日本のバブル崩壊(1989年~)から、もうすぐ約30年です。
1989年12月末に日経平均は最高値を付け、そこから下落を始めました。
しかし、日銀の三重野総裁(平成の鬼平)は不動産投機を徹底的に嫌っており、株が下落に転じたあとも不動産への融資をギッチギチに締め上げ続け、1991年末まで約2年間、金利も高く維持していたため、日本のバブルはペッシャンコになってしまいました。
それまで、日本の不動産価格は7年周期で右上がりに上がるものと信じられていたのですが、これで循環は断ち切られたわけです。
もちろん、不動産のインカム利回りから、まったく説明不能な高値にあったことも事実なので、それを放置すればなお一層激しいクラッシュになるだろうと総裁が思っていた事情は、充分に理解できるのですが。
さて、今年の1月に、韓国の株価指数KOSPIが最高値を付けてから、2割以上も下げています。
その一方で、韓国では不動産は右肩上がりのものだという信念が民間には残っているようです。
今年の夏まで、説明不能な高値に跳ね上がっていました。
韓国大統領は共産主義者なので、不動産投機を鬼のように嫌っており、不景気が言われている韓国であるにもかかわらず、いろんな規制を今年に入ってから矢継ぎ早に投入しています。
金利も上げました(11/30付)。
借り入れ制限もギリギリと厳しく締めつけています。
わが国の30年前の大失敗をそっくりトレースしている状況です。
隣の大統領のことを、韓国の鬼平とでも呼んでおくべきなのでしょう。
なので、韓国はこれから本格的に崩壊過程に入るものと思います。
たとえば、事実上、破綻状態の現代商船に巨額の資金をつぎ込み、その現代商船が一気に20隻のコンテナ船の建造を韓国内の造船企業に発注し、このことによって、かろうじて左派労働組合員(いわば特権階級)の雇用を維持しているわけですが、このような歪みは、韓国国内の金融関係など、いろんなところに波及しているに違いありません。
韓国政府が左派労組組合員の高給を維持するために、民間の尻を拭く政策です。
韓国政府自身は、自分の尻を日本政府に拭いてもらいたいのでしょう。
だからこそ、馬鹿のひとつ覚えのように、スワップを求めて来るわけです。
これから数年間、韓国発の破綻の大津波に巻き込まれないよう、ご用心を。
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12月3日追記
わざわざ警告をいただきましてありがとうございます。
韓国では大統領のことを強酸主義者と呼ぶと、「めーよきそん罪」で刑務所にブチ込まれるんだそうですョ。
旅費を払って、逮捕されるリスクを冒してまで渡航する魅力がある国とは思ってないので、心配ご無用ですけどね。
Posted at 2018/12/02 19:42:54 | |
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