もう少しで春が訪れるある日の昼下がり、
とても大きな地震が高田松原を襲いました。
地面が裂け、地中から黒い水しぶきを吹きあげながら、
強い横ゆれが続きました。
松たちは根が浮きあがるのを感じて、身構えました。
「これはただ事ではないぞ!」
「こんな大きな地震は経験がない、きっと津波が来るぞ!」
古い松たちは大声を出して注意しあいました。
やがて、入り江の沖のほうから、灰色の水煙をたてながら
大きな波のかたまりが向かってくるのが見えました。
大津波です。
それは、とてもすさまじい勢いで「ゴオーッ」と
音をたてながらやってきました。
大津波はたちまち高田松原の松たちを襲いました。
小さな松たちは、砂の混じった波に巻き込まれ、
倒されてころげまわってしまいました。
歯をくいしばって耐えた大きな松も強い引き波に倒されました。
高田松原の七万本の松たちは、根元からなぎ倒されたり
折れたりして、一気に消えてしまったのです。
(高田松原ものがたり~消えた高田松原~より)
陸前高田の「奇跡の一本松」です。
津波遺構「たろう観光ホテル」
4階まで浸水したそうです。
田老町の復元模型
一つ一つの家に「○○さん」・・・と名前が書いてあります。
陸前高田
今は何もない
たくさんの日常があった場所
駅があった場所
中学校の校舎
ここは大川小学校です。
学校の写真は・・・ちょっと載せられないです・・・
手を合わせることしか出来ませんでした。
地震、津波、原発で被災した福島に住んでいる私でさえ、もうあれから7年も経ったんだと思っていました。
今回三陸を旅して、まだたったの7年しか経っていないんだと感じました。
何十年、何百年とかけて築いてきたものが根こそぎ持っていかれて
たったの7年で元通りになるわけがない・・・
三陸はとても美しいところです
浄土ヶ浜にも行きました
走っていると
あの煙突はもしや・・・(*'▽')
宮古港に「にっぽん丸」が寄港していました!
このブログを読まれた方、もし今後旅行に行かれる機会があれば三陸を候補の一つに検討してもらえないでしょうか?
私も何も出来ないですが、宿泊して食事をしてお土産を買って・・・少しでも役に立っていたらいいのですけど
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Posted at
2018/05/11 23:26:31