「旧前田侯爵邸 洋館」
華族文化の象徴、昭和を代表する古建築
2006年06月14日
区立公園の中では最大の面積を持つ駒場公園は加賀百万石の第16代目当主前田利為侯爵邸跡です。
侯爵が1929(昭和4)年に建築。部屋ごとに異なる意匠の暖炉を配すなど、贅沢さで個人の邸宅では東洋一と評されています。鎌倉にある鎌倉文学館が別邸でこちらは本邸として、外国からの貴賓を迎えるために作られたといわれていますが、あまりの贅沢さに当時は批判の声も多かったみたいです。
後に第二次世界大戦中に前田侯爵は陸軍中将として、また華族として最前線に赴き不慮の死に遭い、終戦とともに占領軍に接収。昭和32年に国が買い取り、東京都指定有形文化財に指定されました。
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