車幅灯のLED化（日亜 RAIJIN 電球色）

以前から換えてみようと思っていたんですが、安全に直結する場所だけに躊躇していました。
暗くなるのもイヤだし、視認性が悪くなっては不安もある。

調べてみたところ、最近のLEDは性能も上がっているようで、何とか使えそう。

「明るさは純正並み」
「白色より視認性に優れる電球色」
という条件で作ってみることにしました。

LED製品選びでよくわからないのが明るさ。
明るさの単位が lm（ルーメン）だったり cd（カンデラ）だったり、そもそもノーマルの電球の明るさって？？

いろいろ検索したところ、参考になりそうなサイトがありました。
http://members.ytv.home.ne.jp/nwatanabe/ser_LED3a2.html
これによると5W白熱球は30 lm だそうです。
ルーメン←→カンデラ換算表はあくまでも計算値だそうですが、参考にはなりそう。

購入したのは、日亜製のNSPLR70CS-K1。
雷神（RAIJIN）という製品名が付いています。
それと、T10ウエッジベース、Flex用基盤、低電流ダイオード（E-153）3本、スイッチングダイオード1N4148。
これを2セット使います。

LEDの明るさは18 lm ですが、電球のように後方に光が漏れない分、配光の効率がいいので大丈夫と言う判断です。

ブレッドボードに載せてテストしてみました。

白いほうは何かのオマケで付いていた、車幅灯用のLED球（10mmLED1球）です。
明るさが全然違いますね。真上から見てもこれだけ違いますが、半減角の広いRAIJINは斜め方向から見てもほとんど光量が変わりません。

トータルの光量は5倍以上はありそうです。

CRDは15mAのものを3本使って45mAで駆動します。
LEDの仕様が50mAなので、25mAのCRDを2本で駆動したいところですが、25mA仕様のCRDはサイズが大きくて断念しました。

ただ、基盤とウエッジベースの仕様がCRD2本までを想定しているらしく、3本だと少し無理があります。
写真の状態だと全然入らなかったので、更にCRDの足を切ってギリギリで収めました。

ノーマルの電球は長年の使用に黒ずんでいました。

完成したLED球ですが、まだ基盤が若干浮いてしまっていますので、あとでホットボンドで固定しておいたほうがよさそうです。

この状態で車にセットして点灯確認してみたところ、明るさは電球と同等かちょっと明るいくらい。
ただ、電球に比べると中心の発光部分が明るく、リフレクター部分が暗い感じです。
広角タイプとはいえ光の直進性が高いLEDの性格が現れています。
このままでもあまり問題はなさそうですが、ちょっと対策をしてみることに。

昔購入した5mmLED用の拡散キャップがありました。
そのままでは付かないので瞬間接着剤で固定（大丈夫かな？）。

結果、電球とほぼ同じ配光になりました。
その分、配光効率は若干落ちたようですが、どちらが良いかは微妙なところです。

右側（写真向かって左側）のみ変えて写真を撮ってみました。
アレレ？？？？
なんか電球より暗いですね。

肉眼で見ると、電球より少し白っぽいせいもあるんでしょうか、あまり違いを感じなかった・・・・とうか、むしろちょっと明るいくいらいに感じていたんですが、
絶対的な光量は電球のほうがあるようです。
カメラのCCDは正直ですね。

実際には写真ほどの差は感じないのでこのまま使ってみますが、今度は配線の途中にCRDを割り込ませる方法で50mA駆動にしてみようか・・・・。

----------------------------------------
2011.09 追記
LEDの数を2発にして作り直しました。
http://minkara.carview.co.jp/userid/161471/car/278139/1633651/note.aspx