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2007Jリーグ 第9節
F･マリノス×川崎フロンターレ

ここ2試合で11得点／無失点と序盤戦とは全く別のチームに生まれ変わったかに見えるマリノス。どちらかと言えば格下との結果だけに、今節のフロンターレ戦は中村、我那覇を欠くとは言っても、本物かどうかを確かめるにはうってつけの相手。

開始早々から坂田と大島の鬼のようなフォアチェックに圧倒。この運動量と意識の高さが序盤の先制点を奪いましたね。中途半端なバックパスを見逃さなかった大島はお見事。

とにかく前の選手が片っ端からボールを狩りに行くのでポゼッションが異様に高い。勢いディフェンスラインがどんどん高くなって、中澤と栗原はほとんどの時間帯でハーフウェーラインより前にポジショニングしている超コンパクト陣形。プレッシングの目をくぐり抜けたとしても前の選手がチェックに行ってる間にDF陣は守備ブロックが出来上がるからほとんど危なげなく対処できてるから点を取られそうな気配もなく、前半は完全にゲームを支配して終了。

後半になって多少はペースを落とすのかと思いきや、またもや全員で鬼プレス敢行。途中何度もガス欠が心配になったけど一向に衰える気配もなく、功治のFKで追加点。

中澤が功治と打ち合わせているような素振りを見せてからニアへポジション取りしたせいで川島も釣られたかな？誰かに合わせてくるかと思ったら直接ズドン！

この後も前半と変わらず激しいプレスからサイド攻撃あり中央突破ありで決定機を何度となく作るも決めきれずに結局2-1で試合終了。

前線と中盤の6人はペース配分なんて全く考えずにひたすらプレッシングかけて誰かかがボールを奪えば一目散に前に走り出す･･･選手達は相当キツイはずだけど90分間途切れることなくこれだけ人とボールを動かせれば、そりゃ負けるわけないわ。

ここまで見ていて楽しいサッカーをマリノスがするのは正直驚きだったけど、久々に払ったお金以上に価値のあるゲームでした。

こうなったら、やれるところまでやってごらんなさい♪