重要文化財「旧西郷従道住宅」
明治の文明開化における西洋館
2006年07月26日
あの西郷隆盛の弟で大臣や海軍大将・元帥など維新後大出世の西郷従道侯爵の東京上目黒の別邸にあった接客用の西洋館で、明治10年代の建築。
内部で展示されている調度品の多くは鹿鳴館や赤坂離宮で使用されたもので二階のベランダは雨水を流すため若干の傾斜をつけるなどの細やかな工夫が随所に見られます。
工事には、建物の耐震処置に関する研究者でフランス人建築技術者のレスカスの参加があると推測され、構造的配慮がなされていることもこの建物の特徴。意匠も洗練された質のよい建物であり、明治前期の西洋館として数少ない遺構の一つです。
木造2階建銅板葺き1棟、建築面積253.2㎡。
昭和39年に西郷山から犬山の明治村に移築。明治村移築前は国鉄スワローズの選手宿舎として使われ畳を敷いていたといいます。
「旧西郷従道住宅」として、1965年5月29日に重要文化財指定。
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