
現行はバブル経済の中で手作りの高級スポーツカーとして生まれたがいよいよ年内での生産終了が間近となった。
1990年に登場し、一時は世界で年間約6,500台を販売し景気の低迷とともに販売台数が減少してきた。
排ガス規制もクリアできない見通しで 生産中止 となった。
生産担当者によると「最後の一台まで心を込めて造る。手作りで培った〔匠の技〕を今後発売される次世代車の生産に活かしたい」と名残り惜しみながらも最終生産を手がけているとのこと。
現在は栃木から鈴鹿製作所に移って最後の生産をしているが、メインのシビックやFitの最先端の生産ラインの脇の小さなスペースで、シルバーメタリックのモノコックに部品が取り付けられ、作業はブレーキ・エンジン・ガラス・座席・検査の順に進められているらしく一つの作業に4~8時間らしい。
一人の作業員が取り付ける部品は約1000点。大量生産の車とは違うよさがあるのは歴然。
アルミ車体を滑らかに仕上るため、丹念にヤスリがけ。手で表面の凹凸を探り、光の反射を見て仕上るなど、繊細な技術が要求される。
7月の生産中止発表で駆け込み注文が相次ぎ、現在残った生産は
約30台。
ホンダはNSX生産やモータースポーツで築いた技術を活用し、
次世代の高級スポーツカーを3~4年後に発売する計画らしい。
NSXはホンダの傑作で世界でもTOPクラスの名車で、これからこれ以上のスゴイ車が続出し忘れられる日もくるだろうが、この車の偉大さは未来永劫間違いないと思いたい。
好きだけど普段NSXのことなど考えないのだが、無くなると思うと寂しさと惜しい気持ちが沸いてくる。
※担当者コメントなどの記事の部分はラジオニュース等から収集。
Posted at 2005/12/04 21:13:42 | |
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