レインボーブリッジを眺めることもできるロケーション
2006年07月04日
台場とは、幕末に異国船の襲来に備えて設置された砲台地で、城の一種です。各地の海岸に築かれ、東京湾の品川沖に設置されたものが特に有名で「品川台場」と呼ばれています。
江戸幕府は、観音崎(神奈川県横須賀市)と富津(千葉県富津市)間を防衛線と考えましたが、ペリー艦隊が簡単にこれを突破し江戸の街から見えるところまで侵入してきました。これに危機感を抱いた幕府は1853年江戸湾防衛の任を負っていた伊豆韮山代官江川太郎左衛門英龍に品川沖に台場を築かせました。計画は11の台場の築造を予定し、結果的には、品川沖に6つの台場を造りました。しかし、ついに使うことなく、放置されました。
昭和30年代に東京湾の整備計画が策定され、第1、第5台場は品川埠頭建設のため撤去、第2台場は主航路の障害となるため撤去となり、現在では第3、第6台場のみが残され、国の史跡に指定されました。その後、第3台場はお台場海浜公園に隣接する台場公園となっています。