「洲本城址」
この地は吉永小百合さん渡辺謙さんらの映画『北の零年』で取り上げられた町で、内容は江戸時代を通してこの地を治めていた洲本城代稲田家中の人々が故郷洲本を追いやられ、極寒の未開地・北海道南東地方に開拓移住した明治初頭のお話です。
古くから映画や専門誌をはじめとした各書籍でこの“稲田家中”のことを「藩」扱いにしているものが多数ありますが、それは間違いです。確かに稲田氏は江戸時代を通し1万4千石を領有していて小名クラスの規模を誇りましたが、あくまでも陪臣でした。
そのため幕末の動乱の際に「藩」への昇格運動を興した稲田家中と主家筋の徳島藩蜂須賀家の間で“庚午事変(稲田騒動)”が勃発し、結果、稲田家中は北海道の静内地方に入植することにつながりました。その様子を取り上げたのが「北の零年」です。
元々淡路国の主城は由良でしたが、城下の位置や地形が経営上不向きなため寛永7年に幕府に陳情し洲本に移転変更されたそうです。
洲本は山上と山裾に城郭が形成されたが、山上は使用されず山裾の居館、石垣が使用されました。
現況は山頂付近と北斜面は公園地で、山麓の城地は裁判所、検察庁、拘置所、淡路文化資料館用地になっています。
山頂部の大手門跡(馬屋曲輪跡)は無料駐車場となっていて車で登ることができ、眺望もいい場所です。
しかし、それを利用せず別道を歩くと「登り石垣」を見ることができます。
天守は模擬で駄目ですが石垣は本丸南側の脇坂城主時代の物を中心にかなり見応えがあります。ツウはこの石垣と縄張りに魅了されるでしょう。シノギ角について調べてから行くと良いと思います。
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