ゴロゴロしながら、久しぶりに映画なんぞ観ております。
『アウトレイジ ビヨンド』。
劇場にも観に行ったんですが、やっぱ面白いわー。
前作のほうが良かったという人もいますが、ワタシはこっちを推します。
(もちろん、両方観る前提ですが)
ワタクシ、北野作品の大ファンなのです。
それでも、近年は「アーティスト・たけし」な映画ばかり続いてて、ちょっとお腹いっぱい(笑)
そんな中、久しぶりにバイオレンス作をお目にかかれて嬉しかったのが、前作『アウトレイジ』。
相変わらず痛ーいシーン満載ですが、非常に面白かった。
「やっぱこっちのたけしが好きだー!」と、素直に思いました。
そして『ビヨンド』。
ラストシーンが微妙という人もいるみたいだが、あれでド派手にドンパチやってしまったら、それは今までの北野映画の焼き直しにしかならない。
ああしたからこそ、必要最低限の描写だけで、抗争を終わらせたことが表現できたのだと思う。
なんだか加瀬亮が独り浮いてるという批判も聞いたけど、それでこそあのキャラクター・石原じゃないか。
他はみんな、怨念とか野心とか怒りとか、ある意味前向きな感情が「コノヤロー」の怒声にこもっていた。
けど石原やら加藤(三浦友和)だけは、焦りと恐怖心で気を張っている。
だからこそ、どこか「コノヤロー」が板についてない感じがするし、逆にボロを出す瞬間が映える。
このシーンは名演ですよ。
主人公でありかつての親分・大友(たけし)がどんなヤツかは、よーく知っている。
彼が昔気質な、生粋の武闘派であることも。
追い詰められた相手が、どれほどエグい殺され方してきたかも……。
この怯えきった表情が、すべてを物語っている。
もう一人、釘付けにされた役者さんは、塩見三省さんだなあ。
朝ドラで琥珀掘ってたおじさんが
こんなコワイ顔にwww
やっぱ役者さんってスゴイわ……。
内容がアレなだけに、万人に薦められるものじゃないけど(笑)
気になった方は、ぜひ一度ご観賞を。
Posted at 2014/04/07 13:31:05 | |
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