また起きてしまいました、ジェットフォイルの事故。今回は今までの様な海上浮遊物との接触による事故ではなく、高波を受けて前面の窓ガラスが割れて海水が客室に浸入したらしい。そもそも、船舶の窓ガラスは少々の波を受けても破損しない強化ガラスを使用しているので、今回受けた波はかなりの衝撃だっ たと思われます。船底に穴が開いた訳ではないので多少の浸水では船は沈まないが、やはり客室に海水が侵入してくると旅客としてはかなりの恐怖を感じられた事と思う。ここでジェットフォイルとは・・・ジェットフォイルはボーイング社が製造した水中翼船で、形式名も航空機と同じように"ボーイング929"と名付けられた。(1989年からは川崎重工製:川崎ジェットフォイル)見た目こそ船だが、エンジン音は飛行機そのもので、空港で耳にするジェット機のキーンと甲高いタービン音と同じサウンドで、乗り心地も船に乗ってる様な感覚は少なく、まさしく海の上を行く"飛行機"である。航海速力は40ノット以上で、全速力で翼走している姿はめちゃカッコイイ!!ジェットフォイルには独特の魅力があり、今回の事故でその安全対策が疑問視されるかも知れないけど、波高3メートルでも航行できるその特徴を生かしてこれからも走り続けて欲しい。