早いもので、シリーズも残すは本戦含めて2戦。
栃木・茨城ジムカーナシリーズ Rd.7(もてぎ北ショート)に参加してきました。
結果: 3/11
リザルト:
http://tochiibagym.web.fc2.com/result/2012tochiiba_rd7_result.pdf
最終戦を残して、(一応なんとか)シリーズチャンプ獲得が決まりました(^_^)v
[前日練習]
春先Rd.1以来の北ショートでの走行になりますが、まず感じたのは「気持ちいい!!」
3速全開のストレート、高いグリップの中で長く大きな荷重がかかる中高速コーナリング、爽快感が半端ないです。たまにこういうコースを走るのもいいもんですね。
路面はラバーがのったベタベタ、ネットリ感はなく、路面の質で高グリップな感じ。
タイヤの潰れ具合やスライド具合も気持ちよく伝わってきます。
…でも、気持ち良さと善し悪しは別でして、全体的にイマイチ乗れてた感じではなかったですね。
極端に悪いわけではなく、こんなものと言えばこんなものの範疇。
「こんなもの」にはある程度の範囲があって、その中の悪い方くらい。(わかりづらっ)
一つ大きな問題があって、スタート直後のチョン引きでサイドロックが高確立で不発か、遅れてロックが発生してグダグダになります。
先週パッド交換して、完全にアタリが付いていないので(ローターの内側1cm程サビが残る状況)その影響か、もうキャリパーが開いてダメになってる可能性もなきにしもあらず。
対策を検討しますが、とりあえず、フットブレーキを強めに入れることで、なんとかロック率が上がる事を確認して、本番はそれでいくことにします。
[~慣熟歩行、慣熟走行]
前日練PMコースがベースになると予想していたら、見事に外れてAMコースがベース。
北ショート正コースベースのセクションはいいとして、意識したのは折り返し22ターンからヘアピン逆送、20,18,17,16のインフィールド進入までのセクション。
特に17,16は、それ単体で見ると1速で処理するRに見えるのですが、車速を殺さないように2速でいくべき気もします。
イメージだけで完全に判断できなかったので、完熟走行を2速でやってみてエンジン回転が落ちすぎて次のストレートを明らかにロスするようなら、本番で1速にする作戦にしました。
いやー、慣熟走行があるっていいですね。
慣熟走行は、(やはり)スタート直後のチョン引きでサイドロック不発だったのと、22ターン後のヘアピン逆送で派手にアンダーを出してしまった以外は、まずまずで普通に走れました。
タイムの発表はありませんが、(たぶん)慣熟走行が一番タイム出ていたと思いますorz
慣熟歩行で考えた17,16は微妙な気もしましたが、本番も2速でいくことにしました。
[1本目]
今回も自分の走りに集中することを意識します。
いつもは助手席側の窓を全開にしているのですが、人のタイムを気にしないように閉めました。
まぁ、聞こえてきちゃいますけどね(笑)
スタートクラッチミートで完全グリップさせてしまい、エンジン回転数を大きくストールします。
本番スタートでこんな事は滅多になく、「えっ、なぜ???」って感じでした。
直後の右チョン引きは、フットブレーキを強めに踏んでなんとかそれっぽくはなりました。
…で、1コーナーから2コーナーで大ドリフト・大カウンター orz
「やっちゃったーーー」と思いながら、なんとか立て直しましたが、だいぶ失速。
バックストレートで、悲しいほどスピードが伸びません。
これでビビって、3コーナー進入がかなりヌルくなったのと、頭の中のイメージに反して、なぜか足が動かず、アクセルがうまく煽れずエンブレまでかけてしまいます。
以降ヘアピンまで無難に通過しましたが、ストレートの伸びが慣熟走行よりなかったので、たぶんヌルめだったのだと思います。
ヘアピン進入でも、明らかに頭の中のイメージに反して足が動かない。
ブレーキングの速度調整がうまくいかないわ、アクセルもうまく煽れないわで、完全に金縛りにあっている感覚です。意識ではハッキリ動かそうとしているのに足が動いてくれない。
「なんで足が動かないんだー」と頭の中で叫んでました。
この直後初めて「あっ、俺(シリーズタイトル意識して)緊張してるんだ」そう気付きました。
次の折り返し22ターンは、サイドを引いたタイミングに対して遅れてリヤ振り出しが発生し、タイミングが狂って回り過ぎの失敗ターン。
ヘアピン逆送は、慣熟走行でノーブレーキで進入してドアンダーだったので、軽くブレーキをあてて上手く曲がり、頭の中では「コレだよコレ!」と、ここはご満悦。
キモの20,18,17,16のセクションはヌルめながら無難に通過。
以降も、良くも悪くもなく無難に消化してゴール。
タイムは1'25"936で、順位は3番手。
他の方もタイムは伸びなかったようで、この内容で3番手は助かった思いました。
でも、上位陣はまともに走れば24秒台は確実。ヘタすると23秒台に入るかもしれない。
そんな予測をして、こりゃー2本目仕切直しだな。と考えました。
(あれ、人のタイムは気にしないんじゃなかったけ???)
[2本目]
今回自分の7位以上でシリーズタイトルが確定します。
人のタイムは聞かないように助手席側窓を閉めますが、、、やっぱり聞いちゃいました(笑)
確定したのを確認します。
その後は聞かないようにしましたが、予想通り24秒台のゴールタイムが聞こえてきます。
スタート直後のチョン引きで、またもサイドロックが遅れて発生しタイミングが狂るって回りすぎ、それだけならまだいいのですが、サイドレバーが引きっぱなしになっていて、大失速のおまけ付き。
「えーーー、いきなり終わりかよ。。。」と頭の中では叫んでました。
気を取り直して走り、折り返しヘアピン逆送まで大きな失敗はなく、まぁ良くも悪くも練習で走れてるくらいの感じで走れました。
ただ、スタート直後の致命的なロスがあるので、頭の中はかなり焦っています。
とにかく、他を全部完璧に攻めきってどこまでキャッチアップできるか、、、そんな感じでした。
そして、キモの20,18,17,16を攻めすぎて、18,17付近の速度コントロールを誤りド・ド・ドアンダー。
オワタ\(^o^)/
(たぶん秒単位の)致命的なロスで、後は敗戦処理の気分で走りゴールしました。
もちろんタイムダウンでしたが、順位は辛くも3番手に残ってました。
[まとめ]
またしても色々やらかしちゃいました。
原因はいくつかあり、切り分けができます。
・サイドロック不発、ロックが遅れて発生してグダグダ
明らかに車側が正常に機能していないので、しっかり対策が必要です。
フットブレーキでのアシスト等による、腕でカバーしきれなかったのは情けないんですけど、
サイドロックだけは別で、車側でしっかりロックできる状態にしておく必要がある認識でいます。
・1本目の1,2コーナー大ドリフト
いまの実力です(笑)
攻めすぎ、進入速度高すぎで発生しています。
ここ数年の北ショートの走行を振り返ると、やっちゃう率が練習に対して本番が比べものにならないくらい高いです。メンタル面の要因もあるかもしれません。
・1本目のスタートクラッチミートミス、3コーナー,ヘアピン進入ミス
これは自分でも驚きました。
緊張しているつもりはなかったんですけど、たぶんシリーズタイトルを意識した緊張によって、体が思った通りに動いてくれませんでした。これはメンタルのコントロールの課題になりますね。
・2本目の20,18,17,16セクションの失敗。
ここ最近、本番でやらかしまくってる失敗と性質は近い気がします。
継続して課題に取り組み、乗り越えていかなければなりません。
さて、中盤までで稼いだポイントが効いて、なんとかシリーズタイトルを決めることができましたが、準備・ドライビング・メンタル全てで、タイトルに釣り合わない未熟さを痛感するばかりです。
こういうときくらいは、あまり失敗のことは考えず素直に喜んでおかないといけないとは思うのですが、やっぱり色々考えちゃいますね(笑)
近々の試合と、より一層の練習でこれら課題を早期に克服していこうと思います。