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ローヴまさかの脱落でグロンホルム今季2勝目を獲得！！

いやしかし、波乱続きの目まぐるしい展開でした(^^;



【レグ1】
SS1：Stobartのラトバラがいきなりのトップタイムでまずびっくり
SS4：スタート前には3位につけていたペタがブレーキトラブルで脱落
SS5：はトップのラトバラがサスを壊してレグ撤退。グロンホルムが首位に。
SS6：今度はグロンホルムにサストラブルが出て首位陥落。ローヴ首位で初日終了。
【レグ2】
SS8：グロンホルムがパンク→スペア紛失で一気にペースダウン。ローヴ独走
【レグ3】
SS13：クルージングでいいはずのローヴがなぜかMAXアタックで自滅

これでトップに立ったグロンホルムがチームオーダー(？)にも助けられて棚ボタの優勝。2位にはヒルボネンが入って、終わってみればBP>>Fordの1-2フィニッシュ。

3位にはヘニングのプレッシャーを凌ぎきったソルドが、ヘニングは惜しくも4位フィニッシュで1-2-3フィニッシュを飾ることはできませんでした。

ローヴがまさかのノーポイントフィニッシュ･･･おかげでドライバーポイントではグロンホルムがローヴに7ポイント差、マニュファクチャラーポイントではシトロエンに21ポイント差をつけてしっかりと首位固めに成功しました。

次戦アクロポリスは岩場とラフなグラベルでロースピードな上に気温が高くドライバーにも車にもタフなラリー。過去10年はFordが6勝、Subaruが3勝、Citroenが1勝。昨年はグロンホルムが優勝とFordには有利なコースと言えそうです。

ここで連勝できればグロンホルムも一息つけそうですが･･･

【ラリー・サルディニア 最終順位】

1 　M.グロンホルム(BP>>Ford Focus RS WRC06)
2 　M.ヒルボネン(BP>>Ford Focus RS WRC06) +29.2
3 　D.ソルド(Citroen C4 WRC) +1:21.8
4 　H.ソルベルグ(Stobart Ford Focus RS WRC06) +1:36.6
5 　P.ソルベルグ(Subaru Imprezza WRC2007) +2:34.2
6 　T.ガルデマイスター(Mitsubishi Lancer WRC) +5:02.1
7 　M.ストール(Citroen Xsara WRC) +5:28.6
8 　J.ハンニネン(Mitsubishi Lancer WRC) +9:31.7
－－－
9　　J-M.ラトバラ(Stobart Ford Focus RS WRC06) +11:27.7
12　M.ウィルソン(Stobart Ford Focus RS WRC06) +23:25.1
17　F.ヴィラグラ(Munchis Ford Focus RS WRC06) +17:05.1

DNF L-P.コンパン(Munchis Ford Focus RS WRC06) SF8

2007年シーズンも16戦のうち早くも6戦を消化。ここまでローヴ4勝、グロンホルムとヒルボネンが1勝ずつと、このままではドライバータイトルへの興味が一気に失せてしまいそうな悪寒も漂い始めてきましたｗ

実はこのサルディニア、一昨年＆昨年とローヴが2連勝中と相性抜群ｗ

グロンホルムにとしてはグラベル4連敗だけは何としても免れたいところですが、果たして？

SS1は現地時間19日9時43分(日本時間16時43分)スタートです。

ローヴ3連勝でシーズン4勝目！

途中経過をほとんどトレースできなかったので、結果だけ手短に(^^;
初日の7SSがキャンセルになった波乱のラリーは2日目最初のSSでトップに立ったローヴが結局15のSS中、10SSでトップタイムをマークして余裕のグラベル3連勝でシーズン4勝目。

グロンホルムは追撃及ばず2位フィニッシュでドライバーポイントも若干離される結果に終わりました。

3位は定位置ヒルボネン、4位には自己最高位となったラトバラ、5位にソル兄が続き、マニュファクチャラーポイントは大きく前進する形となっています。

次戦サルディニアはシトロエン勢が最も得意とするターマックイベント。

>※訂正：グラベルイベントでしたね(^^;

得意のはずのグラベルで失ったポイントを少しでも挽回するためにはローヴの前を走らなくてはなりませんが･･･


【ラリー・アルゼンティーナ 最終順位】

1 　S.ローヴ(Citroen C4 WRC)
2 　M.グロンホルム(BP>>Ford Focus RS WRC06) +36.7
3 　M.ヒルボネン(BP>>Ford Focus RS WRC06) +2:15.2
4 　J-M.ラトバラ(Stobart Ford Focus RS WRC06) +3:43.0
5 　H.ソルベルグ(Stobart Ford Focus RS WRC06) +4:10.1
6 　D.ソルド(Citroen C4 WRC) +4:23.6
7 　C.アトキンソン(Subaru Imprezza WRC2007) +4:43.4
8 　M.ストール(Citroen Xsara WRC) +5:20.2
－－－
12　J-P.レイエス(Munchis Ford Focus RS WRC06) +18:00.6
16　L-P.コンパン(Munchis Ford Focus RS WRC06) +46:57.9
17　M.ウィルソン(Stobart Ford Focus RS WRC06) +48:38.0

約1ヶ月ぶりに再開のWRC。

シーズン後半戦にターマック戦が多いだけにFord勢としてはグラベルイベントでなんとかポイントを稼いでおきたいところです。
初日のスタジアムスーパーSSは幸先良くヒルボネン、グロンホルムの1-2で翌日のレグ1が本格スタートと思いきや、濃霧のためスタートできず。

SS2からSS6まではキャンセル決定で、このままレグ1は全キャンセルになるとかならないとか･･･

ローヴ、リードを守り切りシーズン3勝目。

最終日を首位で迎えたローヴは、2位グロンホルムとのタイム差を見ながら終始余裕の走行を見せ、そのままトップフィニッシュ。シーズン3勝目、グラベル2連勝、そしてWRC最多勝をさらに更新する通算31勝目を飾りました。

SS16、17とトップをマークして意地を見せたグロンホルムでしたが、追撃及ばず痛恨の2位。アドバンテージと言われていたグラベル戦を2戦続けて落としたことで、ポイントでは辛うじて首位を守ったものの、チャンピオン争いでは完全にローヴに主導権を握られる結果となってしまいました。

ペタとの一騎打ちを制したヒルボネンが今季3度目の3位表彰台。
惜しくも表彰台を逃したペタですが4位は今シーズンのベストリザルト。徐々に輝きを取り戻しつつあるようです。

約1ヶ月のブレイク後の第6戦アルゼンチンはスムースグラベル。
グロンホルムは昨年のこのラウンドで10位と1ポイントも取れず、タイトル獲得を逃したターニングポイントとなってしまった1戦です。

昨年、一昨年と過去2連勝中のローヴがグラベルでもフォーカスを上回るパフォーマンスを見せるC4を得て、シーズン3連勝＆アルゼンチン3連勝となるのか？ローヴを止めるのはグロンホルムか、ペタかそれとも･･･

-----(追記)-----

ラリー終了後の車検で06フォーカスにレギュレーション違反が発覚？！

規定外のサイドウィンドゥ素材の使用により06フォーカス全車に5分のタイムペナルティが課せられることになったようです。

この裁定により、グロンホルム(2位→4位)とヒルボネン（3位→5位）はそれぞれ2つポジションを落とし、繰り上がりでペタが2位、ソルドが3位表彰台。ポイントランキングでもローヴがグロンホルムを1ポイント上回りランキングトップに立つことになりました。

ますます悪い流れだな、ヲイ･･･


【ラリー・ポルトガル 最終順位(訂正)】

1 　S.ローヴ(Citroen C4 WRC)
2 　P.ソルベルグ(Subaru Impreza WRC2007) +3:13.9
3 　D.ソルド(Citroen C4 WRC) +5:05.3
4 　M.グロンホルム(BP>>Ford Focus RS WRC06) +5:37.1
5 　M.ヒルボネン(BP>>Ford Focus RS WRC06) +7:08.1
6 　G.ガリ(Citroen Xsara WRC) +9:39.6
7 　J-M.ラトバラ(Stobart Ford Focus RS WRC06) +10:44.9
8 　D.カールソン(OMV Cronos Citroen Xsara WRC) +13:13.2
－－－
11 H.ソルベルグ(Stobart Ford Focus RS WRC06) +16:12.4
12 M.ウィルソン(Stobart Ford Focus RS WRC06) +19:36.1