
7月下旬に注文していたTE37 SAGA SLが11月頭に届きました。
サイズは18インチ9.5J +35。
ちょうどボンネットのクリア剥げ補修で板金屋に出していたので、取付できたのは11月半ばくらいでした。
S-PLUSとの違いがどんなものか、8月の値上げ前にお試しということで2本だけ購入。
TE37 SAGAシリーズ累計8本目で3回目の購入でしたが、いつもは半年程度の納期でしたけど、今回は若干納期が早まって、7/21注文11/2到着と3ヶ月半くらいでした。
当初のアナウンスこそ納期予定11月下旬から12月だったのですが、ひと月程度は繰り上げしていただけたようです。(パーツレビューで同じ頃に購入された方でも、もう少し早く到着されてた方もいるようなので、メーカー側も増産できるようになったのでしょうか。)
元々S-PLUSの9.5J +38を4本通しで履いていたのですが、後にリアを+38から+30に変更
そして今回、フロントをSL +35に変更しました。
TE37ばかり購入してるのは、ブレーキの都合上18インチで他に履けるホイールが分からないので、いろいろ検討しつつも最終的にはこれでええかとなっております。
現状のS-PLUSで特に不満や不具合はありません。
が、強いて言えばS-PLUS +38ではキャリパーとのクリアランスが2~3ミリ程度、下手なところにバランスウエイトを貼ると干渉するというところが気になるくらい。
ということで、多少クリアランスが取れるだろうSLの+35を試しに履いてみましたが、一応狙い通り、バランスウエイトに気を使わなくても良い程度のクリアランスは確保できたかと思います。
色やデザインが若干異なるようですが、この辺りはお好みでしょうか。
履き替えてみての個人的な感想
色はS-PLUSのダークガンメタが良い(昔の人間なのでBNR32とHCR32の純正ホイールの色違いの印象を受けた)
デザインはどちらでも可
スポークロゴはないSLの方が良い。
SLのステッカーもなしが良い。
SLのエアバルブは標準が赤なのですが、黒に変更、多分赤はすぐ退色すると思う。
SLはリムとPCDナットホールまわりの凹部がダイヤカットクリア(?)なんでしょうか、スポーク部分のグラファイト系の色と異なる2色構成となっていて、そこも全面単色のS-PLUSの方が良い。
センターキャップはあった方が良いけど、そもそもSL同色のセンターキャップの設定はない。
自分の場合、シンプルで純正っぽい感じが希望なので、どちらか選べと言われればS-PlUSになるのでしょうけど。
できればコストを抑えたシンプル仕様を設定してもらえると有難いですけど、需要ないですかね。
そんなTE37ですが、RAYSのwebサイトでちょっと分かり辛い部分があったので、手持ちのホイールを少し確認してみました。
RAYSのwebサイトにあるS-PLUSの断面図(反転)です。
FACE1~5までの比較ですが、FACEデザインの違いはスポーク肩から外側の部分で赤線以下の中央部分の深さはインセットにより異なると推測されます。
SLの断面図とリムの位置を大体で揃えて並べてみましたが、なんとなく横方向の長さが違うような気がします。一応両方とも18インチです。
図が正しいのか少々疑問が残りますけど、縦方向はたぶん正しいとして進めます。
下の写真はS-PLUSの+38と+30にて、スポーク肩からセンターキャップ取付面まで物差しで計測してみたものです。
+38では約38ミリ、+30では約33ミリくらいでした。
+30はFACE4の中では一番ナローなサイズなので浅くなるのは納得です。
SLの+35はというと
物差しの向きが違いますが、縦にしても約40ミリくらいです。
ハブ取付面の厚みは
S-PLUS+38で約31ミリ
SL+35は約23ミリでした。
+30は今回外してないので未計測ですけど、おそらくハブクリアランス+3ミリになると思います。
(ハブクリアランスはセンターキャップ裏面まで?)
ということは、リム幅から逆算するとS-PLUSのFACE4の方がSLのFACE4よりスポーク肩までの落ち込みが深いことになりますね。
SLのFACE4はS-PLUSに換算するとFACE3.75くらい?・・・逆にSLのFACE3と5はS-PLUSよりも深そうな感じです。
S-PLUSの3と4の間が大きいので、ひとつ追加しても良いくらいです。
下の写真は市内にあるSA浜松さんに展示してあるGR86のホイールです。
PCD100ですが、確か8.5J、FACE3だったと思います。
写真によるかもですが、自分が見る限りSLはFACE3と4でそこまで違いはない印象です。
raysのサイトにあるサイズ一覧表から18インチ、9.5J、PCD114.3を並べてみました。
上からS-PLUS、SL、S-PLUS TIME ATTACK EDITION となっています。
RCFのキャリパー対応マークは◎なので、インセット40台のものは基本NGです。
ここで気になったのはインセットとハブクリアランスの関係
TIME ATTACK EDITIONは標準品と比較して、それぞれのサイズでインセットが1大きくなっているのにハブクリアランスは同じです。
単純にハブ取付面が減肉しただけでなく、キャップ取付面も増肉して相殺されているということでしょうか。
ちなみに標準品の+22とTIME ATTACK EDITIONの+23のみ、ハブクリアランスが大きく異なりますが、これは間違いなのか、サイズ表の通り大幅に変更されているのか。
SLもTIME ATTACK EDITIONに近いので、後発2種はキャップを取付しやすくするために改良されたかもしれません。
あとSLのサイズ展開にもちょっと違和感があり、+35と+45では何故かハブクリアランスが+45の方が大きいです。
+22と+35はインセットの差がハブクリアランスの差と同じ13ミリ
+45のキャップ取付面は12ミリ浅くなっているようです。
上の方で計測した約40ミリくらいだった深さが12ミリ浅くなるということは、見比べると印象が違って見えるかもしれません。
センターキャップ付けない派の方はあまり気にしなくてよいのですが、駆動輪にはドラシャが凸形状になっているのでここが薄いとLOWタイプのキャップを付けることができません。
今回購入したSL+35はキャップを付けていますが、このままリアに付けることはできない可能性が高いです。
S-PLUS+30のハブクリアランスは21(SL+35は20)ですが、ハブ径の小さいトヨタ車で割りピンも少し削ってもらってギリ取付できた感じです。
僅か1ミリの違いですけど厳しいかも。
(ちなみにセンターキャップは外すのに少しコツ有り)
なおS-PLUSにも近藤エンジニアリングさんで+35の特注サイズが購入できるようです。
ハブクリアランスが分からないけど、どのホイールでも最低20ミリ程度は確保されているので、おそらくキャップ取付面が浅くなってくると思うけど、違和感なければ良さげですね。
