建物が並び、洒落たカフェやレストラン、ビアバーなど軒を連ねています。
ビエハ広場周辺は、世界遺産登録前までは老朽化が進んでいました。しかし、世界遺産登録がきっかけで本格的な修復作業が行われるようになり、ハバナの歴史上重要な建造物も見事に修復され、かつての美しい姿を取り戻しました。
<大聖堂カテドラル>
キューバのバロックスタイルの中心で、1704年に造られた。建造物自体が300年以上の歴史を有しており、前述のカテドラル広場には、17世紀の石畳が残り、周りの建物は18世紀の当時の建物が残っている。
<革命広場>
ベタード地区(新市街)の中心地。国家評議会議長の演説の場でもあり、キューバ政府故カストロ前議長のオフィスもすぐ近くにあるなど、キューバ国家の中心地。
内務省の壁に飾られたチェ・ゲバラは、イルミネーションが光る夜も有名です。
2009年に設置された情報通信省の壁に設置されたカミーロ・シェンフエゴスの肖像
<ホセ・マルティ記念博物館>
キューバの国民的英雄ホセ・マルティを称える記念碑。キューバの首都ハバナのヴェダード地区にある、革命広場 (Plaza de la Revolucion) の北側に位置しています。
<葉巻工場視察>
キューバ葉巻の製造過程を見ることが出来ました。私が訪れたのは、手巻きではなく、機械が中心となって製造している近代的な工場でした。
葉巻の原料となる葉っぱです
意外と?機械化が進んでました。
従業員の女性のタトゥーが日本語の「愛」でした(;^_^A
キューバ人は親日家が多いと聞きましたが、まさかここまでとは!
完成品の葉巻です。
<RESTAURANT Floridita>
「老人と海」や「日はまた昇る」、「武器よさらば」で知られる作家、アーネスト・ヘミングウェイが、足しげく通ったレストラン・バー。
かつて彼が座っていたバー・カウンターの左隅の席には、その等身大の像が置かれています。
愛称の“パパ”で親しまれた、ヘミングウェイが愛飲した“パパ・ダイキリ”は、是非賞味してみたいカクテル。
<キューバのクラシックカー>
キューバでは、1950年代のアメリカ車が今でも現役で街中を走行しております。
キューバにおいて、アメリカン・クラシックカーやスペイン風の街並みがとても魅力的でよく映えます。
ハバナ市街では、普通にアメリカ車のクラッシックカーを見ることができます。
アメ車のクラッシックカーは、1時間40USD程度で、キューバ人運転手の重要な収入源になっています。
キューバ・ハバナ アメ車のクラシックカー
最後に、ハバナ滞在で、今回、宿泊でお世話になったホテルです
<MELIA COHIBA(メリア コイバ)>
ハバナ空港まで15キロほど、革命広場まで2キロほどの場所にある、ハバナのシンボル的存在のホテルです。
客室は広く眺望も抜群で、私の部屋からは海を望むことができました。
キューバ(バラデロ) メリア・ラス・アメリカス 宿泊レポートは、こちらからどうぞ
MELIA COHIBA(メリア コイバ)の宿泊レポートは、後日、改めてアップしたいと思います。