以前から原因が分からず、随分と悩まされてきた。。。
「アイドリング不調」ですが、ようやく解決できました! (^^♪
結論から言うと、圧縮不足(というか未調整)でアイドリングが不安定になり、
「タペット調整」をしたら治ったということになります。
そういえば、20年ほど前にこの車を(中古で)入手したときに主治医の整備工場でタペット調整してもらって以降、カバーすら外したことなかったので。。。(*^_^*)
状態としてはエンジン始動は問題なくできるのですが、エンジンが温まってくると、アイドリングを1000回転ちょっとに設定しても、信号待ちとかでブッブッブッと回転が落ちていき400回転くらいで辛うじてアイドリングするか、しないかという感じだったんです。手元アイドリング調整ダイヤルで回転を少し上げると、今度は1500回転くらいでアイドリングし、まだしばらくすると400回転くらいまで落ちたりして、停車時もアクセルで微妙に調整しながら何とか乗り切ってました。(非常に疲れます。。。)
アイドリング以外はそんなに気になるところはないんですけどね。(音が少しドコドコ言ってて前はそんな音じゃかったような気がするくらい。高回転も特に引っ掛かりもなく回ります。)
いままで電圧不足による点火を疑ってバッテリーやオルターネーターを交換したり、キャブ周りを疑ってアクセルワイヤー交換やアイドリングアジャストスクリュー、Oリングやフィルター交換やジェット類やキャブの燃料経路の洗浄、フロート調整、同調をとったり、2次エア吸い込みがないかのチェックなど、キャブ取り外しとエンジン以外の比較的手軽に出来そうな部分は試してきましたが、いずれも「これは!」という改善にはつながりませんでした。 (>_<)
いよいよ手軽に出来そうな箇所も少なくなってきて。。。エンジンかキャブかを見極めるため、エンジンの圧縮を測ろうと思ったわけです。でも
これが正解でした!
圧縮測定は、(そんなこともあろうかと)以前購入しておいたアストロプロダクツ製のAP コンプレッションテスター CT320 です。
測定は以下の①~④を行い、1気筒ずつ針が止まる(5秒くらい)程度クランキングして測定するのですが、私の場合は機械式ポンプのため、③が燃料の止め方が分からず、以前購入したものの、作業を躊躇しておりました。
①プラグをすべて外し、テスターをプラグ穴にねじ込む
②アクセルは全開にする
③(電磁ポンプの場合)燃料ポンプのヒューズを抜いてガソリンが出ないようにする。
④点火系(MDIなど)のヒューズを抜く(※)
※私はやってませんでしたが、④も対応した方がよいようなので追記しました。
③の機械式ポンプの場合はネットで探しても、なかなか出てこなくて、1件だけバーキンで測定された
Garage Yさんの記事をみつけたので質問したところ、電磁ポンプに変更されたとの事でした。ただ「過去、機械式ポンプでそのままやりました」の回答も頂いたので、意を決して私もやってみることにしました。(点火プラグを外してやったかは聞き忘れました。。。)
エンジンは軽く暖機した後、暫く放置し冷やし、近くに消火器を準備して行いました。アクセルはスロットルレバーにつけているスプリングを外した後、全開状態にしてマイナスドライバーを突っ込み、タイラップで固定します。
<まずは1番を計測>
4つとも計測した結果は以下ですが、3番が異常に低いのが分かります。(各々2回ずつ計測してます)
(前から)1番:1070 2番:1000 3番:760 4番:1050 (単位はKpa)
こうなると原因はキャブではなく、エンジンに決定です!
タペット調整で治るか そうでないとエンジンオーバーホール? となりますが、後者だとそれこそ、白煙吹いたりまともに走れない状態と思うので、タペット調整で治ることを信じて、初めてチャレンジしてみました!
ケントエンジンのタペット調整方法については、
Garage Y さんや
sshhiirroo さん 他、諸先輩の記事を参考にさせていただきました。大変助かります。m(_ _)m
なので作業の詳細は割愛します。
調整のボルトはセルフロッキング機能つきで非常に硬いとの事(本当、そうでした!)なので、写真の長めのバーで回したら丁度良い感じでした。
バーキンの基準値は冷間時でINT:0.25、EX:0.35 のようなので、調整前がどうなのか(おそらく3番が異常と予測)シックネスゲージを当てたのですが、1番から全然隙間がなく0.1でも通らない。。。?(慣れてなかったので、最初のやり方が良くなかったのかもしれません)
なので調整前の数値は結局分からず、基準値のINT:0.25、EX:0.35 に合わせました。(調整後、何回か回して再度計測して微修正)
タペットカバーのパッキンも切れずに綺麗に取れたので、液体パッキン(ハイロマーブルー)を軽く塗って、元に戻しました。
緊張のエンジン始動!
オイル漏れが(あまり)ないことを確認し、同調を取り直し、近所を1周したところ、いつもだったらアイドリングが落ちる場面でも今回は大丈夫でした!!
暫くエンジンを冷やしてから、また圧縮計測をしてみました。
1番:1120 2番:1100 3番:1090 4番:1160 (単位はKpa)
4番が少し高いですが、1120KPS前後なのでまずまずではないでしょうか。
もう少し走ってみないとダメですが、まずは
これでようやく一安心です。
ブログ一覧 |
セブン | クルマ
Posted at
2023/11/12 17:50:32