
教習所を卒業し、初めて普通の車・・・エクストレイルを運転したのは、
昨年、
2012年9月3日のことでした。(日付クリックで該当記事に飛びます。)
そもそも、大して車に詳しいわけでもない私がMT車(しかもSUV)に乗り始めたのは、
「MT大好き母が購入した車が家にあったから」「新車買うの面倒だから」という単純な理由からでした。
気づけば、幸運なことに、無事故無違反で半年が経っていました。
ただ、その辺の生け垣でボディを引っ掻いたり、車庫でバンパー擦ったり・・・と、
母が運転していた時代より、傷は格段に増えました。
「状況判断」と「車両感覚の把握」を行えばいいAT車に比べ、MT車では「運転操作」にまで神経を使わなければいけません。
クラッチをどこまで踏めばいいのか
回転数がどれくらいまで上がったら、どのくらいの速度で次のギアにシフトすれば良いのか
そのときのエンジンの振動はどんなものか
半クラをどれくらい維持すればいいのか
逆に、速度が落ちたときに、どのギアに渡せばいいのか
ノッキングを起こすタイミングは・・・?起こす時の車の音、振動は?
周りの状況に気を配りながら、これらのことを体得するのは、とても大変です。
(今でも大変です。)
このことが、若者のMT離れを加速させている原因なのではないかと、
自分自身、若者として思います。
でも、車を「操縦している!」という満足感や、
(子供っぽく言えば、大型ロボットのコクピットに居るような気分です。)
自分が車に乗り移ったかのような、小気味よいシンクロ・・・
・・・これらは、ATでは得られない喜びです。
何より、MTって少しかっこいいと思いませんか?
『運転の楽しみ』という言葉を理解できるようになったのは、MTのおかげだと思います。
最近不思議に思うのが、「初めに運転したときと比べ、大分印象が変わってきた」、ということです。
恐らく、『状況判断の経験値が増えてきた』&『運転操作に慣れた』ことによって、
車の動きを冷静にとらえることができるようになったんじゃないかと。
初めは大きすぎると思っていたエクスの車体ですが、乗り慣れれれば、
車幅ギリギリの断崖とかも思いのほか走れるようになりましたし、
狭い道での行き違いでも、寄せ具合を過度に心配する必要も無くなりました。
状況判断に余裕が出たことで、
ギアを変えたときの「ガチャン」という音、
少し上り坂とかで、エンジンが頑張っている時の「ウー!」という音、
砂利道を走っていて、一瞬でも空転したタイヤの「ズガッ!」という音、
これらの音を聞きながら走れるようになったことがとても楽しいです。
加えて、エンジンからの振動でギアチェンジのタイミングを計れるようになったことで、
最近になってようやく、音楽をかけながら走行することも出来るようになりました。
初めは20分ほどのドライブでくたくたになっていたこともありましたが、
最近では、30分、40分、50分、ついには1時間!・・・と、
連続巡航可能時間を着々と伸ばしております(笑)
(これ以上連続で運転すると、疲れて平地ですら発進できなくなります・・・。)
以上を簡単にまとめれば、MT車の運転が楽しい!ということです。
これからもMT車と末長く付き合っていく予感がする、今日この頃です。
Posted at 2013/03/23 23:06:10 | |
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