
クリーンディーゼル車である
デリカD:5は、
12か月ごと(法定点検の度)に燃料の噴射量補正作業(微少燃料噴射量学習)が点検要領で指定されています。
私はディーラーで法定点検を受けていませんので、
おそらく、今まで1度も学習がされていないものと思われます。
(今年2024年10月初車検)
特に走りがおかしいとか、燃費が悪化したとか、アイドリングが不安定といった症状は無いように思いますが、
以前から学習しなければと、
気にはなっていました。
ディーラーにて定期点検を受ければ良いだけの話ではあるのですが、
自分で出来ればそれに越したことはないなと言う事で調べて見ると、
スキャンツール(診断機)等を使わずとも
裏コマンド的な特殊操作をする事で、
微少燃料噴射量学習が
実施可能と言う事が分かりました。
以下、その方法を記載したいと思います。
(BIGマイチェン後デリカD:5です)
注意事項として、
実施には、前提条件をクリアしていないと
コマンド入力をしても実施する事が出来ません。
前提条件は、
完全暖気状態 である事。
冷却水温 76~100℃
吸気温度 -30~100℃
燃料温度 30~100℃
大気圧 70kPa以上
ATF油温 40℃以上
エアコン、灯火機 すべてOFF
シフト Pレンジ
ステアリング 直進状態
です。
夏場ですと、30分程度走行すれば
完全暖気状態になり、
上記条件はクリア出来ると思います。
(私は片道13km程の会社帰り時間にして25分程でクリアしてました)
それでは操作手順を。
1.エンジンスイッチON
(ブレーキペダルは踏まないでスイッチを2回押す)
2.エンジンスイッチOFF
5秒~15秒 OFFを維持
(長すぎても短すぎてもダメです)
3.エンジンスイッチON
(ブレーキペダルは踏まないでスイッチを2回押す)
4.ブレーキペダルを左足で踏む
ブレーキペダルを踏んだまま
アクセル全開⇔全閉
を5回繰り返す
5.ブレーキペダルを離す
6.エンジンスイッチOFF
7. 5秒~15秒 OFFを維持
(長すぎても短すぎてもダメ)
8.エンジンスイッチON
(ブレーキペダルは踏まないでスイッチを2回押す)
9.ブレーキペダルを左足で踏む
ブレーキペダルを踏んだまま
アクセル全開⇔全閉
を5回繰り返す
10.ブレーキペダルを離す
11.グローランプが点滅
(1秒点灯⇔1秒消灯の繰返し)を確認する
12.アクセル全開⇔全閉 を5回繰り返す
13.グローランプのパターンが変わる
(1秒点灯⇔4秒消灯の繰り返し)
14. 30秒以内にエンジンを始動する。
(ブレーキを踏みエンジンスイッチを押す)
●エンジン始動後、自動で学習が始まる。
学習中はグローランプ1秒点灯⇔4秒消灯の繰り返しを継続。
(整備手帳の動画を参照して下さい。)
数分~15分程度そのまま置いておきます。
(私は5分程で終了しました。)
学習終了後、グローランプが消灯する。
エンジンスイッチをOFFし、完了。
どうでしたか?
上手く出来ましたでしょうか?
手順が多く慣れも必要ですので、
焦らず、何度か挑戦してみて下さい。
ただし、何度やっても開始されない場合
前提条件を満たしてない可能性もあります。
(個人では確認の方法がありませんが…。)
以上、
参考になれば幸いです。
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Posted at
2024/08/23 20:34:48