夜のワンコ散歩時に、ライトは欠かせません。
一時期、首輪に付けるライトに凝ったことがあります。
こんなやつです。
しかしこれがすぐに壊れてしまう。
1000円前後しますが、壊れるたびに買い替えて、かなり散財してしまいました。
ペット用は、もうこりごり!
そこで注目したのが、100円ショップの自転車用LEDライト。
リチウム電池(CR1220×2個)付きで、とてもお得。
ですが、このまま使うにはちょっと不都合な点がいくつかあります。
①そこまで明るくなくてよい(電池の持ちが悪い)
⇒百均でも電池一個が105円する。替え電池を買おうとすると、電池付きのこのライトが2個買えるのだ!
②衝撃が加わると消えてしまう(接点の不具合)
③雨の日にショートして使えない
私なりの対策をご紹介いたします。
①省電力対策
最初は、2個あるLEDを1個にして(1個切除して)使っていました。
LEDは並列に接続されていたので、これだけで電池は2倍長持ちするはず。
それにしても明るすぎて、「マーカー」機能としては過剰な輝度。
抵抗を追加してさらに省電力を狙います。

先ずは、プラス側のパターンをカッターでカットします。

そんでもって、抵抗を半田付けします。
今回は、手持ちの470Ωの抵抗を使用しました。
通常は、LEDの仕様に合わせて電流量を抵抗で調整するのですが、そもそもLED仕様が不明。
実際、この製品には抵抗をかませておらず、電池からダイレクトに接続されていました。
「わかってんのかな~?」
と思いながら、とにかく輝度だけ上げる仕様なんだと感じました。中華製だから理屈無用なのかな?

ここで、抵抗の有る無しでの輝度をチェック。
右が抵抗あり。左が抵抗なしです。
輝度が抑えられていることを確認しました。

そしてさらに、左側のLEDを切除します。
試しに点灯させてみました。抵抗を付けたのに、LEDを1個にしたらかなり明るい感じ。
負荷が減った分、電流量が増えたのかな?それとも気のせい?
しかし、LED1個で抵抗なしより随分省電力になったはず…。
②衝撃対策
中華製の電池接点は、私が見る限りすべての製品の接点材料にばね性がありません。
つまり、電池を挟み込む力がないので、ちょっとした衝撃で通電不良になります。
ですので、接点をちょっと「ひん曲げ」ましょう。

写真の細い金属片が、電池のプラス部分の接点です。
ここを精密ドライバーやとんがり棒で、ちょっと電池側に曲げてやります。
このライトだと、この処置でほぼ問題は解消します。
③防水対策
ここで登場するのが「コニシ」の「G17」。昔からあるゴムベースの強力接着剤。

これも百均で売っています。日本メーカーなので、安心です。
実はこの接着剤、卓越した絶縁性を持っており、電機業界ではちょっとした有名人。
基板上の電子部品の固定によく使われていました。
実は、私も過去に仕事でこれを使用した経験があり、安価で安全な絶縁材なのです。

これを基板上の半田部分やLEDの足部分、スイッチの足部分に塗布します。
結構粘度がゆるく、「ドボ!」っと出てしまうので注意が必要です。
基盤中央にあるスイッチの内部に浸透してしまうと、スイッチの接点不良を引き起こします(経験済み)。
出来るだけ少量で、スイッチの本体にはあまり多量に付かないよう気を付けましょう。
塗布はこんな感じで完了です。
2時間ほど乾燥させて、指で触ってもべたつきがなくなれば出来上がりです。

仕上げに、これまた百均で売っているカラビナもどきのキーホルダー(3個セットで売ってます)を利用して、首輪につけられるようにします。
このライトは、スイッチを押すたびに「連続点灯」「速い点滅」「遅い点滅」になります。
夜散歩用には「点滅」が有効ですが、突入電流の頻度は少ない方が良いので、「遅い点滅」を選択するのが省電力には良いかもしれません。
こんな感じですが、半分以上は自己満足です。これで電池は3か月以上は持つでしょう。
出来れは、単三電池や単四電池を使用できるライトであれば、エネループが使えて一番経済的なんですが、百均では自転車用のテールランプしかありません。
これがどういうわけかものすごく大きくて、いまいちです。
現状ではこれが最良かな~、と満足しています。
ただ単に、LED1個を切除するだけでも十分有効に使えると思います。
ご参考までに。
それではまた!
ブログ一覧 |
アイテムDIY | ペット
Posted at
2014/01/26 17:28:22