
もっともLCI変化が顕著なモデルではないだろうか(笑)
3GTが1年点検ということもあり代車にチョイスされたのが今回のモデル。
なんとある意味レアな4気筒1600ccモデルです。
ODO4700km程度です。
◆外装
グレードは118iスタイル。
LCIの特徴としてシャープになった目とトランクまで伸びたテール
目がシャープになってかなり売れたようです。
そして、標準装備になったLEDヘッドランプとウィンカーもスゴイですね。
LEDヘッドランプはいつまでたっても真っ白で乗ってて気持ちがいいです。
◆諸元
今はもうない4気筒。
3気筒が発売された時にかなりの値引きになったそうです。
タイヤはいつも通りRFTです。
◆内装
特に大きな変更はないですが、スタイル専用のシートの色味は賛否両論?
個人的には好きです。
リヤシートのレッグスペースは大丈夫か?と思いましたが、CTに比べれば十分です。

200kmほどドライブしてきましたので個人的見解とメモ程度に。
ただし、空気圧の設定は自分好みに変更した後の状態です。
◆インプレッション
〈乗り心地〉
FRならではの取り回しの良さと車重の軽さからの慣性の低さは非常に乗りやすいですね。
一般的な路面や荒れた路面含め、バネ上ビジーな動きがなく、乗り味としては印象は良い。
路面の凹凸にタイヤが取られることもなく、微修正を必要とする事もありません。
乗り心地に関しては人それぞれかもしれませんが、
今回の車両に関しては入力は多いが当たりは丸い、ということと
入力に対する収束が良い、というとこですね。
BMWの車格が上がれば入力数が徐々に減っていき、
モードスイッチでは収束勾配と収束を可変させていく感じですね。
エントリーモデルとしては十分な性能だと思います。

ロードノイズに関しては、若干音が大きいため、質感に欠けます。
もう少し暗騒音が下がるとさらに質感が向上するような感じです。
通常使用領域での車速帯では、トレース性が良くストレスなく走行することができます。
BMWではラックパラレルのEPSですが、良くできていますね。
切り込み側も戻し側も自分の意図した力で操作できるので、
オーバーシュートした車の動きが生まれず、気を使わなくても運転できます。
また、保舵力・バネ感も適度ですのでラフに運転してもバネ上が暴れる心配はありません。
〈ドラビリ〉
今回の車両は4気筒モデルですが、3気筒モデルとほぼ同等の諸元です。
60km/h程度ではすでにマックストルクが立ち上がっている回転数ですので、
踏み込んで行けばシフトダウンの必要もなくストレスなく応答します。
この車は8AT車両でトルコン式です。
シフトショックはアップ、ダウンともに非常に小さく良く出来ています。
過去は変速時にわずかに、わずかにG抜けしていましたが、
だいぶなくなってきました。
DSGほどのダイレクト感はありませんが、他メーカーさんも見習ってほしいほどの美しいツナギだと思います。

アクセルペダルはオルガン式が採用されています。
フットレスト含めしっかり収められるスペースが取られています。
ペダルの配置も大きな問題なく、自分の足のサイズではしっかりとドライビングポジションが取れます。
〈ブレーキ〉

ペダルはATベースのブレーキペダルが装着されています。
※M3などではMT用ブレーキペダルになっており、面積の小さいものになります。
相変わらずBMWのブレーキはよく効きますね。
どのシリーズに乗っても 、これだけ踏めばこれだけ効く、という統一感がありますね。
そういう意味でどの車に乗り換えてもコクピットスタディが要らないですね。
ブレーキは人がフィードバックして操作する項でもあるので、
抜き側のフィーリングも非常に重要になりますね。
ベンツのように機械的に戻しにヒスを設けているのもあるように
BMWもペダルをすぐに戻しても制動が抜ける、ということもありませんね。
T社の車はスコット制動が抜けてしまうため、リリースにとても気を使いますよね。
BMWはクリープが強いこともあり、停止直前での押し出しが強く
少しブレーキには気を使ってしまいます。
〈操安性能〉
やはり何と言ってもブレーキに安心感がなければ速度は出せないでしょう。
BMWの特徴として、旋回制動が非常に良く出来ています。
カタログ上ではCBCと言った制御もその一つです。
ドライでもウェットでも確実に行きたい方向に向けて制動をかける事が可能です。
これが安心感に繋がりますよね
※あくまで緊急回避の意味で。
自己直は若干弱いところはありますが、そこはBMWの特徴でもありますかね。
どのシリーズもだいたい同じレベルです。
ポルシェは自己直についてはお手本ですね。
コーナリングですが、
接地荷重のコントロールが非常にし易いですね。
コーナー手前でのブレーキング、操舵、アクセルオン、
この一連の動作がヒスなくストレスなくバシッと決まりますね。
タイヤ4輪がしっかりと接地しているのを感じられます。
コーナーは頭が出口を向かない限りアクセルは踏めませんよね。
そういう面で頭が素直に出口に向かって行くので、アクセルを踏むのにストレスがありませんね。
ロールが大きい小さいなんてあまり重要なファクターではありません。
コーナー入り口から出口までをいかにストレスなく駆け抜けられるか、が重要です。
そこにはブレーキ、操舵感、ドラビリと相まった全体で構成されています。
やはりどれか一つでも飛び抜けて良かったり、悪かったりすると乗りずらくなってしまいます。
そういう意味ではよくバランスが取れていますね。
◆総評
あくまで純正空気圧ではなく、こちらで調整した状態においてスタートしたインプレッションと
独断と偏見です。
空気圧は
Fr2.0/Rr2.2 ➡︎ Fr2.2/Rr2.0に変更です。
乗り心地 ★★★☆☆
操安性能 ★★★☆☆
コスパ ★★☆☆☆