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うりpapaのブログ一覧

2021年05月16日 イイね!

コックピットカスタムとキャブレターのオーバーホールのお話 エポ

コックピットカスタムとキャブレターのオーバーホールのお話 エポ四輪・二輪のカスタムコンセプトの一つは、「コックピットカスタム」であります。

当然ながら、レストア中のエポにもコックピットカスタムを施します。




エポの純正のメーター周りは、ご覧のように、メーターベースがあってその上にシングルメーターが取り付けてあります。


メーターの中には、ニュートラル、ターン・オイル、30km/h速度超過警告の各インジケーターランプがあります。



コックピットカスタムの材料の一つである スズキ RG50 のツインメーターであります。

走行距離は7千キロ台ですので、エポに付いていたシングルメーターの走行距離とほぼほぼ同じであり、これは具合が大変よろしいです。

解体屋から買い付けたものであり、決して綺麗ではなく、薄汚い状態であります。
メーターの外側には転倒によるキズ跡があり、ステーも少し曲がっています。



ツインメーターをバラバラにして、プラパーツはメーターベースとともにシリコン剤で綺麗にします。

少し錆びたステーは、除錆して再塗装をします。

メーター照明とインジケーターの各ランプは12V用LEDに交換します。



メーターベースに重いツインメーターを取り付けることになるのですが、その重さにヒビ割れが生じたりしないか、とても心配になります。

そこでこの心配を払拭するために、ベースの裏側に、ジムニーのラダーフレームの如く、スチール製のステーを左右端に沿って取り付けます。
取付けは、出っ張りが小さいどこでもリベットを使います(笑)

ツインメーターは、このステー上に取り付けるのです。
これで少しは安心です。
しかし今度は、ハンドルに取り付けるベースの3箇所の取付穴に負担が大きくなるのではないかと心配になりますが、取り付けてから心配することにします(笑)

なお、ベースの前面に貼ってある白色の「SUZUKI」のロゴは、他にあるロゴと同様に赤色に変更します。



取り付けると、こんな感じです。
スピードメーターとタコメーターは左右を逆にして取り付け、SL125Sと同じレイアウトに変更しています。

真ん中のインジケーターパネルには、上からターンランプ、オイルランプ、ニュートラルランプがあり、タコメーターの内部の下側にハイビームランプがあります。
ハイビームランプもインジケーターパネルの中に並べてくれていたら、黄、赤、緑、青とフルカラーで格好良かったのにと感じます。

ツインメーターのリングとインジケーターの文字はシルバーで塗り直して当時の状態に戻します。

インジケーターパネルの下の穴にエポのキーシリンダーを取り付けます。
エストレヤとSL125Sのキーシリンダーはいずれもガソリンタンク左側下にあり、エポもここにあります。
1台くらいはメーターパネルにキーシリンダーがあってもいいのです。

30km/h速度超過警告ランプの配線は、アクセサリー電源として利用します。
ハイビームランプの配線は、ヘッドランプの配線を分配して繋ぎます。



これは、デジタルボルトメーターであります。
SL125Sに取り付けているものより上等です。

前オーナーにより12V化カスタムを終えた電装ですが、発電能力が心配であります。
そのために、ボルトメーターで電気系の監視をします。



メーターベースの空きスペースにボルトメーターを埋め込みます。

メーターパネルに一体化してなかなかいい感じです。



後々、シリンダーフィンの温度を測って、ヒート状況を監視しようと考えていますので、画像の温度計を取り付ける予定です。

このメーターはデジタルボルトメーターの上部の穴を隠すように取り付けることにしています。

2stエンジンですから、取付けできるメーターはこれにて目一杯かと思います(笑)



キャブレターのオーバーホールです。

型式は、ミクニ VM14SH 14φ であります。

外側の磨きや各ジェット類の掃除などは済ませています。



オーバーホールで判明したのが、フロートの穴開きであります。
これではオーバーフローになってくれよ!と言わんばかりの状態です。

出品時の説明で、「乗って帰れます。」とありましたが、これでは帰れるわけがありません(汗)
これも「ヤフオクの闇」の一つであります(汗)

新品に交換して、またもや想定外の出費となっています。



SL125Sのガソリンタンクに繋いで、オーバーフローの有無を確認します。
バルブの具合が悪いと、これまたオーバーフローが発生します。

少し液面が低いようですが、オーバーフローの発生はありません。
なお、後にフロートを弄り、液面を高く調整して万全な状態にしています。


これにて自宅での作業は全て終了となり、今後は作業ベースでの作業となります。
Posted at 2021/05/16 16:37:09 | トラックバック(0) | エポ | 日記
2021年05月15日 イイね!

二つのガソリンタンクのウレタンクリア塗装のお話 エポ

二つのガソリンタンクのウレタンクリア塗装のお話 エポ明日からどうも梅雨入りの模様です。

塗装作業は、雨天では避けるべしはセオリーであり、晴天の本日がしばらくの間では最後のチャンスとなります。

そのような事情で、エポのガソリンタンクとSL125Sに取付予定のSL90用ティアドロップ型ガソリンタンクの最終塗装作業であるウレタン塗装を決行しました。



シリコンオフの塗布、ミッチャクロンの塗布の順に丁寧に作業を行います。
ウレタンクリア塗料は「垂れ」が生じないように少しずつ5回ほどに分けて塗り上げます。

たぶん失敗はなかったように思います。

画像ではエポのガソリンタンクが大きく写っていますが、これは台の上に置いているからであります。
下手な遠近法撮影となってしまいました。

最低1週間は、乾燥させます。
梅雨入りですので、もっと放置して乾燥させるかもしれません。



タライに古い灯油を入れて、オイルやグリス塗れとなっているフレームの下部を洗浄しました。

ババだらけのケツを洗っているようなものです(汗)



スイングアームとステップバーも同じく灯油で洗浄しました。

これらは後日、パーツクリーナーで油分除去の仕上げをして塗装の準備をします。
ガソリンタンクの塗装に比べると、完全な手抜き作業であります(汗)



エンジンのクランクケースも灯油で洗浄しました。
なぜか、クランクケースだけがアルミ地なんです。
これは得体の知れないエンジンかもしれません(汗)

とりあえずこれは後日、腰上を交換しますので、その際にクランクケースの塗装をして色の統一をします。
左右のサイドカバーは、先行して塗装を済ませています。



クランクケースの左側サイドカバーです。

「SUZUKI」ロゴをシルバーからレッドに変更しました。
車体左側にあるプラ製サイドカバーの「EPO」ロゴのレッドに合わせました。



回転ケーブルへのグリスアップです。

スピードとタコのケーブルは回転していますので、メンテナンスが悪いとすぐに切れてしまいます。

そのためにケーブルを引き抜いて、モリブデングリスをたっぷりと塗布します。



引っ張りワイヤーへのオイル注入です。

アクセル、Fブレーキ、クラッチの各ワイヤーは、オイルが切れると重くなります。リファインのためにオイルを注入します。
効率を良くするために画像のように、ビニール袋の端を使って「漏斗」を作ります。
私はいつも556を注入しています。


ここまでは作業ベースでの作業でありました。
自宅での作業は、メーターカスタムとキャブレターのオーバーホールを残すのみとなりました。
Posted at 2021/05/15 18:07:22 | トラックバック(0) | エポ | 日記
2021年05月13日 イイね!

ハンドルとハーネスのリファインのお話 エポ

ハンドルとハーネスのリファインのお話 エポ今日は、事務所で仕事の隙間を狙ってチョチョイとエポのレストア作業をしました。





他のパーツは錆々のボロボロ状態なのに対し、ハンドルは比較的マシな状態でしたので、少しの労力でリファインを終えることができました。

グリップは私の趣味ではないのですが、今回はとりあえずこのままにしておきます。

ミラーは新品を用意しています。



ハーネスは、神経網のようなものですので、慎重に扱わなくてはなりません。
サービスマニュアルにある配線図によりコードの色から何をどこに接続するのかはすぐにわかります。

しかし、迷うことなくすぐに配線ができるように、ホーンやイグニッションコイル、12V化したレギュレータ、12V用のリレー、リアブレーキ・スイッチなども接続したままの状態で、新しいビニールテープにより巻き直しをしてリファインを済ませました。

なお、錆びたホーンは除錆して塗り直しをしています。
6V用のものですが、12Vでも作動して鳴ります。
ギボシ端子のカバーが薄汚く変色しているのは何とも措置できません(汗)


エポのレストア作業は、もう折返し地点を過ぎています。
Posted at 2021/05/13 23:25:30 | トラックバック(0) | エポ | 日記
2021年05月12日 イイね!

足周りのリファインのお話 エポ

足周りのリファインのお話 エポ「ヤフオクの闇」は、ずっと付き纏います。
パーツ類が錆々であるのは、ホイールも例外ではありません。

ホイールの中に浸み込んだ雨水等によって痛々しいほど浸食されています。
「何じゃー!こりゃー!!」と思わず唸ってしまったほどです。

しかし、除錆をして塗装し、新しいタイヤを取り付ければ、何とか見た目は綺麗になるでしょう。



外側も内側もグラインダーで削り倒しました。
飛び散る錆が身体中に付着します。
目に入らないように気を付けなければなりません。



グラインダーでは浸食が深い部分の錆は取り除けませんので、例の「必殺錆封じ」を塗布して錆化の進行を止めます。
薬の効果を高めるために、天日干しをします。



タイヤは準備できましたが、予算上、チューブは使い廻しすることにしました。
本来なら、タイヤを交換する時はチューブも同時に交換するのがセオリーなんですが、レストア後に走り倒すことはありませんので、まぁ、穴が開いていないか、弱っているところはないかなどをきっちりと点検した上で使い廻します。

ホイールの錆が富士壺のようにチューブにこべり付いていて、簡単には取れません。電動ブラシでゴシゴシとやると、取り除くことができます。
この程度ではバイクのチューブに穴が開くことはありません。

右側はビフォア、左側はアフターの状態であります。



塗装などの作業途中を大きく省略しまして、完成と相成りました。
タイヤは、キャラメルブロックのオフロードタイプにしました。
右側はフロントで左側がリアです。
フロントはリアに比べて一回り小さく見えますが、撮り方が下手なだけで同サイズであります。

当初の計画では、ホイールは派手にはせずにシルバーで統一して地味に持って行こうと思っていました。
しかし、うんこをしていて、いろいろな考えが巡ってしまって、結局、ちと派手になりました。

しかしこれは、カラーリングのコンセプトに沿うものですので、なかなかいいかもしれません。



前後のホイールを支えるサスペンションも仕上がりました。

フロントサスペンションのダンパー部分は早い段階でオーバーホールを済ませており、今回はむき出しとなっているコイルスプリングのリファインであります。
ガソリンタンクに使った除錆液の残り汁に10日ほど浸しておきましたので、とても綺麗になりました。

そして、前回ウンチク平をやり倒しました、フロントと同様の「プログレッシブ コイルスプリング」が採用されているリアサスペンションです。
これはなかなか素性の良いものでしたので、容易く綺麗にできました。
これでも一応、倒立型のダンパーとなります。

これらの作業はここ自宅でやりましたが、残すはハンドルやスイングアーム、ステップ、ハーネスなどのパーツであり、このリファイン作業も自宅でやる予定です。
Posted at 2021/05/12 16:07:49 | トラックバック(0) | エポ | 日記
2021年05月09日 イイね!

プログレッシブ コイルスプリングのお話 エポ

プログレッシブ コイルスプリングのお話 エポ画像の左側のコイルスプリングは、ストレートタイプで、バネレートは一定であり、圧縮の硬さはどの時点でも同じで、ギャップの吸収特性に細工はありません。

一方、右側のコイルスプリングは、プログレッシブタイプで、バネレートが変化し、初期の圧縮では柔らかく、圧縮が大きくなればなるほど硬くなり、小さな凹凸は柔らかく吸収し、大きなギャップには踏ん張るといった特性が狙いです。
2種類のスプリングを繋いでギャップ吸収の特性に変化を持たせているタイプもあります。

そして、なんとあの貨物などに採用されている板バネ(リーフスプリング)は、長さの違う多板によってプログレッシブな特性を持たせているのはご存知でしょうか?

いずれにしても、ストレート コイルスプリングに比べて、プログレッシブ コイルスプリングはとてもメカメカしくて魅かれるものがあります。



エポの前後サスペンションについて見てみます。
フロントはこのプログレッシブ コイルスプリングが採用されています。
なかなか粋であります。
一方、リアはストレート コイルスプリングが採用されています。

今回、レストアのターゲットバイクとしてエポに白羽の矢を立てた大きな理由の一つは絶滅危惧種の2stエンジンだということであり、そしてもう一つの大きな理由はもう絶滅してしまったオールドタイプのコイルむき出しのフロントサスペンションが採用されているということであります。
いずれもキーワードは「絶滅」であり、私のレストアはここに意義を持っているのであります(笑)

バイクの前後サスペンションのデザインはできれば統一されている方が綺麗でセンスが良いと思います。
その点、エポのサスペンションは前後ともメッキコイルスプリングがむき出しとなっています。

しかし、惜しむらくはリアサスペンションのコイルスプリングがストレートタイプでプログレッシブタイプではないことです。
私の主観としては統一性が少し欠けていて、この点が残念です。



画像は、スズキ ウルフ RT50というレジャーバイクであります。
エポと同世代の姉妹車であり、エポよりも少し出力が大きいエンジンを積んでおり、これはエポに積むことができます。

ウルフという名称ですが、スズキ バンバン50の再来を思わせるバブルタイヤを履いています。
砂地などのオフロード走行が想定されていますので、サスペンションのストロークがエポよりも大きく設計されています。
しかし、人気は今一つで生産終了となった哀れなモデルになってしまいました。

しかし、このRT50のリアサスペンションをよくご覧ください。
垂涎のプログレッシブタイプではあーりませんか!

調べてみると嬉しいことに、サスペンションの長さや上下の取付穴の径がエポと全く同じですので、エポにポン付けができるのです。

実はエポの純正リアサスペンションをレストアしようとしましたが、ストロークロッドが錆々で荒れており、いずれはオイル漏れに悩まされることになるのは目に見えています。

そこで以前から程度の良い、安価なリアサスペンションを探していたのですが、今回、RT50のリアサスペンションを手に入れることにしました。
そして、前後をむき出しのプログレッシブ コイルスプリングで統一するのです。
カッチョええー!!
Posted at 2021/05/09 22:09:10 | トラックバック(0) | エポ | 日記

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何シテル?   10/13 16:08
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