最近……っていうか、ここ数年、座骨神経痛がありまして。
座骨っていうと、知らない人は「尾てい骨」あたりを想像するかも知れませんが(←この「知らない人」ってのは私のことですが)、どうやら腰骨から横に伸び、骨盤の外側を通り、ふくらはぎに至る長い神経のようです。
ふくらはぎの外側などが痛みますが、ふくらはぎに原因があるわけではなく、腰骨の椎間板が狭まって座骨神経を刺激するせいとのこと。
ってことは、ぶらさがり健康法の出番でしょ、と、思ったのでした。
これ、1978年の流行なので、ヤングな諸君は知らない世界かも知れませんが……。
こういう装置で、ただ1分間ほどブラ下がっていると健康になるよ、という健康法グッズの走り。
最盛期には毎日毎日20万台ずつ売れたそうです。
こんなパイプのおもちゃみたいな代物が。
1個1万数千円もしたんですよ。
しかし、購入者の99%が、今では物干し台としてしか使っていないという品物です。
私はそういう高いものを買うつもりもありませんし、部屋を狭くしたくもありません。
ってことで、廊下にオリジナルなものを取り付けてしまいました。
マンションなので、壁は石膏ボードで、物を支える強度はありません。
しかし、石膏ボードの裏側には、ところどころに幅4センチ程度の木材が入っています。
その縦の柱をめがけて支持金具を木ネジで取り付け、ステンパイプを渡したわけです。
壁の裏側のどこに木材が入っているかを調べるには、「壁裏センサー」という、松下電器謹製の(つまり30年前に買った)この一品が役に立ちました。
壁にあててゆっくり動かすと、壁裏に木材が近づいてくると矢印が中心に向って動き、真裏にあるところで黄色い●印が点灯するって仕組みです。
完成したので、さっそくブラ下がってみました。
……みなさんが物乾し台の代わりにしていた理由は、すぐに分かりました。
だって、ブラ下がるためには、全体重を握力で支えなければならないんだもの。
1分間もブラ下がり続けるなんて、とてもとても無理です。
我が家でも、やがて、雨天の物干しを引っかける場所になる可能性が濃厚な気がします。
とはいえ、ダイキャスト金具とステンレス棒で約1700円なので、まあ許せるかも、ですが。
0429追加
いちおう作った以上、毎日ぶら下がっていますが、徐々にぶら下がれる時間が長くなってきました。
肩や、背骨の上部が伸びる実感が気持ち良いですが、腰以下の部分は伸びる感覚がありません。
もう少し使ってみて、体がもっと柔らかくなれば変わってくるのかもなんて思っています。
Posted at 2019/04/19 19:13:08 | |
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