でわ、なぜタイヤの空気圧を
変えるとグリップが変化するのか
ですが、、
一つ目は、タイヤの接地面積です。
空気圧が高くなると、タイヤ中心の
温度が上昇していることが分かります。
これにより中心部が膨張することで、
接地面積が減少し、グリップ低下に
繋がると考えられます。

BSのRE-71Rというタイヤは、
センターが削れやすい傾向があり
ますが、これはどうもセンター部分
が温まりやすいことと関係があり
そうですね。なので、センター温度
が少し高いのは、あまり気にせず、
ゴムの粘弾性が最適となる温度を
実現してあげる空気圧という観点で
見た方がいいのではと、びわさんは
考えます（多分）。

二つ目は、タイヤの温度です。
空気圧が高いと、タイヤの表面温度
が高くなる傾向が見られます。
タイヤの表面は冷えやすいので、
内部は蓄熱してさらに温度が高く
なっていると考えられ、空気圧が
冷間180 kPaだと、表面が70℃近く
あるので、恐らく内部は80℃を少し
越えてタイヤゴムが熱分解しだし、
グリップ低下が出てきている
（熱ダレ）が起きることでグリップ
が低下したものと考えられます。

したがって、冷間の空気圧としては、
170 kPa付近に正解がありそうな気が
してきました。但し空気圧を下げ過ぎる
と熱が十分に入らず、硬いゴムのまま
になるので、下げ過ぎは好ましくあり
ません。