FBにもアップしたのですが、やはりこういうのはブログではないと詳細な部分を伝えることは難しいですよね。
ということで、25年前にオートキャンプ用に購入した、コールマンのシングルバーナーの定番、スポーツスターⅡのメンテナンスを紹介します。

本品、ツーバーナーを購入してから出番が減ってしまい、それもガソリンを抜かずに圧力をかけたまま3年間放置したことがありました。
久しぶりに取り出して、ポンピングノブを緩めたところ、ノブの穴からガソリンが噴出し、上半身がガソリンまみれになってしまったことも。
明らかにチェックバルブの固着です。

ポンプカップを交換しました。かなり硬化していましたので。

それから、ポンプ部分にキャブクリーナーをたっぷり注入し、20分後ホワイトガソリンを注ぎ込み、
ホワイトガソリンごとポンピングして、チェックバルブ内を洗浄しました。
チェックバルブはこれで完全に機嫌を治してくれました。
その後ずっと機嫌がよかったスポーツスターⅡですが、最近タンク内の圧力がすぐに抜けてしまうようになりました。
100回ポンピングしても、着火後に火力が安定せず、さらに30~50回ポンピングする必要があり、使用後に消火すると、30分後に着火しようとしてもほとんど圧が抜けているのです。
では、今回の圧抜けの原因は何なのか?
ググっても、ほとんどの場合、チェックバルブの交換を勧めています。

チェックバルブの圧もれを確認するには、ポンピング後ノブの穴付近に火を近づけ、燃え上がるかどうかを確かめるのが有効とのこと。
しかし、なんら異常はありません。
これはチェックバルブが原因ではないと確信しました。
はてさて、どうしようと考えていたところ、気になるところを発見しました。

火力調整バルブから、ガソリンが漏れていました。
「こんなこと、ググってもヒットしなかったがな~」
と思いながら、とても怪しいので分解してみました。

これは米国製なので、ナットはインチ規格。いわゆる「吋(ぶ)」なんです。
10mmのスパナを慎重に使用したら、何とか緩みました。

バルブを引き抜いたら、なにやらOリングのようなものがついていました。
この画像は、新品のOリングに交換したものですが、取り出したときのものは明らかに白化しており、弾性が失われているようなものになっていました。
「これダー」私は確信しました。

ホームセンターで、寸法が一致していそうなOリングを購入しました。
120円くらい。

右が旧品。左が新品です。
旧品は、断面が四角になっていて、白化して弾力もなくなっています。
新品は、さすがに生き生きしていて、期待ができそうです。
シリコンオイルを塗布し、バルブユニットに装着し、火力調整バルブに組み込みました。
さすがに新品なので、組み込みはかなりきつかったです。
シリコンオイルは、必須アイテムですね。ゆめゆめCRCを使うことなかれ。
ゴムが劣化しますので。

早速ポンピングしてみます。
50回くらいポンピングして着火してみます。

無事着火しました。
これは、メンテ前から着火は問題なかったのです。
その後、消火してからのタンク内圧力は保持されているようです。
何とか成功しました。
この部分のOリングの交換を指摘しているサイトは、自分の知る限りありませんでした。
このようなことで悩まれている方たちの助けになれば幸いです。
このストーブは、あと20年くらいは現役でいられそうです(笑
それではまた。
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Posted at
2014/01/31 11:11:24