
2月21日(土)、筑波サーキットコース1000(TC1000)で行われた
R1グランプリ 2015に初めて参加してきました。
ちなみに
お笑いとは全く関係ありません。
どういう訳か、当日は随分と笑われた気がしますが。キニシテナイヨ?
R1グランプリ(R1GP)は
ロードスター限定の走行会です。
走行会といっても、12〜15分×4〜5回、タイム計測付きで走る通常のそれとは
違って、昨年見学した
ロードスター天国(ロド天)などと同じ、「
タイムアタック」や「
レース」をするのが目的。詳しい内容は
R1GPのページをご覧いただきたいんですが、僕が参加したラジアルレースクラス(R-SPクラス)は、「15分×2回のフリー走行」「20分の予選」「12周の決勝レース」を行うクラスでした。

筑波サーキットコース1000(TC1000)に集まるロードスター使いの図。風もなくいいお天気でした。
そんなちょっと本格的な匂いのするイベントに、今回もみんカラ友達な方々と参加。
ラジアルタイムアタッククラス(チューニング)に
Dr.うぐいすさん、
ebittyuさん。
ラジアルタイムアタッククラス(ノーマル)に
ZEUSさん。
そうそう、ロド天205カップ王者の
ミヤータつよさんは、なんとSPクラス(別名:怪物クラス)に挑戦!流石チャンプッ!
…というか申し込みが遅くてここしか空いてなかったの巻

Dr.うぐいす号。車検前で大人しめの外観。ミニサ対策でタイヤを255から235に変えて参戦。ラジアルタイムアタックで優勝。ついにシルバーコレクターの汚名返上!

今日は比較的綺麗なebittyu号。毎回スタッドレスで来て4輪交換。この日も変態的な熱い走りでした。

ZEUS号はドレコンならブッチギリ1位。いやホント渋いんだこのNC。

やっぱりカッコイイミヤータ号。やっぱり僕もバーフェンつけたくなるなあこの車みてると。。
当日は珠玉の手組みエンジン搭載の
えのら312さんや、一緒にあちこち走ってくれる
(ポカ王)むーさん、現役マジモンレーサーで超美声の持ち主
クロハチ☆71号車さんが
遊びに…いや、応援やお手伝いに来てくださったりと、走ってよし、しゃべってよしのご機嫌な一日でした。
他にも
ロードスター界の神いわゆるゴッドなネ申しぃずん9さん(3連覇おめでとうございます♪)と初めてお話できたりと、ホント楽しかったなあ。そうそう、某県某所のキングというか、やはり神的存在な方にも偶然お会い出来たりもして、こんなに充実してていいの?と、まあ大変幸せな一日を過ごした44歳10ヶ月でした。
さて、イベント紹介と関係各位への謝辞も終わりましたので、
あとはもう好き勝手に書かせていただきます。
昨日帰宅後につぶやいたように、同行メンバー
4名のうち
3名が入賞…
…言うまでもなく僕だけ入賞しませんでしたッ!ヽ(`Д´)ノ
なによこの完璧すぎるオチ。
でもいいんだ、楽しかったのは本当だもの…
(´Д⊂ヽ
どうにも気乗りがしないんだけども、頑張って当日の模様を以下お送りします。これが仕事なら
「先に結論書けこの馬鹿者」というところですが、
嫌だ書いてやんないッ!ちゃんと全部読みやがれッ!
まずはフリー走行その1。
前日までに
各走行時間で具体的に何をやるべきかタスク一覧を準備しておいたので、それを見ながら走行開始。フリー走行1ではまず「走行ラインの確認」「空気圧・減衰のチェック」とあるので、タイムは気にせず丁寧に走ろう…
…と思ったら走行時間が前の他メンバーがいきなり好タイムを連発。
こういうの見ちゃうとやっぱりタイム気になっちゃって猿走り気味に。
この枠では使わない予定だった「
秘密兵器」まで使ってしまい
タイムは42秒3。
ベストは更新したけどそれが目的じゃないんだよなあ。でも減衰だけは一旦ピットインして調整。F6R8戻しから、F5R6戻しに変更したらアンダーステアが減っていい感じ。
フリー走行その2
メモを見ると、「フリー1」と「フリー2」の間に「
★ガム」って書いてある。おおそうだったガム噛んでリラックスしながら走ろうと思ってたんだ!
さっそく試したところ、
ヘルメットかぶってると噛めるのはほっぺたの肉だということが判明。痛いよぅ。
「それが秘密兵器だったの?」と白い目を向けられたが気にしない。

どこまでもガム。
…メモには「タイヤが冷えている時の挙動とペースを確認」とある。我ながら格好いいことを書いてるなあ。これはあれです、レースはタイヤが冷えてるところから全開になってしまうので、そういう時どんな感じなのかを知っておきたいなと。普段なら暖まるまでスピード出さないからわからんし。
これがやってみると難しい。車より人間の問題だこれは。どうやら無意識にセーブしちゃってるみたいでした。減衰はF5R6戻しでスタートして、途中またピットインしてF6に。アンダー気味になるなあ。
タイムは42秒4。「
秘密兵器」も2-3回試してみる。使えば確実にタイムアップするけど、怖いんですよこれがちょっとばかり。
で、いよいよ予選。
時間20分とフリーより5分長い。メモには「早めにアタックして、タイヤ温存」などと
大変偉そうなことが書いてある。今思えばすごいフラグ感。
そうそう、予選前にそろそろ
「秘密兵器」が何かお教えしましょう。
現場では大変ウケました。でも、ちょっと引かれました。
今回の秘密兵器、それは
レブリミット8500回転!
NCロードスターのレブリミットはNC1で7000回転、NC2以降で7500回転。僕のNC3はNOPROさんECUでリミットを8000回転にしてました。これを8500回転までアップしてもらったのです。
僕のNCは5速MT、TC1000だとインフィールドで2速→3速、最終セクションで3速→2速と2回シフト操作があるんですが、
8500まで回ればここをずっと2速でいけるだろうと。そうすれば
「超絶シフト下手糞野郎」たる僕の場合、これだけでコンマ3〜5くらいアップするだろうと。そういうイヤらしくも確実性の高い作戦だったわけ。
当然リスクもあり、下手したらエンジンぶっ壊れるのですが(このへんが引かれた理由)、シフトダウンでオーバーレブさせなきゃ大丈夫だろうと…NOPROさん曰くお客さんで8500レブはこれが初だそうです。
という実に効果的な秘密兵器を携え臨んだ予選。※減衰はF5R6戻し
「タイヤ温存」なんてメモのことなんかどこへやら、見事な猿走りで20分走り続けてしまいました(´∀`*)
予選終わった時はノドがカラカラすぎて声が出せないほど…なにやってんでしょうねホントに。まあでもタイムだけはベスト更新。
42秒107。
悲鳴をあげて回るエンジン様に感謝。
YouTubeで見る
今回42秒
120がベストだったZEUSさんを再び逆転ッ!
色々条件が違って明らかにこちらのほうがタイムでそうな感じだけども、
勝ちは勝ち(by ZEUSさん)ということで!
前回の日記では
42秒切り、出来れば41秒6〜7狙いなんて宣言したわりには大言壮語も甚だしい結果とも言えますが…でも、41秒台が見えてきたのはちょっと嬉しい。
タラレバだと41秒8だったし。今後は秘密兵器なしでこのタイムが出るように頑張ります。
…あ、タイムアタックじゃなくてこれ予選でした。
大事なのはタイムより順位だった。
結果は4番手。
ポールポジションはなんと
40秒8!速いよ速すぎるよ〜
しかも車はNA6CE。「改」と書いてあるけど一体どんな車なんだろか。
で2〜3位の方が41秒半ば。
4位の僕42秒1から、9位の方までの6台がコンマ4秒差!これは熱い。いや怖い。もうこの時点で帰りたいというかお腹いっぱい。
さて、仕方ないのでレースです。
と、その前にレース参加者のみのドラミがありました。スタート方法の確認とかね。で最後に「
くれぐれも接触はなしよ!」とのお達しが。いやほんとそれが一番。
ここからは動画とともにお届け。
※各動画は同じ「決勝フルバージョン」ですが、動画の開始位置を変えています。便利でしょ!
まずはコースインしてダミーグリッド整列。で一周回ってよーいドン。この事前周回でみなさんタイヤを温めるんですが、もうねテレビで見てるレーサーみたいなのこれが。
ホイールスピンさせてリアタイヤを温めるとか当たり前。僕そんなん出来ないんですけど。。(一応一回試してみたけどめっちゃグリップしたままで
赤面)
スタート前からのフルバージョン動画
YouTubeで見る
ほんでいよいよスタートなんですが、スタンディングスタートは緊張します。そもそもスタート練習なんてしたことないので、
レース経験者のZEUSさんにスタート方法を教わる。説明を聞きながら内心「あ。これ絶対できない無理無理」と思ってたのは内緒。
でも
前回のロドだらみたいな展開は悲しいので、ちゃんとまっすぐ車をとめるのだけは確実に実行。
…と思ったら2位の人若干イン側向いてとめてるよ? あれが正解だったのか…

YouTube:スタートシーンから再生
偶数列はアウト側なので、これも緊張の原因。
スタート失敗→インサイドに割り込まれ放題の悪夢を想像…してる間にスタートしちゃった!
どうにかそこそこのスタートしたけど、1ヘアでさっそくインをつかれて
5位にダウン。
抜いていったのは同じNC乗りの
きりたんポ☆彡さん。
この方の
YouTubeチャンネルの大ファンなので頑張って追っかけるぞ!…なんて余裕はこの時はなし。
なんというか、これが
「鬼気迫る」というやつかと実感。みんな冷えてるタイヤで全開走行、挙動があやしいせいなのか、前を走る車にも、ミラーに写る後続車にも、ものすごい意志の強さを感じる…マジで怖いよぅ。
きりたんポ☆彡さんに抜かれたあとは、前を追っかけるより後ろが大変。ちゃんと確認できないけどNAっぽい…
と思ってたらライトオンしてるよ!カエルだよ!怖いよ!カエルに睨まれた中年だよ!しかも音がすごい。ブレーキなのかな、もうね、すぐ近くにいますよ〜アピールが半端ない。
で結局きりたんポ☆彡さんと同じく1ヘアでインに入られて
6位に後退。観戦してるお仲間たちの
「このヘタレが!死ね!」の声が聞こえてきます。
YouTube:追いぬかれシーンから再生 (´Д⊂ヽ
ただ、2台に抜かれたところでようやくタイヤもいい感じ…というか僕の体が温まったので、ちょっとだけ冷静に。実は減衰もアンダー気味だったF6R6戻しにしてたので、それに慣れてきたのもあるかも。なんでアンダーにしたかというと、冷えたタイヤでムキになってスピンしたらいい迷惑だろうという大人の判断。実際このセットでも最初ちょっとオーバー気味だったので、これは正解だったように思います。
で、多少冷静になったところで前方の2台を観察。ちょっとだけNAさんのほうが速そう。ということは…
この1〜2周できっと2台はバトルになる→タイム落ちる→僕追いつけると華麗な三段論法で未来を予想。
実際この予想は完全に当たって、そこからは3台での4位争いに…と思ったら誤算もあって、僕の後ろも追いついちゃって5台くらいの争いになりました。
すごい!超レースっぽいッ展開ッ!
このあとはNAさんがきりたんポ☆彡さんを果敢に攻める、その
漁夫の利を狙う僕、同じ考えであろう後ろの方々、という流れの中、本日の見所その1。
YouTube:見所その1から再生
果敢に1コーナーを攻めたNAさんがあわやスピンの大オーバー!こちらもターンインで不安定なところなんでなんにも出来ない!
ものすごくビビりましたがNAさんが素晴らしいテクニックで立て直し、そのまま並走で1ヘアに進入ッ!
でも抜けず。(´∀`*) てへへ。
ちなみにこの時ZEUSさんは
「なんでそこで行かへんのやッ!」と、すっかり現役時に戻っていたそうです。
そしていよいよ本日の(僕の)クライマックス。
YouTube:超個人的クライマックスから再生
きりたんポ☆彡さんのタイヤがかなりつらそうな感じになってくる。このコース、タイヤがきついと、とにかく最終がつらい。姿勢が乱れて踏めないと、短いストレートでも1コーナーまでに追いつかれちゃう。シフトミスもあったのか、NAさんがストレートでパッシング!
ここだッ!
ここで漁夫の利作戦発動ッ!
NAさんに続いて1コーナーでイン側に飛び込…
む前にきりたんポ☆彡さんを見て行っても平気そうかちょっと確認、インを開けてくれた動きを見て進入、そのままきりたんポ☆彡さんと2コーナー出口まで並走、1ヘアでインについてなんとか追い抜き成功!
\(^o^)/
あとはそのままNAさんの後ろでフィニッシュ。
4位スタートから2回抜かれて1回抜いて5位でした。
危ないから秘密兵器は封印、それでもレース中に42秒3は出たし、接触もなくなかなかの結果だったかな!
…なーんて、今日になってこうして書いていればそんなふうに思えなくもないですが、当日パドックに戻ったときはもう真っ白。
緊張と興奮と恐怖とあとなんかいろいろなものとかごっちゃになって、とても表現できない気分でした。
でも、レース後にきりたんポ☆彡さんやNAさんとお話した感じからも、観戦してくれた仲間からも「楽しかった」と言ってもらえたので、その点は良かったです。
が、時間が経ってくると、お仲間の皆さんには色々と不満があったようで。「あそこはこうしろ」「ここはこうしろ」とやかましいわッ!(#^ω^)
指摘の大部分は、後ろから「行くぞ行くぞ」とサインを出された時
「どうぞどうぞ」になってるってトコ。ちゃんと
「ここは行かせなくってよフフン」と意思表示しないとアカンと。
…そんなんいきなりは無理やがな(´・ω・`)
まあ、何事もひとつひとつ。何人かは「来年はレースにしようかな〜」とか言ってる人もいたので、今後がちょっと楽しみです。
最後ですが、主催の
Miki Projectさん、協賛各社、そして参加者の皆さん、ありがとうございました&お疲れ様でした! また来年是非参加したいと思います!
…というか、ここまで読んだ方が一番疲れたと思います。お疲れ様でした!
読書感想文、お待ちしております!
次はいよいよ昨年初めてサーキットを走った思い出の「ロードスター祭」。苦手意識が強くなりつつある本庄サーキットですが、克服できるといいなあ。
//以下自分用備忘録//
・本庄サーキット:9回 ベスト:46秒944 内回りベスト:46秒181 Z2★ 205/16
・日光サーキット:5回 ベスト:42秒456 Z2★ 205/16
・筑波サーキット(TC1000):7回 ベスト:42秒107 Z2★ 205/16
・筑波サーキット(TC2000):1回 ベスト:1分9秒711 Z2★ 235/17
・鈴鹿サーキット:1回 ベスト:2分48秒655 Z2★ 235/17
・YRS ユイレーシングスクール:6回
・YRS スプリントレース:1回 予選2位 決勝5位
・TKくらぶ ドリフト練習会(FSW ジムカーナコース):2回
・R1GP:2015年結果 R-SPクラス 予選4位 決勝5位(チューニングクラス5位)