彼といえば電脳世界へのジャックインというサイバーパンク的世界観と、ニューエイジ的意匠を取り込んだ独特の世界観を持つ作風です、また彼の描くメカ類は、独特の生物的なフォルムと、動作原理や素材、内部構造まで考え抜かれた緻密な描写が特徴であり、他のSF漫画とは一線を画すリアリティがあります。
代表作と言える攻殻機動隊は、GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊(監督:押井守)として1995年にアニメ化され、AKIRA(1988年)に続き、世界的に日本アニメの評価を押し上げた作品となりましたし 、 映画”マトリックス”シリーズ”を生み出す切っ掛けにもなったんですよ。
彼の代表作品
アップルシード
物語は化学兵器・生物兵器も使用された第5次非核大戦を生き抜いたデュナン・ナッツと、全身をサイボーグ化したデュナンの恋人であるブリアレオスの活躍を描いた近未来サイエンスフィクション作品。
第五次大戦後、国家や情報網は破壊され尽くし廃墟となった無人都市を、転々としながら流浪の日々を送っていたデュナンとブリアレオスは、ある日突然来訪したヒトミによってオリュンポスへの移住を持ちかけられる、オリュンポス入りした二人を待っていたのは、戦後世界とは信じられないほど清潔かつ高度で豊かな都市だった、人類がついに建設した理想郷・オリュンポスでは、人口の半分を人為的にコントロールされて生まれたバイオロイドが占め、人間同士の無用な衝突を避ける緩衝剤として均衡が保たれていた。
デュナンとブリアレオスはやがて特殊部隊ESWAT(ESpecialy Weapon And Tactics)に入隊するが、理想郷に見えたこの都市も人の業(ごう)を脱することはまだ出来てはおらず様々な問題を抱えていた、戦争の後遺症とも言えるテロリズム、オリュンポス行政院と立法院の対立、他国との駆け引き、ライフサイエンス解禁によって科学技術が人や社会の在り様にまで干渉する等、2人は都市を巡る様々な思惑や陰謀に巻き込まれていく。
私のMicrosoft Flight Simulator画像から
攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL
時は21世紀、第3次核大戦とアジアが勝利した第4次非核大戦を経て、世界は地球統一ブロックとなり、科学技術が飛躍的に高度化した日本が舞台。
その中でマイクロマシン技術を使用して脳の神経ネットにデバイスを直接接続する電脳化技術や、義手・義足にロボット技術を付加したサイボーグ(義体化)技術が普及した結果、多くの人間が電脳によってインターネットに直接アクセスできる時代が到来した。
生身の人間、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイド、バイオロイドが混在する社会の中で、テロや暗殺、汚職などの犯罪を事前に察知してその被害を最小限に防ぐ、内務省直属の攻性公安警察組織(公安9課)通称「攻殻機動隊」の活動を描いた物語。